Old Fogey
提供:MTG Wiki
32行: | 32行: | ||
|} | |} | ||
− | *この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2[[ターン]]目にプレイできれば、4ターン目には7/ | + | *この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2[[ターン]]目にプレイできれば、4ターン目には7/7+αで殴りかかれる。エコーの支払いがなくなってしまったおかげで維持のための[[マナ]]が激減してたいした負担でもなくなってしまった。 |
*現在の[[ルーリング]]に合わせた表記へ書き換えるとすれば、以下のようになる。[[エコー]]にはエコー・コストの表記が加わり、[[雪かぶり]]は[[氷雪]]に置き換えられることになる。 | *現在の[[ルーリング]]に合わせた表記へ書き換えるとすれば、以下のようになる。[[エコー]]にはエコー・コストの表記が加わり、[[雪かぶり]]は[[氷雪]]に置き換えられることになる。 | ||
+ | しかしそれでもエコーは支払うタイミングがほぼ存在しない。 | ||
{{カードテキスト | {{カードテキスト |
2009年7月27日 (月) 21:19時点における版
Summon — 恐竜(Dinosaur)
フェイジング、累加アップキープ(1)、エコー(緑)(緑)、消散3、他の恐竜(Dinosaur)とのバンド、プロテクション(ホマリッド(Homarid))、雪かぶり平地渡り、側面攻撃、ランページ2
7/7フェイジング、累加アップキープ、エコー、消散、他の恐竜とのバンド、プロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡り、側面攻撃、ランページと、妙に古いキーワード能力が並んでいる。さらに、クリーチャー・タイプの恐竜もこれ以前には随分昔に1体いたのみだったマイナー種族である(その1体も今はクリーチャー・タイプが変更されてしまった)。
Blast from the Pastと対をなす「旧世代」のカードで、枠がスカージ以前までの物だったり(タイプ欄などが太字なので、正確にはポータルなどに類する)、タイプ欄が「恐竜の召喚」(Summon Dinosaur)だったり、更にはイラストレーターの誤植までそのまま。もちろんプレミアム・カードには流星マークまでついている。
2マナで7/7とマナレシオが非常に大きい。しかしフェイジングとエコーと消散と累加アップキープがあるため序盤に出しても制約が大きい。それに、これらの能力が同じカードにあるため処理も面倒である。回避能力はあるものの、雪かぶり平地渡りとプロテクション(ホマリッド)なのでそこまで期待できない。ただコールドスナップの影響で渡りは強化されたと言えるし、側面攻撃とランページを持つためクリーチャー同士の戦闘ではほぼ無敵である。複数並べた日には、互いのバンドによってさらなる猛威を振るうことだろう。 2009年7月のM2010ルールへのルール変更によりフェイジングの機能が変更されてしまったのでOld Fogeyのエコー・コストを支払うことはほぼ不可能になってしまった。
永劫の中軸/Eon Hubでアップキープを飛ばすのが最も有力。また、ブラストダーム/Blastoderm同様速攻をつけるのもよい。最後は手綱取り/Grab the Reinsか何かで投げよう。
以下はMark RosewaterによるFAQ(TIWDAWCC)から参考にした、簡単なガイド。
第1ターン | Old Fogeyをプレイする |
第2ターン | アンタップ・ステップの開始時に、これがフェイズ・アウトする |
第3ターン | フェイズ・インする。アップキープに累加アップキープを支払う。1ターン目からコントロールし続けているのでエコーは誘発しない消散カウンターは残り2 |
第4ターン | フェイズ・アウトする |
第5ターン | フェイズ・インする。累加アップキープを支払う。消散カウンターは残り1 |
第6ターン | フェイズ・アウトする |
第7ターン | フェイズ・インする。累加アップキープを支払う。消散カウンターは無くなる |
第8ターン | フェイズ・アウトする |
第9ターン | フェイズ・インする。累加アップキープを支払うまでもなく(それぞれ支払いは可能)、消散のために生け贄に捧げられる |
- この手順を冷静に見てみると、これが実は普通に強いクリーチャーであることがわかる。2ターン目にプレイできれば、4ターン目には7/7+αで殴りかかれる。エコーの支払いがなくなってしまったおかげで維持のためのマナが激減してたいした負担でもなくなってしまった。
しかしそれでもエコーは支払うタイミングがほぼ存在しない。
非公式/非実在カード
Old Fogey (緑)(緑)クリーチャー ― 恐竜(Dinosaur)
フェイジング、累加アップキープ(1)、エコー(緑)(緑)、消散3、他の恐竜(Dinosaur)とのバンド、プロテクション(ホマリッド)、氷雪平地渡り、側面攻撃、ランページ2
7/7- 他の〜とのバンドを元から持っている唯一のカード。他にもプロテクション(ホマリッド)、雪かぶり平地渡りを持つのはこのカードのみ。
- マジックで最多の9個キーワード能力(のみ)を持つクリーチャー。次点は怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathの7個。
- 当時としては「過去の遺物」であったキーワード能力ばかりなのだが、その後のコールドスナップで累加アップキープが復活、氷雪土地渡りを持つ新しいクリーチャーも現れた。さらに、まさに過去の遺物がテーマの一端である時のらせんブロックでは、側面攻撃と、タイムシフト限定ながらランページが再登場、ホマリッドにも新種が出現した。また、エコーの概念は拡張されてエコー・コストが加わり、消散は消失となって帰ってきた。フェイジングはさすがに登場しなかったが、フェイズ・アウト領域を利用していたクリーチャーである熱狂のイフリート/Frenetic Efreetが、フェイズ・アウト領域を利用しない熱狂スリヴァー/Frenetic Sliverとしてリメイクされた。バンドに関しても、その代替としてデザインされた(→コーの遊牧民/Nomads en-Kor)ダメージ移し変え能力を持つコー一族の新顔、コーの先導/Outrider en-Korが登場している。
- しかし恐竜の新登場だけはならず、次のローウィン・ブロック登場に伴う2007年9月サブタイプ変更とルール更新により、黒枠から恐竜は完全消滅、Old Fogeyは最後で唯一の恐竜として、銀枠世界で生き続けることになった。尤もそのローウィンで登場した多相持ちのお陰で、プロテクションできる相手も大量に増えはしたのだが。
- このおじいさんがフレイバー・テキストで語っているマジック論は素晴らしい。ちなみにコレクター番号がつけられたのは7年近く前の話であるし、タップ・シンボルの歴史も古い。
最近のガキときたらやれコレクター番号だ目新しいタップシンボルだ。ブラック・ロータス20枚と疫病ネズミ20枚。これこそが本当のマジックじゃ。
- こんなのが雪かぶりの平地を歩いていたらすぐにばれそうなものだが、氷河期の恐竜でPygmy Allosaurusがいるため、おそらくこの辺をいじったものだと思われる。
- イラストの背後でTime Machineが墜落している。
- 準公式訳の「頑固じいさん」と名前だけ聞くと、恐竜とはすぐに分からない。