8post

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'''8post'''(エイトポスト)は、[[雲上の座/Cloudpost]][[ヴェズーヴァ/Vesuva]]を4枚ずつ投入した[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の総称。[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]により[[雲上の座/Cloudpost]]が実質8枚使用できることからこう呼ばれる。[[時のらせん]]参入後の[[エクステンデッド]][[環境]]で組まれ、主に[[白青]]で構成される。
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'''8post'''(エイトポスト)は、[[雲上の座/Cloudpost]]からの[[マナ]]をベースとした[[デッキ]][[土地]]の構成によって[[雲上の座/Cloudpost]]を実質8枚投入したような構成を取ることからこう呼ばれる。
  
 
==概要==
 
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{{#card:Cloudpost}}
 
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{{#card:Vesuva}}
 
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基本は同環境の[[青白トロン#エクステンデッド|青白トロン]]と同じであり、[[]][[引く|ドロー]]で[[雲上の座/Cloudpost]]を集め大量[[マナ]]をベースに[[正義の命令/Decree of Justice]]などを活用する。
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最初に登場したのは[[時のらせん]]参入後の[[エクステンデッド]][[環境]][[ヴェズーヴァ/Vesuva]]で[[雲上の座/Cloudpost]][[コピー]]することで実質8枚体制になる。
  
この[[デッキ]]の利点は、[[ウルザランド]]のように[[色マナ]]の[[スロット]]を圧迫しないこと、また、2枚揃うだけでも結構な効果があることだろう。ただ[[雲上の座/Cloudpost]]を使うデッキはどれもそうだが、このデッキは雲上の座が5枚も6枚も並ぶので、小回りがきかないのが難点。[[ミラーマッチ]]になった場合はとんでもない数のマナが出るので要注意。もっとも[[マナ・バーン]]のルールは[[基本セット2010]]発売とともに廃止されたので余剰マナの処分に困るということは現在ではない。
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さらに、[[ミラディンの傷跡]]では新たなる[[神座]]である[[微光地/Glimmerpost]]が登場したことで、ヴェズーヴァに頼らなくても8枚体制を取ることができるようになった。雲上の座も微光地も[[コモン]]であることから、こちらは主に[[Pauper]]で活躍している。
  
*[[フォーマット]]は限定されるが、[[伝説の]][[エルドラージ]]を[[唱える]]のにも適している。
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基本的な動きは[[ウルザトロン]]と同様に、大量の[[無色マナ]]から[[重い|重量級]][[呪文]]を[[唱える]]ことを目指す。ウルザトロンと比較したときの利点は、[[ウルザランド]]ほど[[スロット]]を圧迫しないことから、[[色マナ]]を確保する手段を採用しやすいことにある。
*[[ミラディンの傷跡]]にて[[微光地/Glimmerpost]]が追加されたことから12postを組むことも可能になった。
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*雲上の座は数が並ぶと莫大なマナを生み出すことから、特に[[ミラーマッチ]]では膨大なマナが生まれる。[[マナ・バーン]]が存在した時期には、この小回りの利かなさが難点となった。
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*雲上の座、ヴェズーヴァ、微光地をすべて投入すれば、12postにすることもできる。
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==エクステンデット==
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主に[[白青]]の[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]として[[雲上の座/Cloudpost]]と[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]の8枚体制で組まれ、同[[環境]]の[[青白トロン#エクステンデッド|青白トロン]]と同じような動きをする。[[青]]の[[引く|ドロー]]で雲上の座を集め、大量[[マナ]]をベースに[[正義の命令/Decree of Justice]]などを活用する。
  
 
==Pauper==
 
==Pauper==
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[[ミラディンの傷跡]][[微光地/Glimmerpost]]を得たことにより成立した。緑もしくは赤青をベースとした2種のデッキが主に存在する。
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[[雲上の座/Cloudpost]][[微光地/Glimmerpost]]の8枚体制で組まれる。[[デッキカラー]]は、[[緑単色デッキ|緑単色]]もしくは[[青赤]]をベースとした2種が主流。
[[ヴェズーヴァ/Vesuva]]が使用不可であるため、、[[雲上の座/Cloudpost]][[微光地/Glimmerpost]]の8post体制である。
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===緑単型===
 
===緑単型===
 
{{#card:Ulamog's Crusher}}
 
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最序盤は[[探検の地図/Expedition Map]]で神座を[[サーチ]]してきたり、[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]や[[根の壁/Wall of Roots]]をマナ加速兼相手クリーチャーからの防壁として展開していき時間を稼ぐ。ある程度マナが揃ったら[[ファッティ]]を呼び出しひたすら殴るのが主な流れとなるが、[[滅殺]]により高い制圧力を持つ[[ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher]]や、安定して後続を呼び出せる[[オーロクスの獣群/Aurochs Herd]]が使用される傾向にある。
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最序盤は[[探検の地図/Expedition Map]]で[[神座]]を[[サーチ]]してきたり、[[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]や[[根の壁/Wall of Roots]]を[[マナ加速]]役にもなる[[壁]]を[[展開]]したりして時間を稼ぐ。ある程度[[マナ]]が揃ったら[[ファッティ]]を呼び出しひたすら殴るのが主な流れとなるが、[[滅殺]]により高い制圧力を持つ[[ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher]]や、安定して後続を呼び出せる[[オーロクスの獣群/Aurochs Herd]]が使用される傾向にある。
  
*緑単もしくはそれに準ずる構築の場合、単なる[[ビートダウン]]のような構成では対戦相手に対して一切干渉できないため[[Thermokarst]]などの[[土地破壊]]要素が加えられる。これにより、デッキの動きが[[バウンスランド]]に依存している[[白青黒ストーム]]や同系コントロールなどにある程度耐性をつけることが可能である。
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*緑単もしくはそれに準ずる構築の場合、単なる[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]のような構成では[[対戦相手]]に対して一切干渉できないため[[Thermokarst]]などの[[土地破壊]]要素が加えられる。これにより、デッキの動きが[[バウンスランド]]に依存している[[白青黒ストーム]]や同系[[コントロール (デッキ)|コントロール]]などにある程度耐性をつけることが可能である。
  
 
===赤青型===
 
===赤青型===
 
{{#card:Rolling Thunder}}
 
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序盤は[[稲妻/Lightning Bolt]]などの軽量火力で相手クリーチャーを焼いたり、[[マナ漏出/Mana Leak]]などのカウンターで時間を稼ぎながらドロー呪文を駆使しつつ土地を伸ばしていく。土地がある程度揃ったら、[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]]のような全体火力で相手のクリーチャーごと相手を焼き払ったり、緑単型でも用いられた[[ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher]]を使いライフを削っていく。
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序盤は[[稲妻/Lightning Bolt]]などの[[軽い|軽量]][[火力]]で相手クリーチャーを焼いたり、[[マナ漏出/Mana Leak]]などの[[打ち消す|打ち消し]]で時間を稼ぎながら[[引く|ドロー]]を駆使しつつ土地を伸ばしていく。土地がある程度揃ったら、[[とどろく雷鳴/Rolling Thunder]]のような[[全体火力]]で相手のクリーチャーごと相手を焼き払ったり、緑単型でも用いられた[[ウラモグの破壊者/Ulamog's Crusher]]を使いライフを削っていく。
 
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*複数マナを生成する土地をかき集めることから[[イゼットロン]]の亜種とみることもできる。
 
*複数マナを生成する土地をかき集めることから[[イゼットロン]]の亜種とみることもできる。
  
 
== 参考 ==
 
== 参考 ==
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*[[12post]]
 
*[[青白コントロール]]
 
*[[青白コントロール]]
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2011年4月13日 (水) 23:23時点における版

8post(エイトポスト)は、雲上の座/Cloudpostからのマナをベースとしたデッキ土地の構成によって雲上の座/Cloudpostを実質8枚投入したような構成を取ることからこう呼ばれる。

目次

概要


Cloudpost / 雲上の座
土地 — 神座(Locus)

雲上の座はタップ状態で戦場に出る。
(T):戦場に出ている神座(Locus)1つにつき(◇)を加える。



Vesuva / ヴェズーヴァ
土地

あなたは、ヴェズーヴァが戦場に出ているいずれかの土地のコピーとしてタップ状態で戦場に出ることを選んでもよい。



Glimmerpost / 微光地
土地 — 神座(Locus)

微光地が戦場に出たとき、あなたは戦場に出ている神座(Locus)1つにつき1点のライフを得る。
(T):(◇)を加える。


最初に登場したのは時のらせん参入後のエクステンデッド環境ヴェズーヴァ/Vesuva雲上の座/Cloudpostコピーすることで実質8枚体制になる。

さらに、ミラディンの傷跡では新たなる神座である微光地/Glimmerpostが登場したことで、ヴェズーヴァに頼らなくても8枚体制を取ることができるようになった。雲上の座も微光地もコモンであることから、こちらは主にPauperで活躍している。

基本的な動きはウルザトロンと同様に、大量の無色マナから重量級呪文唱えることを目指す。ウルザトロンと比較したときの利点は、ウルザランドほどスロットを圧迫しないことから、色マナを確保する手段を採用しやすいことにある。

  • 雲上の座は数が並ぶと莫大なマナを生み出すことから、特にミラーマッチでは膨大なマナが生まれる。マナ・バーンが存在した時期には、この小回りの利かなさが難点となった。
  • 雲上の座、ヴェズーヴァ、微光地をすべて投入すれば、12postにすることもできる。

エクステンデット


Decree of Justice / 正義の命令 (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー

白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。


主に白青コントロールデッキとして雲上の座/Cloudpostヴェズーヴァ/Vesuvaの8枚体制で組まれ、同環境青白トロンと同じような動きをする。ドローで雲上の座を集め、大量マナをベースに正義の命令/Decree of Justiceなどを活用する。

Pauper

雲上の座/Cloudpost微光地/Glimmerpostの8枚体制で組まれる。デッキカラーは、緑単色もしくは青赤をベースとした2種が主流。

緑単型


Ulamog's Crusher / ウラモグの破壊者 (8)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

滅殺2(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)
各戦闘で、ウラモグの破壊者は可能なら攻撃する。

8/8

最序盤は探検の地図/Expedition Map神座サーチしてきたり、草茂る胸壁/Overgrown Battlement根の壁/Wall of Rootsマナ加速役にもなる展開したりして時間を稼ぐ。ある程度マナが揃ったらファッティを呼び出しひたすら殴るのが主な流れとなるが、滅殺により高い制圧力を持つウラモグの破壊者/Ulamog's Crusherや、安定して後続を呼び出せるオーロクスの獣群/Aurochs Herdが使用される傾向にある。

赤青型


Rolling Thunder / とどろく雷鳴 (X)(赤)(赤)
ソーサリー

望む数のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする。とどろく雷鳴はそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。


序盤は稲妻/Lightning Boltなどの軽量火力で相手クリーチャーを焼いたり、マナ漏出/Mana Leakなどの打ち消しで時間を稼ぎながらドローを駆使しつつ土地を伸ばしていく。土地がある程度揃ったら、とどろく雷鳴/Rolling Thunderのような全体火力で相手のクリーチャーごと相手を焼き払ったり、緑単型でも用いられたウラモグの破壊者/Ulamog's Crusherを使いライフを削っていく。

  • 複数マナを生成する土地をかき集めることからイゼットロンの亜種とみることもできる。

参考

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