スライ

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(イクサラン:失われし洞窟後)
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'''スライ'''(''Sligh'')は、[[赤]]を中心とした、[[マナカーブ]]と[[ダメージ]]効率を重視した超速攻[[ウィニー]][[デッキ]]。または、赤を中心とした[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]系デッキの総称。デッキ名は[[Paul Sligh]](ポール・スライ)のラストネームに由来する。
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{{ノート参照}}
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'''スライ'''(''Sligh'')は、[[赤]]を中心とした、[[マナカーブ]]と[[ダメージ]]効率を重視した超速攻[[ウィニー]][[デッキ]]。または、赤を中心とした[[ビートダウンデッキ]]の総称。デッキ名は[[Paul Sligh]](ポール・スライ)のラストネームに由来する。
  
 
==概要==
 
==概要==
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下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。
 
下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。
  
 +
*[[スライ/スタンダード/団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期|団結のドミナリア〜ファイナルファンタジー期]]
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*[[スライ/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期|イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]
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*[[スライ/スタンダード/イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]
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*[[スライ/スタンダード/エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期|エルドレインの王権〜フォーゴトン・レルム探訪期]]
 
*[[スライ/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]
 
*[[スライ/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ラヴニカのギルド~基本セット2021期]]
 
*[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]
 
*[[スライ/スタンダード/イクサラン・ブロック~基本セット2020期|イクサラン・ブロック~基本セット2020期]]
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==パイオニア==
 
==パイオニア==
[[パイオニア]]において、各シーズンの強力なパーツを集めた赤単の[[アグロ]]・デッキが成立する。
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[[パイオニア]]では、様々な[[カード・セット|セット]]の強力なパーツを集めた[[赤単色デッキ|赤単色]]の[[アグロ]]・[[デッキ]]が成立する。
  
{{#card: Monastery Swiftspear}}
+
{{#card:Monastery Swiftspear}}
{{#card: Smuggler's Copter}}
+
{{#card:Wild Slash}}
{{#card: Ramunap Ruins}}
+
{{#card:Ramunap Ruins}}
  
[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]を始めとした優秀な[[ウィニー]][[クリーチャー]][[火力]][[呪文]]で攻め立て、[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]や[[ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins]]といったスタンダードにおいて禁止された強力なカードで脇を固める。
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[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]や[[損魂魔道士/Soul-Scar Mage]]などの優秀な[[ウィニー]][[クリーチャー]]と、[[乱撃斬/Wild Slash]]や[[稲妻の一撃/Lightning Strike]]といった[[火力]][[呪文]]で攻め立て、[[ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins]]も絡めて[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る|削り]]切る。[[果敢]]持ちが採用されることが多いため、[[果敢_(デッキ)#パイオニア|果敢デッキ]]の一種ともいえる。
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{{#card:Obosh, the Preypiercer}}
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{{#card:Collective Defiance}}
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[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後は、新たに[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を[[相棒]]に据えたタイプが登場したが、相棒のルール変更後は数を減らした。
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{{#card:Ojer Axonil, Deepest Might}}
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[[イクサラン:失われし洞窟]]参入後は、[[最深の力、オヘル・アショニル/Ojer Axonil, Deepest Might]]を採用したタイプも登場した。アショニルの能力を活かすため、非[[戦闘ダメージ]]を継続的に与えられるカードが多く入りやすい。
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{{#card:Slickshot Show-Off}}
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[[サンダー・ジャンクションの無法者]]では[[果敢]]と同じ条件で強化される[[精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Off]]が登場した。これは[[ウィザード]]であるため、[[魔術師の稲妻/Wizard's Lightning]]と併用される場合が多い。
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 +
{{#card:Heartfire Hero}}
 +
{{#card:Emberheart Challenger}}
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[[ブルームバロウ]]参入後は、[[心火の英雄/Heartfire Hero]]や[[熾火心の挑戦者/Emberheart Challenger]]といった[[雄姿]]持ちの[[ハツカネズミ]]たちを採用したタイプが登場した。
  
 
===サンプルリスト===
 
===サンプルリスト===
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====初期型====
 
*備考
 
*備考
 
**Pioneer Challenge #12006983 on 11/03/2019 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2019-11-04 参考])
 
**Pioneer Challenge #12006983 on 11/03/2019 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2019-11-04 参考])
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{{#MagicFactory: df319500}}
 
{{#MagicFactory: df319500}}
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*[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]][[禁止カード|禁止]]前の初期型。後の[[スライ#wizardburn|ウィザード・バーン]]同様[[損魂魔道士/Soul-Scar Mage]]・[[ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner]]と[[魔術師の稲妻/Wizard's Lightning]]の[[タイプ的]][[シナジー]]が組み込まれている。
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====密輸人の回転翼機禁止後====
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*備考
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**[[プレイヤーズツアーフェニックス20]] ベスト4([https://magic.gg/events/players-tour-phoenix-2020 参考])
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**使用者:[[Zachary Kiihne]]
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**[[パイオニア]](~[[テーロス還魂記]])
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{{#MagicFactory: df319647}}
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*密輸人の回転翼機禁止後のリスト。[[朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell]]を[[マナカーブ]]の頂点に置いている。
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====イコリア:巨獣の棲処後====
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*備考
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**Pioneer Challenge #12148183 on 05/03/2020 ベスト4([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2020-05-04 参考])
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**使用者:KelMasterP
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*[[フォーマット]]
 +
**[[パイオニア]](~[[イコリア:巨獣の棲処]])
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{{#MagicFactory:df319911}}
 +
*[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後の、[[獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer]]を[[相棒]]に据えたタイプ。
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 +
====イクサラン:失われし洞窟後====
 +
*備考
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**Pioneer Challenge on 01/06/2024 ベスト8([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-showcase-challenge-2024-01-0712603864 参考])
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**使用者:Gobern
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パイオニア]](~[[イクサラン:失われし洞窟]])
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{{#MagicFactory:df323117}}
 +
*[[イクサラン:失われし洞窟]]参入後の、[[最深の力、オヘル・アショニル/Ojer Axonil, Deepest Might]]を軸にしたタイプ。
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**[[メインデッキ]]から[[暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon]]を無理なく採用できるので、[[アブザン探検|アマリア・コンボ]]への耐性が上がっている。
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**[[サイドボード]]が14枚しかないが、[[Magic Online]]公式サイト側の不備か、実際に14枚だったのかは不明。
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<span id="wizardburn"></span>
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====サンダー・ジャンクションの無法者後====
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*備考
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**Pioneer Challenge 32 on 11/08/2024 準優勝([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2024-11-0812704548 参考])
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**使用者:MJ_23
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*[[フォーマット]]
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**[[パイオニア]](~[[ダスクモーン:戦慄の館]])
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{{#MagicFactory:df324198}}
 +
*[[魔術師の稲妻/Wizard's Lightning]]のために[[ウィザード]]を多く採用していることからウィザード・[[バーン]]とも呼ばれる。
 +
 +
====ブルームバロウ後====
 +
*備考
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**Pioneer Challenge 32 on 11/23/2024 6位([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2024-11-2312706772 参考])
 +
**使用者:Xuxa
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パイオニア]](~[[ファウンデーションズ]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df324055}}
 +
*[[雄姿]]を[[誘発]]させるために強化呪文が多く採用され、また[[多様な鼠/Manifold Mouse]]も用いられる。
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==テンペスト期のエクステンデッド==
 
==テンペスト期のエクステンデッド==
 
[[ローテーション]]後の[[エクステンデッド]]におけるスライは、[[土地破壊]]の要素を組み込み、特に[[Red Deck Wins#エクステンデッド|Red Deck Wins]]の名で呼ばれることが多い。
 
[[ローテーション]]後の[[エクステンデッド]]におけるスライは、[[土地破壊]]の要素を組み込み、特に[[Red Deck Wins#エクステンデッド|Red Deck Wins]]の名で呼ばれることが多い。
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{{#MagicFactory:df303376}}
 
{{#MagicFactory:df303376}}
 
==パウパー==
 
==パウパー==
[[パウパー]]でも少数が存在する。
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[[パウパー]]の赤単としては[[ゴブリン (デッキ)#パウパー|ゴブリンデッキ]]や[[バーン#パウパー|バーン]]が有力だが、スライタイプも少数が存在している。
 
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パウパーの赤単としては[[ゴブリン (デッキ)#パウパー|ゴブリンデッキ]]や[[バーン#パウパー|バーン]]が有力だが、スライタイプも少数が存在している。[[テーロス・ブロック]]参入後は[[英雄的]]を持つクリーチャーを中心に据えた[[英雄的 (デッキ)|英雄的デッキ]]が主流となっている。
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{{#card: Akroan Crusader}}
 
{{#card: Akroan Crusader}}
 
{{#card: Satyr Hoplite}}
 
{{#card: Satyr Hoplite}}
  
[[モダンマスターズ2017]]発売以降は[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]を投入したものが結果を残している。
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[[テーロス・ブロック]]参入後は、'''赤単英雄的''' (''Mono-Red Heroic'')と呼ばれる、[[英雄的]]を持つ[[クリーチャー]]を中心に据えた[[英雄的 (デッキ)|英雄的デッキ]]が主流となっている。強化手段は[[噛み傷への興奮/Furor of the Bitten]]のような[[オーラ]]をはじめとして、[[ティムールの激闘/Temur Battle Rage]]のような[[インスタント]]、[[ソーサリー]]など様々である。また[[焼身の魂喰い/Immolating Souleater]]を採用し、[[ソウルイーター]]との[[ハイブリッドデッキ]]の形をとる場合もある。
  
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{{#card: Kiln Fiend}}
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{{#card: Festival Crasher}}
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また、[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]も赤単英雄的の追加のアタッカーとして採用される場合がある。[[イニストラード:真夜中の狩り]]で[[祭り壊し/Festival Crasher]]を獲得したことで、このような自分を対象としないインスタント・ソーサリーによっても強化されるクリーチャーを主軸として運用し、英雄的を持つクリーチャーを抜いたタイプが赤単英雄的から派生した。この[[ウィー=ゼロックス#パウパー|ウィー=ゼロックス]]にも似たデッキのことを特に'''赤単ブリッツ''' (''Mono-Red Blitz'')、もしくは'''赤単果敢'''、'''悪鬼シュート'''と呼ぶ。
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{{#card: Akroan Crusader}}
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{{#card: Kiln Fiend}}
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[[テーロス・ブロック]]参入以降に登場した、各種高速[[ビートダウンデッキ]]は'''[[赤単ブリッツ]]'''の項を参照。
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{{#card: Goblin Heelcutter}}
 
{{#card: Burning-Tree Emissary}}
 
{{#card: Burning-Tree Emissary}}
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{{#card: Goblin Bushwhacker}}
  
===サンプルリスト1===
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[[タルキール覇王譚ブロック|タルキール・ブロック]]で[[ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter]]、[[モダンマスターズ2017]]で[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]を獲得した後は、[[クリーチャー]]を大量に投入して優秀な[[火力]]でサポートする'''[[Red Deck Wins|RDW]]'''型が結果を残している。[[戦闘ダメージ]]を最大化するために[[パワー]]2以上のクリーチャーが多く採用され、それに加えて[[キッカー]]で[[全体強化]]と[[速攻]]付与が可能な[[ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker]]が用いられる。また[[電謀/Electrickery]]などに耐えるために、[[タフネス]]も2以上のものがほとんどである。
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<!--
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===赤単英雄的===
 +
 
 +
====サンプルリスト1====
 
*備考
 
*備考
 
**Pauper Premier #8714937 on 09/05/2015 3-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-09-06 参考])
 
**Pauper Premier #8714937 on 09/05/2015 3-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-daily-2015-09-06 参考])
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{{#MagicFactory:df314661}}
 
{{#MagicFactory:df314661}}
* 赤単英雄的と呼ばれるタイプ。
+
*[[ティムールの激闘/Temur Battle Rage]]獲得後のリスト。こちらは強化手段として[[オーラ]]を多く採用しているため、[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]を採用していない。
===サンプルリスト2===
+
====サンプルリスト2====
 +
*備考
 +
**Pauper Constructed League 5-0(2018/05/16)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2018-05-16 参考])
 +
**使用者:eihort
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](〜[[ドミナリア]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df318667}}
 +
*赤単英雄的と[[ソウルイーター]]との[[ハイブリッドデッキ]]。
 +
 
 +
====サンプルリスト1====
 +
*備考
 +
**Pauper Daily #8418493 on 06/29/2015 3-1([https://www.mtggoldfish.com/deck/301070 参考])
 +
**使用者:basking_devil
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[モダンマスターズ2015]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df323877}}
 +
*強化手段を[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]と相性のいい[[インスタント]]と[[ソーサリー]]に寄せたタイプ。
 +
 
 +
====サンプルリスト2====
 +
*備考
 +
**Pauper Daily #8552242 on 08/11/2015 3-1([https://www.mtggoldfish.com/deck/312105 参考])
 +
**使用者:nekotora
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[マジック・オリジン]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df323878}}
 +
*こちらは強化手段として[[オーラ]]を多く採用しているため、[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]を採用していない。
 +
 
 +
====サンプルリスト3====
 +
*備考
 +
**Pauper League on 02/21/2018 5-0([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2018-02-21 参考])
 +
**使用者:Chups_Zookeeper
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[イクサランの相克]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df323879}}
 +
*上で示した2タイプの折衷型。
 +
 
 +
====サンプルリスト4====
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #12404232 on 04/03/2022 4位([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2022-04-03 参考])
 +
**使用者:Mogged
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](~[[神河:輝ける世界]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory:df323880}}
 +
*大量に採用された[[キャントリップ]][[呪文]]を[[唱える]]たびに[[燃え立つ預言者/Burning Prophet]]の[[占術]]が[[誘発]]するため、[[引く|ドロー]]の質を高めることができる。
 +
 
 +
====サンプルリスト5====
 +
*備考
 +
**Pauper League on 9/16/2024 5-0([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-league-2024-09-168386 参考])
 +
**使用者:IvernOP
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](〜[[ブルームバロウ]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df323765}}
 +
*マナ加速手段として[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]、[[猿人の指導霊/Simian Spirit Guide]]を採用して、[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]や[[焼身の魂喰い/Immolating Souleater]]の早期着地を狙う。
 +
 
 +
===赤単ブリッツ===
 +
====サンプルリスト1====
 +
* 備考
 +
** 第1期パウパー神決定戦 準優勝 on 06/25/2022([https://article.hareruyamtg.com/article/63391/ 参考])
 +
** 使用者:[[高野成樹]]
 +
* [[フォーマット]]
 +
** [[パウパー]](〜[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df321262}}
 +
*[[窯の悪鬼/Kiln Fiend]]や[[祭り壊し/Festival Crasher]]を軽量呪文の連打で強化し、[[ティムールの激闘/Temur Battle Rage]]で[[二段攻撃]]と[[トランプル]]を付与して[[投げる|シュート]]する。その高い爆発力から、一種のコンボデッキとも言える。
 +
 
 +
====サンプルリスト2====
 +
*備考
 +
**Pauper Challenge #12464069 on 8/28/2022 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2022-08-29 参考])
 +
**使用者:FerMTG
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](〜[[ダブルマスターズ2022]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df323764}}
 +
*[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]獲得後のリスト。
 +
 
 +
====サンプルリスト3====
 +
*備考
 +
**Pauper League on 12/16/2023 5-0([https://www.mtgo.com/decklist/pauper-league-2023-12-167795 参考])
 +
**使用者:gforgregarious
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パウパー]](〜[[イクサラン:失われし洞窟]])
 +
 
 +
{{#MagicFactory: df323876}}
 +
*[[僧院の速槍/Monastery Swiftspear]]禁止直後のリスト。3種類目の[[クロック]]として、[[団結のドミナリア]]で獲得した[[ギトゥの増幅士/Ghitu Amplifier]]を採用している。
 +
-->
 +
===サンプルリスト1===
 
*備考
 
*備考
 
**Pauper Challenge #11670678 on 10/28/2018 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-10-29 参考])
 
**Pauper Challenge #11670678 on 10/28/2018 準優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2018-10-29 参考])
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{{#MagicFactory: df318865}}
 
{{#MagicFactory: df318865}}
* [[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]加入後のクリーチャー主体のリスト。1マナでパワー2をもつクリーチャーが12枚も入っている。
+
*[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]加入後のRDWのリスト。1マナでパワー2をもつクリーチャーが12枚も入っている。
 +
*炎樹族の使者から出るマナで唱えられる上に、[[速攻]]を持つためすぐに[[攻撃]]可能な2マナ[[シングルシンボル]]クリーチャーとして、[[泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort]]と[[谷を駆ける者/Valley Dasher]]が採用される。
 +
*[[ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter]]の[[疾駆]]によって、[[モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts]]などの[[ペナルティ能力]]を踏み倒し続けることができる。
  
=== サンプルリスト3 ===
+
===サンプルリスト2===
* 備考
+
*備考
** Pauper Constructed League 5-0(2018/05/16)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-constructed-league-2018-05-16 参考])
+
**Pauper Challenge #12179962 on 7/11/2020 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pauper-challenge-2020-07-12 参考])
** 使用者: eihort
+
**使用者:GutoCmtt
* [[フォーマット]]
+
*[[フォーマット]]
** [[パウパー]](〜[[ドミナリア]])
+
**[[パウパー]](~[[基本セット2021]])
  
{{#MagicFactory: df318667}}
+
{{#MagicFactory: df323763}}
* 赤単英雄的と[[ソウルイーター]]との[[ハイブリッドデッキ]]
+
*[[パウパー]]の公式フォーマット化に伴い[[ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade]]を獲得した後のRDWのリスト。
 +
*[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]と[[谷を駆ける者/Valley Dasher]]以外のクリーチャーはすべて[[ゴブリン]]であるため、ゴブリンの手投げ弾以外に[[火花鍛冶/Sparksmith]]も採用される。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]])
+
*[http://web.archive.org/web/20190602184053/http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,en Finding the Tinker Deck(Internet Archive)]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/tinker-%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E6%8E%A2%E7%A9%B6-2000-01-01 Tinkerデッキへの探究]([[WotC]]、文:[[Mike Flores]])
*[http://www.wizards.com/sideboard/JParticle.asp?x=sb20010607a,,ja Tinkerデッキへの探求](上の邦訳)
+
*[http://web.archive.org/web/20190907233623/http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=sb20001005a The History of Sligh(Internet Archive)]([[Dave Meddish]]著)
*[http://www.wizards.com/sideboard/article.asp?x=sb20001005a The History of Sligh]
+
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
  

2025年2月7日 (金) 22:36時点における版

スライ(Sligh)は、を中心とした、マナカーブダメージ効率を重視した超速攻ウィニーデッキ。または、赤を中心としたビートダウンデッキの総称。デッキ名はPaul Sligh(ポール・スライ)のラストネームに由来する。

目次

概要

軽量クリーチャーと数種類の火力が主戦力で、無色ダメージソースとして呪われた巻物/Cursed Scrollなども使用される。5ターン以内に決められるかどうかが勝負の分かれ目となる。

もともとのスライはJay Schneiderの唱えた「そのターンに出し得るマナをムダなく使うにはどうしたらいいか?」という理論のもと生み出されたデッキ。特定のマナカーブ(スライカーブ)に基づいて構築されており、元来は土地23枚に対して1マナ13枚、2マナ9枚、3マナ5枚、4マナ3枚を目安にクリーチャーが投入されており、火力呪文などは別途で計算されていた。

Paul Slighが使用したプロツアー予選で2位に入ったことで、以後“スライ”というニックネームがつけられることになった。当時は2位でもプロツアー出場枠に入れたので、インターネット上における若干の誇大宣伝もあって、この名前が定着してしまった。実際、このデッキ(またの名を“ギーバ”や“オークの司書デッキ”)は、今日においても偉大なデッキビルダーであるJay Schneiderのデザインによるものであるが、スライに比べてその名はここ数年ほとんど表に出てこない。

近年、スライと呼ばれているデッキのほとんどがデッドガイレッド(又はバーン)に近い。エクステンデッドでは土地破壊要素も入り、赤単色の高速デッキ全体がRed Deck Winsと呼ばれることが多い。

他のデッキとの相性

良くも悪くもウィニーの特性を突き詰めたような超速攻が特徴であり、遅いデッキ全般に強い。コントロールデッキはもちろんだが、相手の速度やこちらの展開によってはウィニーが苦手とするコンボデッキミッドレンジ相手に押し切れてしまうことも珍しくない。

弱点も分かりやすく、序盤をしのげるだけ防御力を持ったデッキには弱い。軽い除去を詰め込んだコントロールデッキの他、アグロ寄りのビートダウンデッキとの相性も良くない。これは火力カード・アドバンテージを得づらいものが多い上、クリーチャーの殴り合いにおいても緑や白のクリーチャーはコスト・パフォーマンスが高く、さらにプロテクション被覆呪禁を持つものが多いため、攻撃力と引き換えに総合的なコスト・パフォーマンスで劣るスライでは直接的な殴り合いに押し負ける場合が多いためである。そして時間が経てば経つほど自分は息切れし、相手は強力な呪文やクリーチャーを出す準備が整ってしまう。

スタンダード

下記の時期のスタンダードにおいても、活躍を見せる。

ブロック構築

各ブロック構築においても、下記の時期で活躍を見せる。

パイオニア

パイオニアでは、様々なセットの強力なパーツを集めた赤単色アグロデッキが成立する。



僧院の速槍/Monastery Swiftspear損魂魔道士/Soul-Scar Mageなどの優秀なウィニークリーチャーと、乱撃斬/Wild Slash稲妻の一撃/Lightning Strikeといった火力呪文で攻め立て、ラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsも絡めて対戦相手ライフ削り切る。果敢持ちが採用されることが多いため、果敢デッキの一種ともいえる。


イコリア:巨獣の棲処参入後は、新たに獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer相棒に据えたタイプが登場したが、相棒のルール変更後は数を減らした。


イクサラン:失われし洞窟参入後は、最深の力、オヘル・アショニル/Ojer Axonil, Deepest Mightを採用したタイプも登場した。アショニルの能力を活かすため、非戦闘ダメージを継続的に与えられるカードが多く入りやすい。


サンダー・ジャンクションの無法者では果敢と同じ条件で強化される精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Offが登場した。これはウィザードであるため、魔術師の稲妻/Wizard's Lightningと併用される場合が多い。


ブルームバロウ参入後は、心火の英雄/Heartfire Hero熾火心の挑戦者/Emberheart Challengerといった雄姿持ちのハツカネズミたちを採用したタイプが登場した。

サンプルリスト

初期型

Mono-Red Aggro [1]
土地 (19)
1 エンバレス城/Castle Embereth
14 山/Mountain
4 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
クリーチャー (21)
4 ボーマットの急使/Bomat Courier
4 大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel
4 ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner
1 熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
4 損魂魔道士/Soul-Scar Mage
呪文 (20)
4 舞台照らし/Light Up the Stage
4 稲妻の一撃/Lightning Strike
4 密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter
4 乱撃斬/Wild Slash
4 魔術師の稲妻/Wizard's Lightning
サイドボード (15)
2 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
2 ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler
2 熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent
3 暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon
4 灼熱の血/Searing Blood
2 粉々/Smash to Smithereens

密輸人の回転翼機禁止後

Mono-Red Aggro [2]
土地 (22)
1 エンバレス城/Castle Embereth
15 山/Mountain
2 変わり谷/Mutavault
4 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
クリーチャー (28)
4 ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
4 ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
4 リムロックの騎士/Rimrock Knight
4 損魂魔道士/Soul-Scar Mage
2 朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell
2 鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker
呪文 (10)
1 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
4 稲妻の一撃/Lightning Strike
1 ショック/Shock
4 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (15)
2 削剥/Abrade
1 反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
3 大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel
2 実験の狂乱/Experimental Frenzy
3 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
1 カーリ・ゼヴの巧技/Kari Zev's Expertise
3 溶岩コイル/Lava Coil

イコリア:巨獣の棲処後

Mono-Red Obosh [3]
土地 (23)
2 エンバレス城/Castle Embereth
16 山/Mountain
1 変わり谷/Mutavault
4 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
クリーチャー (25)
4 ボーマットの急使/Bomat Courier
4 砕骨の巨人/Bonecrusher Giant
1 カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh
4 ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
4 暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon
4 損魂魔道士/Soul-Scar Mage
呪文 (12)
4 集団的抵抗/Collective Defiance
4 ショック/Shock
4 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (15)
2 爆発域/Blast Zone
2 墓掘りの檻/Grafdigger's Cage
4 マグマのしぶき/Magma Spray
1 獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer
2 引き裂く流弾/Rending Volley
4 瘡蓋族の狂戦士/Scab-Clan Berserker

イクサラン:失われし洞窟後

Mono-Red Aggro(Axonil) [4]
土地 (23)
2 バグベアの居住地/Den of the Bugbear
16 山/Mountain
4 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
クリーチャー (20)
4 大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
4 最深の力、オヘル・アショニル/Ojer Axonil, Deepest Might
4 暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon
4 損魂魔道士/Soul-Scar Mage
呪文 (17)
2 勝負服纏い、チャンドラ/Chandra, Dressed to Kill
4 熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan
3 舞台照らし/Light Up the Stage
2 巨怪の怒り/Monstrous Rage
4 火遊び/Play with Fire
2 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (14)
2 祭典壊し/End the Festivities
3 引き裂く流弾/Rending Volley
3 焙り焼き/Roast
3 乱動する渦/Roiling Vortex
3 未認可霊柩車/Unlicensed Hearse

サンダー・ジャンクションの無法者後

Mono-Red Aggro [5]
土地 (19)
4 バグベアの居住地/Den of the Bugbear
10 山/Mountain
4 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
クリーチャー (17)
4 ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
1 叫ぶ宿敵/Screaming Nemesis
4 精鋭射手団の目立ちたがり/Slickshot Show-Off
4 損魂魔道士/Soul-Scar Mage
呪文 (24)
4 熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan
4 舞台照らし/Light Up the Stage
4 巨怪の怒り/Monstrous Rage
4 火遊び/Play with Fire
3 批判家刺殺/Skewer the Critics
1 棘平原の危険/Spikefield Hazard
4 魔術師の稲妻/Wizard's Lightning
サイドボード (15)
1 真紅の鼓動の事件/Case of the Crimson Pulse
1 チャンドラの敗北/Chandra's Defeat
1 湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring
4 魔道士封じのトカゲ/Magebane Lizard
2 紅蓮地獄/Pyroclasm
2 引き裂く流弾/Rending Volley
2 乱動する渦/Roiling Vortex
2 魔女跡追いの激情/Witchstalker Frenzy

ブルームバロウ後

Mono-Red Aggro [6]
土地 (19)
2 バグベアの居住地/Den of the Bugbear
11 山/Mountain
3 ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins
2 岩面村/Rockface Village
1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
クリーチャー (20)
4 熾火心の挑戦者/Emberheart Challenger
4 心火の英雄/Heartfire Hero
4 多様な鼠/Manifold Mouse
4 僧院の速槍/Monastery Swiftspear
4 叫ぶ宿敵/Screaming Nemesis
呪文 (21)
3 祖先の怒り/Ancestral Anger
4 噴出の稲妻/Burst Lightning
4 熊野と渇苛斬の対峙/Kumano Faces Kakkazan
4 巨怪の怒り/Monstrous Rage
3 無謀な怒り/Reckless Rage
3 棘平原の危険/Spikefield Hazard
サイドボード (15)
2 熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent
1 湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring
1 無謀な怒り/Reckless Rage
2 引き裂く流弾/Rending Volley
4 灼熱の血/Searing Blood
2 未認可霊柩車/Unlicensed Hearse
3 ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask's Forge

テンペスト期のエクステンデッド

ローテーション後のエクステンデッドにおけるスライは、土地破壊の要素を組み込み、特にRed Deck Winsの名で呼ばれることが多い。



優秀なウィニークリーチャー火力に加え、リシャーダの港/Rishadan Port不毛の大地/Wastelandマナを縛り、対戦相手の動きを封じる。また、オンスロートフェッチランドライブラリー圧縮しつつ、終盤の無駄な土地ドローを減らしてくれる。

要となるテンペスト・ブロックローテーションで退場してしまったが、速攻+土地破壊という動きはBoros Deck Winsにも受け継がれている。

オンスロート以降は強力なゴブリンの登場を受けてラッキースライも強化されたが、ゴブヴァンテージに取って代わられてしまい、その後のゴブリンもスライとは動きが異なる。

デュアルランド期のエクステンデッド

スライはテンペスト・ブロック以降エクステンデッドでも有力なアーキタイプになった。



基本的にはテンペスト期のものと同じで、軽量クリーチャー火力対戦相手ライフ削る。ただし、デュアルランドなど凶悪な基本でない土地が蔓延する環境であるため、定番の不毛の大地/Wastelandに加えて発展の代価/Price of Progressも多く採用される。

デッキの性質上遅いコントロールネクロなどには強いが、メタゲームの中心にあったドネイトにはIllusions of Grandeurから苦戦を強いられる。そのため、活躍の度合いはメタによるところが大きい。

サンプルリスト

Sligh [7]
土地 (22)
18 山/Mountain
4 不毛の大地/Wasteland
クリーチャー (19)
4 ジャッカルの仔/Jackal Pup
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 ゴブリン巡視部隊/Goblin Patrol
3 投火師/Fireslinger
4 ボール・ライトニング/Ball Lightning
呪文 (19)
4 呪われた巻物/Cursed Scroll
4 ショック/Shock
4 火葬/Incinerate
4 火炎破/Fireblast
3 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
サイドボード (15)
4 紅蓮破/Pyroblast
4 混沌の魔除け/Chaos Charm
3 Anarchy
2 ボトルのノーム/Bottle Gnomes
2 破壊的脈動/Shattering Pulse

レガシー

レガシーでも散見されるアーキタイプである。



レガシーの赤単といえば、ゴブリンデッキが主流であるが、純粋なスライタイプも少なくない。

構成としては、旧エクステンデッドのものを基盤とし、加えて、中盤以降の活躍が期待できる渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer運命の大立者/Figure of Destinyなどが採用される。

強力な基本でない土地が蔓延する環境であるため、火力発展の代価/Price of Progressが標準装備である。また、別な基本でない土地への対策として破滅/Ruinationを使用することもある。

最近では、タッチして闇の腹心/Dark Confidantを採用したり、をタッチしてタルモゴイフ/Tarmogoyfを採用するなどの構成も多く見られる。色が増えるとZooに近い構成をとることが多い。

また、火力が十分に充実している環境であるため、モグの狂信者/Mogg Fanatic以外のクリーチャーを外し、バーン寄りの構成を取るタイプも多い。

サンプルリスト

スライ(レガシー) [8]
土地 (17)
17 山/Mountain
クリーチャー (24)
4 ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 ジャッカルの仔/Jackal Pup
2 モグの下働き/Mogg Flunkies
2 蛮行ゴブリン/Goblin Vandal
4 炎歩スリス/Slith Firewalker
4 ボール・ライトニング/Ball Lightning
呪文 (19)
4 稲妻/Lightning Bolt
4 マグマの噴流/Magma Jet
4 火葬/Incinerate
4 火炎破/Fireblast
3 呪われた巻物/Cursed Scroll
サイドボード (15)
1 破滅/Ruination
2 血染めの月/Blood Moon
2 Anarchy
3 赤霊破/Red Elemental Blast
1 紅蓮破/Pyroblast
2 蛮行ゴブリン/Goblin Vandal
1 呪われた巻物/Cursed Scroll
2 ワイルドファイアの密使/Wildfire Emissary
1 溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge

パウパー

パウパーの赤単としてはゴブリンデッキバーンが有力だが、スライタイプも少数が存在している。


テーロス・ブロック参入以降に登場した、各種高速ビートダウンデッキ赤単ブリッツの項を参照。



タルキール・ブロックゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutterモダンマスターズ2017炎樹族の使者/Burning-Tree Emissaryを獲得した後は、クリーチャーを大量に投入して優秀な火力でサポートするRDW型が結果を残している。戦闘ダメージを最大化するためにパワー2以上のクリーチャーが多く採用され、それに加えてキッカー全体強化速攻付与が可能なゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhackerが用いられる。また電謀/Electrickeryなどに耐えるために、タフネスも2以上のものがほとんどである。

サンプルリスト1

Sligh [9]
土地 (17)
17 山/Mountain
クリーチャー (35)
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen
4 ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker
4 ゴブリンの群勢/Goblin Cohort
2 ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter
4 ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar
4 モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts
1 モグの下働き/Mogg Flunkies
4 泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort
4 谷を駆ける者/Valley Dasher
呪文 (8)
2 火炎破/Fireblast
4 稲妻/Lightning Bolt
2 命知らず/Reckless Abandon
サイドボード (15)
2 電謀/Electrickery
2 炎の斬りつけ/Flame Slash
3 鋭い痛み/Flaring Pain
2 はらわた撃ち/Gut Shot
3 紅蓮破/Pyroblast
3 粉々/Smash to Smithereens

サンプルリスト2

RDW(Pauper) [10]
土地 (18)
18 山/Mountain
クリーチャー (32)
4 炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary
4 鋳造所通りの住人/Foundry Street Denizen
4 ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker
4 ゴブリンの群勢/Goblin Cohort
2 ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter
4 モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts
4 泥騒ぎの群勢/Mudbrawler Cohort
3 火花鍛冶/Sparksmith
3 谷を駆ける者/Valley Dasher
呪文 (10)
2 火炎破/Fireblast
4 ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade
4 稲妻/Lightning Bolt
サイドボード (15)
3 電謀/Electrickery
2 炎の斬りつけ/Flame Slash
2 鋭い痛み/Flaring Pain
2 ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman
2 溶鉄の雨/Molten Rain
2 赤霊破/Red Elemental Blast
2 粉々/Smash to Smithereens

参考

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