利用者:京狐
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー基本土地]] | *[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー基本土地]] | ||
*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード]] | *[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード]] | ||
+ | *[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_タイミーワイミー]] | ||
+ | *[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_パラドックスパワー]] | ||
+ | *[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_悪の支配者]] | ||
+ | *[[利用者:京狐/sandbox_カメオ(カードデザイン)]] | ||
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催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。 | 催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。 | ||
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− | == | + | ==フェイス・オブ・ボー== |
− | ''' | + | ''フェイス・オブ・ボー''は西暦50億年当時で最古の生物であり、ボーの一族を自称する生命体。新シリーズシーズン1第二話「世界の終わり」で初登場。 |
− | + | 太陽が超新星爆発を起こして地球を飲み込む{{Gatherer|id=636014|瞬間}}を、宇宙のセレブ達を集めて鑑賞するショーを主宰した。その後、シーズン2「新地球」「グリドロック」で再登場。 | |
− | + | 西暦50億23年の新地球・ニューニューヨークの病院に入院しており、ドクターが病院の秘密を暴いた後に「次に会うときに君に秘密を告げる」と言い残す。50億43年では「大渋滞」を解決するために自分の生命エネルギーを使い果たし、フレイバーテキストにもなっている「君は一人じゃない」と遺言を残した。 | |
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− | + | この遺言はストーリーアークの伏線となっている。"'''Y'''OU '''A'''RE '''N'''OT '''A'''LONE"の各頭文字に注目することで{{Gatherer|id=635959|ある人物}}が結びつく。 | |
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− | + | 9代目、10代目、13代目ドクターのコンパニオン、''ジャック・ハークネス''と同一人物である可能性が示唆されており、またジャック・ハークネスが関連するカードが何枚か存在するため、ここで扱う。 | |
+ | キャプテン・ジャック・ハークネスは西暦5094年、ボーシェイン半島という半島がある名称不明の惑星出身の人物。半島初のエージェントとなり、「ボーの顔(フェイス・オブ・ボー)」と呼ばれるようになった。しかし何者かに2年分の記憶を盗まれ、記憶を取り戻すためにほかのタイムエージェントに詐欺行為を働いていた。 | ||
+ | その後イギリス陸軍の軍人の名前、ジャック・ハークネスを名乗り、救難信号を聞きつけたターディスが降り立った1941年のロンドンで9代目ドクターにクズ同然の救命ポッドを宇宙船と偽って売りつけようとする。しかし救命ポッドを持ち込む際に損傷させてしまい、そこから素粒子ロボット・ナノジーンが放出。ロンドン空襲で死亡したガスマスクをしていた少年を蘇生したことにより、人間を知らなかったナノジーンは人間の形をガスマスク込みで認識した結果、負傷した人間を手あたり次第、問答無用で{{Gatherer|id=635290|ガスマスクをつけた状態で治癒させ}}、少年が母親を探す行為も模倣させてしまう。世界中が戦時下という状況下ではナノジーンの対象は世界のそこかしこにいるため、人類滅亡の危機を招く。9代目ドクターとローズの奮戦で何とか{{Gatherer|id=634578|解決}}したのち、コンパニオンとなった。 | ||
− | + | 9代目ドクター最後の物語、「[[わかれ道/The Parting of the Ways]]」で{{Gatherer|id=634233|ステーション5}}の裏で暗躍する[[ダーレク]]と戦闘になり死亡するが、ローズがタイム・ボルテックスのエネルギーを解放した際、ジャックの体もこれを吸収したため、不死の体となる。しかし9代目ドクターからは死亡したものと思われ、またローズが命の危険にあったことからドクターは自分の命を代償として彼女を救い、10代目ドクターに再生したため現代に戻り、そのままステーション5に放置される。 | |
− | + | ||
− | + | 様々な時代を行き来したのち現代のロンドンで対ドクターの組織である秘密組織トーチウッドのリーダーとなり、シコラックスによって切り落とされた[[人間・タイムロード・メタクライシス/Human–Time Lord Meta-Crisis|10代目ドクターの腕]]を回収する。この腕を携帯しながらドクターを探すうちにカーディフでエネルギー充填中のターディスに飛びつき、そのまま500億年後の宇宙の果てでドクターに再会する。しかしそこでロケットの開発をしていたヤナ('''YANA''')教授が{{Gatherer|id=635459|その正体}}を現し、地球を大混乱に陥れ、ジャックは監禁される。ドクターと[[マーサ・ジョーンズ/Martha Jones]]がハロルド・マスターを倒したのちはトーチウッドに帰還する。 | |
− | + | その後の足跡は主人公を務めたスピンオフドラマ、『秘密組織トーチウッド』で語られ、4シーズンにわたってドラマ化された。トーチウッドには本編のキャラクターがクロスオーバーしている。再び「盗まれた地球」で本編に再登場。復活したダーレクと戦い、最高ダーレクを倒す功績を挙げた。 | |
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+ | 2020年、「[[ジャドゥーンの逃亡者/Fugitive of the Judoon]]」「Revolution of the Daleks」で再登場。チームターディスの面々に[[孤高のサイバーマン、アシャド/Ashad, the Lone Cyberman|孤高のサイバーマン]]に注意し、サイベリアムを絶対に渡してはならないと警告する。その後、13代目ドクターが[[ギャリフレイの終焉、マスター/The Master, Gallifrey's End|スパイ・マスター]]との戦いの後にジュドーン監獄へ投獄されるが、ドクターを救うために事前に様々な悪事を働いて投獄され、さらに19年の時をかけてドクターの隣の監獄へ収監する様に様々な工作を行い、ドクターと再会。ドクターの脱獄させ、地球に帰還する。このエピソードではライアン・シンクレアとグレアム・オブライアンがターディスを降りるため、コンパニオンとして復帰する予定であったが、過去の性的品行不良を掘り返されて炎上状態になったため出番がキャンセルとなった。Revolution of the Daleksそのため、2024年現在彼がいかにしてフェイス・オブ・ボーになったかは仔細不明である。 | ||
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+ | 引用先 | ||
+ | ミッキー・スミス役だったノエル・クラークが20人の女性に対するパワハラ・セクハラの疑惑の記事が掲載された際、その煽りを食う形でジャク・ハークネス役のジョン・バロウマンの行いも掘り返されることとなった。具体的には撮影現場での女性キャストやスタッフに対する下半身の露出、ラジオの生放送中に露出して謝罪した件など。一部の行いはオーディオドラマとして残っているため、弁明の余地がなかったことが災いとなった。この炎上の時期が2020年から2021年頃と、ちょうどドクター・フーのセットのデベロップの時期に重なっている。ノエル・クラークは証拠不十分で起訴されず、逆に新聞社を訴えて全面勝訴したのが2024年であった。そのため、ミッキー・スミスとジャック・ハークネスはカード化はおろか、フレイバーテキストやイラストでも全く触れていない。特に4シーズンにわたってスピンオフドラマの主人公を務めたうえ、上述のナノジーンの変換のナノジーンを持ち込んだ当事者であるにも関わず、そのことに一切言及がない。 | ||
+ | |||
+ | ==イアン・チェスタトン== | ||
+ | ''イアン・チェスタトン''はコールヒル高校の理科の教師。 | ||
+ | 教え子である[[スーザン・フォアマン/Susan Foreman]]が科学と歴史において並外れた知識と、人類が認識している歴史とは全く違うことを言うなどしたため興味を持つ。同僚の歴史の教師である[[バーバラ・ライト/Barbara Wright]]と共にスーザンを尾行し、交番のような箱、TARDISを発見して初代ドクターと出会う。ドクターはターディスのことを知られてはまずいと思い、二人をとりあえずターディスに乗せたままタイムトラベルをしてしまう。しかし、[[タイムトラベル]]の行き先は完全にランダムだった。イアンとバーバラはターディスで地球に戻るまで、ドクターと名乗る謎の老人との旅に出ることになる。 | ||
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+ | ドクター・フー最初のコンパニオンの一人で、一行の中では唯一の若い男性ということもあり、高校の理科の教師という肩書に収まらないほど大体なんでもできる人だった。原始的な手段での火起こし([[地球外から来た子供/An Unearthly Child]])、古代ローマ人と互角に戦えるレベルの乗馬と剣術や剣術が出来たり、敵をマヒさせるツボに精通していた。イングランド王リチャードI世からは使者として赴くために、ヤッファ領のイアン卿/Sir Ian of Jaffaの称号と共にナイトに叙勲された。 | ||
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+ | とはいえかなり過酷な目にあうことも少なくなく、砂漠で体に蜜を塗りたくられ裸で放置され、虫を体中に這わせて餌にされるという処刑法で死にかけたこともある。 | ||
+ | 日本人が見ると印象に残りやすいシーンとして、Marco Poloおよび"The Keys of Marinus"法被では鶴の模様の入った[https://www.youtube.com/watch?v=8sj-rcLjnk8 法被を着ている]。該当の映像がすべて削除されたため詳細は不明だが、Marco Poloで日本の知見があったマルコ・ポーロから貰い受けたものと思われる。 | ||
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+ | 初期のドクターは時にコンパニオンよりも自由奔放な面があったため、そのブレーキ役も果たした。また、当時の撮影スケジュールは過密だったにもかかわらず、キャストを休めるために撮影現場を止めるという発想があまりない時代だったため、部分的に俳優の出番がない脚本を作ることがあり、特にイアンはドクターがいない間はリーダー的な役割を果たすか、孤独にスーザンやバーバラを助けに行くシーンが多くあった。 | ||
+ | ダーレクが地球に侵攻した際にターディスも地球に戻ったものの、旅を続ける意向を示す。しかしスーザンが地球人の男性と共に暮らすことになり、ターディスを降りる。その後ヴィッキーという少女が一行に加わる。"The Chase"ダーレクと再度戦ったのち、ダーレクのタイムマシンを使ってバーバラと共に地球に帰還した。 | ||
+ | |||
+ | 命を懸けてまで助けようとするバーバラとの関係はシリーズ中には不明瞭な書かれ方をしていた。元の時代に帰った後の二人の関係は長らく語られなかったが、新シリーズ時代のスピンオフ作品である、「Sarah Jane Adbenture」では旅を終えて数年後にバーバラと結婚したことが明かされた。 | ||
+ | |||
+ | 13代目ドクター最後のエピソードで、BBC開局100周年記念番組、"The Power of Doctor"にカメオ出演。エースやティーガンと共にドクターをサポートするグループに加わり、現在はドクターが女性であることに驚いていていた。実に57年ぶりであり、同一俳優による再登場までに最も時間がかかったキャラクターとしてギネス記録を残した。演じたウィリアム・ラッセルは2024年に99歳で死去した。 | ||
;同行したドクター | ;同行したドクター | ||
− | :[[ | + | :[[初代ドクター/The First Doctor]] |
− | :[[ | + | |
+ | ==ターディス== | ||
+ | '''ターディス/TARDIS'''はタイムロードの技術によって作られたタイムマシン兼宇宙船である。 | ||
+ | "'''T'''ime '''A'''nd '''R'''elative '''D'''imension '''I'''n''' S'''pace"の略で、直訳すれば「宇宙内の時間と相対的な次元」となり、すなわち宇宙のありとあらゆる時間と空間を行き来できるという意味である。ターディスはあくまでタイムロードが生み出したタイムマシンの一種類の名前であり、固有名詞ではない。マスターやラニ、あるいはカード化されていない多くのタイムロードはターディスを所持している。そのため、ファンサイトやwikiでターディスは「ドクターのターディス」「マスターのターディス」と区別される。 | ||
+ | |||
+ | 運命の日のイラストはターディスの実験区画で、初代ドクターとスーザンの左手側に並ぶ部屋のようなものはすべてターディスである。 | ||
+ | 通常のターディスは周囲に合わせて違和感のないような物体に偽装する、カメレオン回路がある。ドクターのターディスは[[地球外から来た子供/An Unearthly Child]] の一件で故障し、それ以降は常にポリボックスの形状をしている。<ref>ポリボックスは1920年代から2000年初頭までイギリス各地に設置されていた電話ボックスで、外側から蝶番式の箱を開けて電話をかけて警察署に連絡するもので、人は常駐していない。扉の内部は容疑者を拘留したり、一時的な休憩所として機能する。ドクター・フーの旧シリーズ放送時では街中ではありふれたものだった。</ref> | ||
+ | 現代ではポリボックス自体は廃止の方向で進んでおり、[[ドクター・フー統率者デッキ]]のエキスパンション・シンボルとして採用されているように、このポリボックスの形状はどちらかというとドクター・フーの象徴的な存在としての認知度が高い。ドクターはこの件に関してコンパニオンに「街中で特に変な箱があったところで人々はにしない」と答えている。 | ||
+ | |||
+ | 旧シリーズの4代目ドクターのシリーズ終盤まで、ドクターのターディスは指定した行き先に行くことが出来ず、常にランダムに飛ばされていた。そのため、何人かのコンパニオンたちはターディスが地球に戻るまで旅を続けることを余儀なくされた。しかしターディスは意志を持った生命体のような部分が存在し、旧シリーズの3話から示唆されてきた。(もともとは急ごしらえのエピソードでターディス内だけで起こるドラマとしてターディスに意志があるかのような脚本を書いたことがきっかけ)そのため、ドクターの意志にかかわらず突如として突拍子もない場所に飛ばされることがある。[[ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovanka]]はもろもろの事件やこうした現象が重なり、早くターディスから降りたいのにも関わらず、不本意ながら旅をすることになったコンパニオンである。 | ||
+ | |||
+ | ドクター・フー版ショーケースの枠はターディス枠とも呼ばれているが、英語版のみカード名はターディス上部にある"POLICE PUBLIC CALL BOX"のフォントと同じものを使い、大文字で表記されている。そのため英語版のほうがファンには好まれる傾向にある。 | ||
+ | ==ウォー・ゲームズ/The War Games== | ||
+ | '''I-''' | ||
+ | :異世界から集められた[[戦士]]たちがタップ状態で[[戦場]]に生成される。デスゲームに参加させられてるため常に[[使嗾]]されており、このカードが除去されない限りはあなたがアタックされることはない。通常はターン順にアンタップになりあなた以外を攻撃をしていく流れになるため、生成された戦士同士が消耗しあって死亡することはない。4マナで最大12体ものトークンを生産できる点でコスト比が非常に優れている。統率者戦では固有色が異なるが、[[名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killer]]のような相手のクリーチャーが死亡することでメリットを得ることが出来るカードとは相性が良い。色が一致するものでは[[憑依された図書館/Haunted Library]]がある。 | ||
+ | '''II,III-''' | ||
+ | :戦士たちがデスゲームを経るたびに強化されていく。相手の戦士たちが使嗾され続けているということはこちらの戦士は基本的に無傷であるため、他のプレイヤー同士が消耗していると盤面では優位に立てる。また、[[+1/+1カウンター]]を置けるのは戦場の戦士すべてであるため、[[救う者、レグナ/Regna, the Redeemer]]のような戦士トークンを生成するような統率者であれば純粋な盤面強化である。 | ||
+ | '''IV-''' | ||
+ | :ドクターがタイムロード評議会によって{{Gatherer|id=635914|追放され}}、戦士はすべて元の時代へと帰っていく。巻き添えでトークンでない戦士も戻してしまうのが官僚的なタイムロードらしさを表している。この点を利用し、[[ヴェリズ・ヴェルの盾/Shields of Velis Vel]]で相手のクリーチャーをすべて兵士にしてしまうと、たとえ無限トークンを出していても、こちらのトークンでないクリーチャーとすべての兵士と交換で一掃できる。 | ||
+ | :コンパニオンの[[ジェイミー・マククリンモン/Jamie McCrimmon]]も戦士であるため、彼が記憶を消されて故郷に帰ったことも表現している。 | ||
+ | |||
+ | 相手に何らかのリソースを与え、使嗾によって互いに争わせる、TRPGのような遊び方ができるカードでもある。大量に生成されるこの兵士トークンをどう扱うかが鍵であり、上述したレグナは共闘相手が[[救われぬ者、クラヴ/Krav, the Unredeemed]]であり、名うての殺人鬼、虐殺少女や[[食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacre]]を入れることが出来るうえ、いざとなればグラヴで戦士トークンをすべて生け贄にしてリソースに変えることが出来るなど、この両者では便利な一枚。 | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | "The War Games"は旧シリーズのシーズン6の第7エピソードである。1話あたりおよそ25分×10話構成の長編で、週一回放送を3か月にわたって行った。 | ||
+ | ここでは反逆のタイムロード、ウォーロードが過去から様々な兵士を集めてデスゲームを行い、その生き残りを宇宙征服の最強の兵隊を造ろうと画策する。その戦場の只中にターディスは実体化し、[[2代目ドクター/The Second Doctor]]、コンパニオンの[[ジェイミー・マククリンモン/Jamie McCrimmon]]、ゾーイ・ヘリオットはこれを打ち破るために奔走。洗脳が解けた兵士たちと共に反乱を起こして解放に成功するものの、兵士たちを元の場所へ戻すことが出来なくなってしまう。ドクターは苦渋の手段として自身の母星であるギャリフレイに連絡を取って助力を求める。ウォーロードは裁判の果てに処刑されて兵士は元の時代へ帰還することが出来たが、ドクターはターディスの窃盗および歴史への介入疑惑によりタイムロードの裁判にかけられる。ドクターは抗弁するが容姿を[[3代目ドクター/The Third Doctor|強制的に変更]]され、さらに[[ターディス/TARDIS]]は没収、20世紀の地球へ{{Gatherer|id=635914|流罪}}となる。 | ||
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+ | {{Gatherer|id=635271|イラスト}}は上から2代目ドクター、ゾーイ・ヘリオット、ジェイミー・マククリンモン、地球から呼ばれた兵士たちである。ドクターとゾーイはウォーロードとその部下、ウォーチーフが兵士たちを集めるために使った時空船、シドラット/SIDRAT(ターディス/TARDISのアナグラム)を操るためのデバイスであるメガネのようなものをつけている。ゾーイはカード化されておらず、マジックで唯一見ることが出来るのがよりにもよってこのイラストであり、結果的にマジックでは顔をうかがうことが出来ない。 | ||
− | + | *[[Wikipedia:Zoe_Heriot|ゾーイ・ヘリオット(英語)]] | |
− | + | ||
==エース== | ==エース== | ||
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エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。 | エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。 | ||
アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]とコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。 | アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]とコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。 | ||
− | + | このエピソードでメルはサバロム・グリッツ意気投合し、共に新たな旅に出ることを決意したため、その後継としてコンパニオンになる。 | |
ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。 | ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。 | ||
− | + | エースはロンドンのペリヴェール出身であり、祖母は軍人の家系であった。しかし母とは折ありが悪く学校でも不良行為を重ね、ペリヴェールの古い屋敷を放火したり、学校では美術室を手製の爆弾で爆破して退学になるなど、社会的にも過激な態度をとっていた。彼女のクリーチャータイプが[[レベル]]であるのは、社会秩序に対してシンプルに反逆していることが反映されている。 | |
− | + | 科学試験はOレベル(Ordinary Levelの略。中等修了試験。日本では高校生相当の試験)でも不合格だったものの、爆薬に対して独自の知識があり、ドクターとの旅では「ニトロ9」と名付けた手製の爆弾はしばし役に立った。ダーレクとの闘いで折れるまでは[[エースの野球バット/Ace's Baseball Bat|バット]]も武器として持っていた。 | |
(ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる) | (ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる) | ||
− | + | 経歴はかなり過激であり問題児だが、それは幼少期に幼馴染が人種差別の攻撃で家を焼きだされたことにショックを受け、自身をタフな外見で固めようとした結果である。ワッペンがいくつも縫い付けられた黒いジャケット、黒のミニスカートに、赤い稲妻のラインが入った黒いストッキングをユニフォームとしている。 | |
しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。 | しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。 | ||
+ | 一方でエイリアンに襲われても物おじはせず、積極的に戦う戦士として描かれている。スタントを用いているものの、ハードなアクションシーンが多くあり、新シリーズを含めても、サラ・ジェーン・スミスやローズ・タイラーに並ぶ人気の高いコンパニオンである。 | ||
− | + | また、一見して破綻している謎めいた部分をシリーズ展開で明らかにしていいくストリーアーク、という後のクララ・オズワルドやリヴァー・ソングのような「コンパニオンのほうがドクターより謎めいている」という設定の先駆けとなる。本来の脚本の予定であれば人間でありながらタイムロードになる試験を受け、ギャリフレイで後の人生を過ごす予定だったものの、旧シリーズ自体が視聴者数の低下に歯止めがかからず、打ち切りが決定してしまったため、描かれないまま終わってしまった。そのため、ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。 | |
− | + | 旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズでは13代目ドクターの最後のエピソード、The Power of Doctorでケイト・スチュワートからUNITのフリーランサーとしてスカウトされ、ティーガン・ジョヴァンカと共に再登場。ドクターと再会する。"Farwell,Sarah Jane"ではサラの葬儀に参列し、K-9を預かった。 | |
+ | Tales of Tardisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。 | ||
− | + | ;同行したドクター | |
− | + | :[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]] | |
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+ | エースのキャラクターデザインは多分に当時のサッチャー政権に対する批判が見て取れる。特に若年者層の失業者が増え、日がな一日麻薬を刷っている若者がその辺にたむろし、さらにアイルランドでは独立勢力がテロを起こし、サッチャー首相を爆弾テロで殺害しようとする事件も起きている。7代目ドクターのメルのエピソードの一つに、ハピネスパトロールはサッチャー政権そのものを強く批判している。 | ||
+ | エースのストーリーアークも、社会不適合者の若者が「教授」と呼ぶべき人物に出会い、まったく別な環境で己の生きる場所を見つけていくという、一つの成長物語だったこともうかがえる。 | ||
+ | また25周年記念のエピソードでは1963年、初代ドクターが旅立った数か月後のコールヒル高校にダーレクが派閥争いを抱えて、学校を破壊しまくるエピソードなど、かなり攻めた内容であった。 | ||
=Rose Noble= | =Rose Noble= | ||
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従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。 | 従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。 | ||
<br> | <br> | ||
− | + | しかし25年周年目を数えるとかつての視聴者層の年齢も上がっており、道化師的なドクターに対して批判的な声も上がった。そこで2シーズン目から表裏一体の人物像の影の部分が出るようになり、服装もグレーやベージュを基調とした暗いものになっていく。 | |
この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「'''悲しき道化師'''」とも言われた。 | この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「'''悲しき道化師'''」とも言われた。 | ||
− | + | 6代目ドクターから引き続き、メル・ブッシュ/Mel Bushと旅をする。"Dragonfire"でメルはターディスを降り、冒険家のサバロム・グリッツと共に旅に出る。入れ替わりで惑星スヴァルトスでウェイトレスとして働く少女、エースをコンパニオンとする。(ちなみにメルはカード化されておらず、また人気がとても低いコンパニオンだったが、後に[[The Fourteenth Doctor|14代目ドクター]]のスペシャルと[[The Fifteenth Doctor|15代目ドクター]]のシリーズで再登場し、ショーとコンパニオンとして復活して人気を取り戻した) | |
− | + | しかしこのころからエースの出自について知っていながらも黙っていたり、モンスターやエイリアンが問題を起こすと自死する様に密かに誘導するなど、徐々に影の部分をのぞかせていく。特に[[ダーレク]]に対して初めて直接行動に出たドクターで、ダーレクの本拠地、惑星スカロを爆破し、[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635942 跡形も残さず粉砕した]。 | |
7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 | 7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 | ||
上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。 | 上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。 | ||
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+ | ;コンパニオン | ||
+ | :[[Wikipedia:Mel_Bush|メル・ブッシュ/Mel Bush]](Wkipedia リンク先は英語) | ||
+ | :[[恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel]] | ||
ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは[[探検/Explore]]の[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635935 イラスト]のシーンである。 | ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは[[探検/Explore]]の[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?multiverseid=635935 イラスト]のシーンである。 | ||
原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。 | 原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。 | ||
162行: | 205行: | ||
(意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」 | (意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」 | ||
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==ティーガン・ジョヴァンカ== | ==ティーガン・ジョヴァンカ== | ||
カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。 | カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。 |
2024年12月17日 (火) 22:02時点における最新版
京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
- Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
- A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。
追伸、誤字脱字の訂正本当にありがとうございます。
目次 |
[編集] sandbox
- 利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー基本土地
- 利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード
- 利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_タイミーワイミー
- 利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_パラドックスパワー
- 利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_悪の支配者
- 利用者:京狐/sandbox_カメオ(カードデザイン)
[編集] どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む
- 10代目ドクターを演じたデビット・テナントはハリーポッターシリーズではバーテミウス・クラウチ・ジュニアを演じていた。なのでシェイクスピアが出てくる回ではJKローリングの名前と、ハリポタの呪文を詠唱する場面がある
- 2代目ドクターを演じたパトリック・トラウトンの孫も俳優で、ハリポタでダドリー・ダーズリーを演じていた。
- Planet of Fireの撮影中、ペリ・ブラウンとヴィスラー・ターローの俳優は宿で飼ってた亀を勝手に海に放って通報された
- でも撮影中は真冬のイギリスだったため、ニコラ・ブライアントは凍傷と肺炎になった
- ペリはいわゆるセクシー要員で、プロデューサーが「彼女はよくレオタードやビキニを着ることになる。多くのお父さんが『ドクター・フー』を見ているし、きっとニコラを気に入ってくれるはずだ」と語った。今なら大炎上しそうだが、1984年はゆるかった。
- チーターの星でチーター人間と共演したエース役のソフィー・アルドレットは猫アレルギー
- The Abominable Snowmenというエピソードに登場する雪男ロボットはとてもかわいい。しかしジェイミーやドクターはガチで怖がっているためとてもシュール。このエピソードはほとんど削除されているため、アニメーションで再現されている。実はとんでもない誤植がある大知性体の策謀/Great Intelligence's Planの「大知性体」(グレート・インテリジェンス)が初登場したエピソードのため、いずれこの節はねじ込まれる。
- 大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
- シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。
ところでマスターのテンプレの並び順をとても変えたい。 催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。
[編集] フェイス・オブ・ボー
フェイス・オブ・ボーは西暦50億年当時で最古の生物であり、ボーの一族を自称する生命体。新シリーズシーズン1第二話「世界の終わり」で初登場。 太陽が超新星爆発を起こして地球を飲み込む瞬間を、宇宙のセレブ達を集めて鑑賞するショーを主宰した。その後、シーズン2「新地球」「グリドロック」で再登場。 西暦50億23年の新地球・ニューニューヨークの病院に入院しており、ドクターが病院の秘密を暴いた後に「次に会うときに君に秘密を告げる」と言い残す。50億43年では「大渋滞」を解決するために自分の生命エネルギーを使い果たし、フレイバーテキストにもなっている「君は一人じゃない」と遺言を残した。
この遺言はストーリーアークの伏線となっている。"YOU ARE NOT ALONE"の各頭文字に注目することである人物が結びつく。
9代目、10代目、13代目ドクターのコンパニオン、ジャック・ハークネスと同一人物である可能性が示唆されており、またジャック・ハークネスが関連するカードが何枚か存在するため、ここで扱う。 キャプテン・ジャック・ハークネスは西暦5094年、ボーシェイン半島という半島がある名称不明の惑星出身の人物。半島初のエージェントとなり、「ボーの顔(フェイス・オブ・ボー)」と呼ばれるようになった。しかし何者かに2年分の記憶を盗まれ、記憶を取り戻すためにほかのタイムエージェントに詐欺行為を働いていた。 その後イギリス陸軍の軍人の名前、ジャック・ハークネスを名乗り、救難信号を聞きつけたターディスが降り立った1941年のロンドンで9代目ドクターにクズ同然の救命ポッドを宇宙船と偽って売りつけようとする。しかし救命ポッドを持ち込む際に損傷させてしまい、そこから素粒子ロボット・ナノジーンが放出。ロンドン空襲で死亡したガスマスクをしていた少年を蘇生したことにより、人間を知らなかったナノジーンは人間の形をガスマスク込みで認識した結果、負傷した人間を手あたり次第、問答無用でガスマスクをつけた状態で治癒させ、少年が母親を探す行為も模倣させてしまう。世界中が戦時下という状況下ではナノジーンの対象は世界のそこかしこにいるため、人類滅亡の危機を招く。9代目ドクターとローズの奮戦で何とか解決したのち、コンパニオンとなった。
9代目ドクター最後の物語、「わかれ道/The Parting of the Ways」でステーション5の裏で暗躍するダーレクと戦闘になり死亡するが、ローズがタイム・ボルテックスのエネルギーを解放した際、ジャックの体もこれを吸収したため、不死の体となる。しかし9代目ドクターからは死亡したものと思われ、またローズが命の危険にあったことからドクターは自分の命を代償として彼女を救い、10代目ドクターに再生したため現代に戻り、そのままステーション5に放置される。
様々な時代を行き来したのち現代のロンドンで対ドクターの組織である秘密組織トーチウッドのリーダーとなり、シコラックスによって切り落とされた10代目ドクターの腕を回収する。この腕を携帯しながらドクターを探すうちにカーディフでエネルギー充填中のターディスに飛びつき、そのまま500億年後の宇宙の果てでドクターに再会する。しかしそこでロケットの開発をしていたヤナ(YANA)教授がその正体を現し、地球を大混乱に陥れ、ジャックは監禁される。ドクターとマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesがハロルド・マスターを倒したのちはトーチウッドに帰還する。 その後の足跡は主人公を務めたスピンオフドラマ、『秘密組織トーチウッド』で語られ、4シーズンにわたってドラマ化された。トーチウッドには本編のキャラクターがクロスオーバーしている。再び「盗まれた地球」で本編に再登場。復活したダーレクと戦い、最高ダーレクを倒す功績を挙げた。
2020年、「ジャドゥーンの逃亡者/Fugitive of the Judoon」「Revolution of the Daleks」で再登場。チームターディスの面々に孤高のサイバーマンに注意し、サイベリアムを絶対に渡してはならないと警告する。その後、13代目ドクターがスパイ・マスターとの戦いの後にジュドーン監獄へ投獄されるが、ドクターを救うために事前に様々な悪事を働いて投獄され、さらに19年の時をかけてドクターの隣の監獄へ収監する様に様々な工作を行い、ドクターと再会。ドクターの脱獄させ、地球に帰還する。このエピソードではライアン・シンクレアとグレアム・オブライアンがターディスを降りるため、コンパニオンとして復帰する予定であったが、過去の性的品行不良を掘り返されて炎上状態になったため出番がキャンセルとなった。Revolution of the Daleksそのため、2024年現在彼がいかにしてフェイス・オブ・ボーになったかは仔細不明である。
引用先 ミッキー・スミス役だったノエル・クラークが20人の女性に対するパワハラ・セクハラの疑惑の記事が掲載された際、その煽りを食う形でジャク・ハークネス役のジョン・バロウマンの行いも掘り返されることとなった。具体的には撮影現場での女性キャストやスタッフに対する下半身の露出、ラジオの生放送中に露出して謝罪した件など。一部の行いはオーディオドラマとして残っているため、弁明の余地がなかったことが災いとなった。この炎上の時期が2020年から2021年頃と、ちょうどドクター・フーのセットのデベロップの時期に重なっている。ノエル・クラークは証拠不十分で起訴されず、逆に新聞社を訴えて全面勝訴したのが2024年であった。そのため、ミッキー・スミスとジャック・ハークネスはカード化はおろか、フレイバーテキストやイラストでも全く触れていない。特に4シーズンにわたってスピンオフドラマの主人公を務めたうえ、上述のナノジーンの変換のナノジーンを持ち込んだ当事者であるにも関わず、そのことに一切言及がない。
[編集] イアン・チェスタトン
イアン・チェスタトンはコールヒル高校の理科の教師。 教え子であるスーザン・フォアマン/Susan Foremanが科学と歴史において並外れた知識と、人類が認識している歴史とは全く違うことを言うなどしたため興味を持つ。同僚の歴史の教師であるバーバラ・ライト/Barbara Wrightと共にスーザンを尾行し、交番のような箱、TARDISを発見して初代ドクターと出会う。ドクターはターディスのことを知られてはまずいと思い、二人をとりあえずターディスに乗せたままタイムトラベルをしてしまう。しかし、タイムトラベルの行き先は完全にランダムだった。イアンとバーバラはターディスで地球に戻るまで、ドクターと名乗る謎の老人との旅に出ることになる。
ドクター・フー最初のコンパニオンの一人で、一行の中では唯一の若い男性ということもあり、高校の理科の教師という肩書に収まらないほど大体なんでもできる人だった。原始的な手段での火起こし(地球外から来た子供/An Unearthly Child)、古代ローマ人と互角に戦えるレベルの乗馬と剣術や剣術が出来たり、敵をマヒさせるツボに精通していた。イングランド王リチャードI世からは使者として赴くために、ヤッファ領のイアン卿/Sir Ian of Jaffaの称号と共にナイトに叙勲された。
とはいえかなり過酷な目にあうことも少なくなく、砂漠で体に蜜を塗りたくられ裸で放置され、虫を体中に這わせて餌にされるという処刑法で死にかけたこともある。 日本人が見ると印象に残りやすいシーンとして、Marco Poloおよび"The Keys of Marinus"法被では鶴の模様の入った法被を着ている。該当の映像がすべて削除されたため詳細は不明だが、Marco Poloで日本の知見があったマルコ・ポーロから貰い受けたものと思われる。
初期のドクターは時にコンパニオンよりも自由奔放な面があったため、そのブレーキ役も果たした。また、当時の撮影スケジュールは過密だったにもかかわらず、キャストを休めるために撮影現場を止めるという発想があまりない時代だったため、部分的に俳優の出番がない脚本を作ることがあり、特にイアンはドクターがいない間はリーダー的な役割を果たすか、孤独にスーザンやバーバラを助けに行くシーンが多くあった。 ダーレクが地球に侵攻した際にターディスも地球に戻ったものの、旅を続ける意向を示す。しかしスーザンが地球人の男性と共に暮らすことになり、ターディスを降りる。その後ヴィッキーという少女が一行に加わる。"The Chase"ダーレクと再度戦ったのち、ダーレクのタイムマシンを使ってバーバラと共に地球に帰還した。
命を懸けてまで助けようとするバーバラとの関係はシリーズ中には不明瞭な書かれ方をしていた。元の時代に帰った後の二人の関係は長らく語られなかったが、新シリーズ時代のスピンオフ作品である、「Sarah Jane Adbenture」では旅を終えて数年後にバーバラと結婚したことが明かされた。
13代目ドクター最後のエピソードで、BBC開局100周年記念番組、"The Power of Doctor"にカメオ出演。エースやティーガンと共にドクターをサポートするグループに加わり、現在はドクターが女性であることに驚いていていた。実に57年ぶりであり、同一俳優による再登場までに最も時間がかかったキャラクターとしてギネス記録を残した。演じたウィリアム・ラッセルは2024年に99歳で死去した。
- 同行したドクター
- 初代ドクター/The First Doctor
[編集] ターディス
ターディス/TARDISはタイムロードの技術によって作られたタイムマシン兼宇宙船である。 "Time And Relative Dimension In Space"の略で、直訳すれば「宇宙内の時間と相対的な次元」となり、すなわち宇宙のありとあらゆる時間と空間を行き来できるという意味である。ターディスはあくまでタイムロードが生み出したタイムマシンの一種類の名前であり、固有名詞ではない。マスターやラニ、あるいはカード化されていない多くのタイムロードはターディスを所持している。そのため、ファンサイトやwikiでターディスは「ドクターのターディス」「マスターのターディス」と区別される。
運命の日のイラストはターディスの実験区画で、初代ドクターとスーザンの左手側に並ぶ部屋のようなものはすべてターディスである。 通常のターディスは周囲に合わせて違和感のないような物体に偽装する、カメレオン回路がある。ドクターのターディスは地球外から来た子供/An Unearthly Child の一件で故障し、それ以降は常にポリボックスの形状をしている。[1] 現代ではポリボックス自体は廃止の方向で進んでおり、ドクター・フー統率者デッキのエキスパンション・シンボルとして採用されているように、このポリボックスの形状はどちらかというとドクター・フーの象徴的な存在としての認知度が高い。ドクターはこの件に関してコンパニオンに「街中で特に変な箱があったところで人々はにしない」と答えている。
旧シリーズの4代目ドクターのシリーズ終盤まで、ドクターのターディスは指定した行き先に行くことが出来ず、常にランダムに飛ばされていた。そのため、何人かのコンパニオンたちはターディスが地球に戻るまで旅を続けることを余儀なくされた。しかしターディスは意志を持った生命体のような部分が存在し、旧シリーズの3話から示唆されてきた。(もともとは急ごしらえのエピソードでターディス内だけで起こるドラマとしてターディスに意志があるかのような脚本を書いたことがきっかけ)そのため、ドクターの意志にかかわらず突如として突拍子もない場所に飛ばされることがある。ティーガン・ジョヴァンカ/Tegan Jovankaはもろもろの事件やこうした現象が重なり、早くターディスから降りたいのにも関わらず、不本意ながら旅をすることになったコンパニオンである。
ドクター・フー版ショーケースの枠はターディス枠とも呼ばれているが、英語版のみカード名はターディス上部にある"POLICE PUBLIC CALL BOX"のフォントと同じものを使い、大文字で表記されている。そのため英語版のほうがファンには好まれる傾向にある。
[編集] ウォー・ゲームズ/The War Games
I-
- 異世界から集められた戦士たちがタップ状態で戦場に生成される。デスゲームに参加させられてるため常に使嗾されており、このカードが除去されない限りはあなたがアタックされることはない。通常はターン順にアンタップになりあなた以外を攻撃をしていく流れになるため、生成された戦士同士が消耗しあって死亡することはない。4マナで最大12体ものトークンを生産できる点でコスト比が非常に優れている。統率者戦では固有色が異なるが、名うての殺人鬼、虐殺少女/Massacre Girl, Known Killerのような相手のクリーチャーが死亡することでメリットを得ることが出来るカードとは相性が良い。色が一致するものでは憑依された図書館/Haunted Libraryがある。
II,III-
- 戦士たちがデスゲームを経るたびに強化されていく。相手の戦士たちが使嗾され続けているということはこちらの戦士は基本的に無傷であるため、他のプレイヤー同士が消耗していると盤面では優位に立てる。また、+1/+1カウンターを置けるのは戦場の戦士すべてであるため、救う者、レグナ/Regna, the Redeemerのような戦士トークンを生成するような統率者であれば純粋な盤面強化である。
IV-
- ドクターがタイムロード評議会によって追放され、戦士はすべて元の時代へと帰っていく。巻き添えでトークンでない戦士も戻してしまうのが官僚的なタイムロードらしさを表している。この点を利用し、ヴェリズ・ヴェルの盾/Shields of Velis Velで相手のクリーチャーをすべて兵士にしてしまうと、たとえ無限トークンを出していても、こちらのトークンでないクリーチャーとすべての兵士と交換で一掃できる。
- コンパニオンのジェイミー・マククリンモン/Jamie McCrimmonも戦士であるため、彼が記憶を消されて故郷に帰ったことも表現している。
相手に何らかのリソースを与え、使嗾によって互いに争わせる、TRPGのような遊び方ができるカードでもある。大量に生成されるこの兵士トークンをどう扱うかが鍵であり、上述したレグナは共闘相手が救われぬ者、クラヴ/Krav, the Unredeemedであり、名うての殺人鬼、虐殺少女や食肉鉤虐殺事件/The Meathook Massacreを入れることが出来るうえ、いざとなればグラヴで戦士トークンをすべて生け贄にしてリソースに変えることが出来るなど、この両者では便利な一枚。
[編集] ストーリー
"The War Games"は旧シリーズのシーズン6の第7エピソードである。1話あたりおよそ25分×10話構成の長編で、週一回放送を3か月にわたって行った。 ここでは反逆のタイムロード、ウォーロードが過去から様々な兵士を集めてデスゲームを行い、その生き残りを宇宙征服の最強の兵隊を造ろうと画策する。その戦場の只中にターディスは実体化し、2代目ドクター/The Second Doctor、コンパニオンのジェイミー・マククリンモン/Jamie McCrimmon、ゾーイ・ヘリオットはこれを打ち破るために奔走。洗脳が解けた兵士たちと共に反乱を起こして解放に成功するものの、兵士たちを元の場所へ戻すことが出来なくなってしまう。ドクターは苦渋の手段として自身の母星であるギャリフレイに連絡を取って助力を求める。ウォーロードは裁判の果てに処刑されて兵士は元の時代へ帰還することが出来たが、ドクターはターディスの窃盗および歴史への介入疑惑によりタイムロードの裁判にかけられる。ドクターは抗弁するが容姿を強制的に変更され、さらにターディス/TARDISは没収、20世紀の地球へ流罪となる。
イラストは上から2代目ドクター、ゾーイ・ヘリオット、ジェイミー・マククリンモン、地球から呼ばれた兵士たちである。ドクターとゾーイはウォーロードとその部下、ウォーチーフが兵士たちを集めるために使った時空船、シドラット/SIDRAT(ターディス/TARDISのアナグラム)を操るためのデバイスであるメガネのようなものをつけている。ゾーイはカード化されておらず、マジックで唯一見ることが出来るのがよりにもよってこのイラストであり、結果的にマジックでは顔をうかがうことが出来ない。
[編集] エース
地球出身の18歳の少女。 エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。 アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、7代目ドクター/The Seventh Doctorとコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。 このエピソードでメルはサバロム・グリッツ意気投合し、共に新たな旅に出ることを決意したため、その後継としてコンパニオンになる。 ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。
エースはロンドンのペリヴェール出身であり、祖母は軍人の家系であった。しかし母とは折ありが悪く学校でも不良行為を重ね、ペリヴェールの古い屋敷を放火したり、学校では美術室を手製の爆弾で爆破して退学になるなど、社会的にも過激な態度をとっていた。彼女のクリーチャータイプがレベルであるのは、社会秩序に対してシンプルに反逆していることが反映されている。 科学試験はOレベル(Ordinary Levelの略。中等修了試験。日本では高校生相当の試験)でも不合格だったものの、爆薬に対して独自の知識があり、ドクターとの旅では「ニトロ9」と名付けた手製の爆弾はしばし役に立った。ダーレクとの闘いで折れるまではバットも武器として持っていた。 (ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる)
経歴はかなり過激であり問題児だが、それは幼少期に幼馴染が人種差別の攻撃で家を焼きだされたことにショックを受け、自身をタフな外見で固めようとした結果である。ワッペンがいくつも縫い付けられた黒いジャケット、黒のミニスカートに、赤い稲妻のラインが入った黒いストッキングをユニフォームとしている。 しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。 一方でエイリアンに襲われても物おじはせず、積極的に戦う戦士として描かれている。スタントを用いているものの、ハードなアクションシーンが多くあり、新シリーズを含めても、サラ・ジェーン・スミスやローズ・タイラーに並ぶ人気の高いコンパニオンである。
また、一見して破綻している謎めいた部分をシリーズ展開で明らかにしていいくストリーアーク、という後のクララ・オズワルドやリヴァー・ソングのような「コンパニオンのほうがドクターより謎めいている」という設定の先駆けとなる。本来の脚本の予定であれば人間でありながらタイムロードになる試験を受け、ギャリフレイで後の人生を過ごす予定だったものの、旧シリーズ自体が視聴者数の低下に歯止めがかからず、打ち切りが決定してしまったため、描かれないまま終わってしまった。そのため、ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。
旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズでは13代目ドクターの最後のエピソード、The Power of Doctorでケイト・スチュワートからUNITのフリーランサーとしてスカウトされ、ティーガン・ジョヴァンカと共に再登場。ドクターと再会する。"Farwell,Sarah Jane"ではサラの葬儀に参列し、K-9を預かった。 Tales of Tardisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。
- 同行したドクター
- 7代目ドクター/The Seventh Doctor
(載りらなかったよもやま話) エースのキャラクターデザインは多分に当時のサッチャー政権に対する批判が見て取れる。特に若年者層の失業者が増え、日がな一日麻薬を刷っている若者がその辺にたむろし、さらにアイルランドでは独立勢力がテロを起こし、サッチャー首相を爆弾テロで殺害しようとする事件も起きている。7代目ドクターのメルのエピソードの一つに、ハピネスパトロールはサッチャー政権そのものを強く批判している。 エースのストーリーアークも、社会不適合者の若者が「教授」と呼ぶべき人物に出会い、まったく別な環境で己の生きる場所を見つけていくという、一つの成長物語だったこともうかがえる。 また25周年記念のエピソードでは1963年、初代ドクターが旅立った数か月後のコールヒル高校にダーレクが派閥争いを抱えて、学校を破壊しまくるエピソードなど、かなり攻めた内容であった。
[編集] Rose Noble
ローズ・ノーブル
ドナ・ノーブル/Donna Nobleの娘。60周年スペシャル3話にわたって登場する。 トランスジェンダーでノンバイナリー(生物学的性と社会性が一致しないことを自覚しているが、性自認を男性女性どちらでもないものとする人のこと)。 ローズの名前はローズ・タイラー/Rose Tylerから来ているが、ドナは10代目ドクターとの旅の最後で記憶を失っているため、無意識にローズの名前を選んだことになる。
"Star Beast"で地球外生命体、ミープを拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。 14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。 状況を打破するためにドクターはドナをドクター・ドナの状態に戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、ローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。結果的にローズが負担を分散していたことでドナの命は助かった。
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
- 同行したドクター
- The Fourteenth Doctor
[編集] ドナ・ノーブル
10代目ドクター/The Tenth Doctorのコンパニオン。女性。職業は会社員→フリージャーナリスト→無職 新シリーズシーズン2の最終話「永遠の別れ」のラストカットに初登場。ローズと別れて感傷に浸っていたドクターが操縦ターディスに、訳の分からないまま花嫁姿のまま乗り込んできたドナが、ドクターの口癖である「What?!(何?)」「What!(何よ!)」と言い返すシーンがシーズン2のラストだった。
その続きで2006年クリスマススペシャル「消えた花嫁」に出演。 10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズではローズ・タイラー/Rose Tylerとマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesに次いで3人目のコンパニオンとなる。 ローズやマーサはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優のキャサリン・テイトが当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。 ポンペイでは炎の教団に囚われて殺される寸前でも「後頭部に目を開けるわよ! さっさと放せ!」と怒鳴り散らすほど。 イラストは私掠してきたソンターランの宇宙船でドクターと携帯電話で連絡を取りながら、ソンターランの弱点であるエネルギー吸収口をハンマーで殴って倒したところ。この時の行動がペアを組んで反撃する=結魂と反響能力で表現されていると思われる。
旅の終盤でダーレクと戦い絶体絶命の窮地を脱するため、ターディスの力を用いたタイムロード・メタクライシスの力を用いてダーレクの軍隊を分解する。しかしタイムロードの知識は人類には耐えることが出来ず、このままではドナの命が危険であると判断したドクターによって記憶を消去される。このことは10代目ドクターにとって深い後悔となった。よき友人を失ったため、しばらくドクターは孤独な旅をすることになる。 ウィルフレッド・モット/Wilfred Mottは祖父にあたり、ドナのよき理解者である。
60周年スペシャルに再登場。ドクターと別れたのち娘を出産、登場時点で19歳の娘ローズがいる。
- 同行したドクター
- 10代目ドクター/The Tenth Doctor
[編集] リヴァー・ソング
リヴァー・ソング、本名メロディー・ポンドは、11代目ドクターのコンパニオン、エイミー・ポンドとローリー・ウィリアムズの娘で、ドクターの妻である。 エイミー・ポンドがターディス内で懐妊してコヴァリン修道会に胎児の状態で拉致され、サイレンスに育てられる。この時の影響でタイムロードのDNAが彼女に入った。 さらにドクターを暗殺するためにコヴァリン修道会とサイレンスによってさまざまな時空を行き来したため、エイミーより実年齢が上になる。
また、初登場は11代目ドクターより前の10代目ドクターのストーリー、「静寂の図書館」(次元カード)であり、リヴァーはここで死亡する。 つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。 ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
[編集] アンドロザーニの洞窟
"The Caves of Androzani" ペリとドクターはシリウス系の双子惑星、アンドロザーニを訪れた5代目ドクターとコンパニオン、ペリ・ブラウンは惑星の主要な産業であるスペクトロックスを生産する鉱山、スペクトロックス坑(次元カード)を訪れる。スペクトロックスでは砂漠が広がるアンドロザーの住人たちが、みな使用しているというコウモリが産出する延命薬である。
それ掘削する複合企業モーガスと、それを阻む軍隊とで争いが起きていた。その争いに巻き込まれる形で
アンドロザーニの鉱山で重篤な風土病にかかる
[編集] 7代目ドクター
6代目ドクターがラニによって襲撃され死亡し、再生した姿。
従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。
しかし25年周年目を数えるとかつての視聴者層の年齢も上がっており、道化師的なドクターに対して批判的な声も上がった。そこで2シーズン目から表裏一体の人物像の影の部分が出るようになり、服装もグレーやベージュを基調とした暗いものになっていく。
この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「悲しき道化師」とも言われた。
6代目ドクターから引き続き、メル・ブッシュ/Mel Bushと旅をする。"Dragonfire"でメルはターディスを降り、冒険家のサバロム・グリッツと共に旅に出る。入れ替わりで惑星スヴァルトスでウェイトレスとして働く少女、エースをコンパニオンとする。(ちなみにメルはカード化されておらず、また人気がとても低いコンパニオンだったが、後に14代目ドクターのスペシャルと15代目ドクターのシリーズで再登場し、ショーとコンパニオンとして復活して人気を取り戻した)
しかしこのころからエースの出自について知っていながらも黙っていたり、モンスターやエイリアンが問題を起こすと自死する様に密かに誘導するなど、徐々に影の部分をのぞかせていく。特にダーレクに対して初めて直接行動に出たドクターで、ダーレクの本拠地、惑星スカロを爆破し、跡形も残さず粉砕した。
7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。
- コンパニオン
- メル・ブッシュ/Mel Bush(Wkipedia リンク先は英語)
- 恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel
ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは探検/Exploreのイラストのシーンである。 原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。
"There are worlds out there where the sky is burning, the sea's asleep, and the rivers dream. People made of smoke, and cities made of song. Somewhere there's danger, somewhere there’s injustice, and somewhere else the tea's getting cold. Come on, Ace – we've got work to do!" (意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」
[編集] ティーガン・ジョヴァンカ
カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。 ニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。
ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。 小説によれば出生が1960年であるため、初登場の"Logopolis"では21歳。オーストラリア先住民の言葉を流暢に話し、重火器の扱いの心得がある。
新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、アドリックと4代目ドクター/The Fourth Doctorに鉢合わせする。 その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかり、マスターの企みに巻き込まれる。このエピソードの最後にドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、ニッサ、アドリックとと共に5代目ドクター/The Fifth Doctorへの再生を見届ける。
ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入や全宇宙の危機などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。
この旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。 しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張するがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。次のエピソードでターディスがついにヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇される。時を同じくしてタイムロードの始祖で反逆者であるオメガの陰謀に巻き込まれ従兄が行方不明になり、オメガによって人質にされる。ここでドクターと再会、事件を解決した後再び旅に同行する。 その後は活発かつ胆力の強さから周囲を鼓舞する姿を「ブレイブ・ハート、ティーガン」とドクターから呼ばれる。惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaではマーラに寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半ではニッサと別れ、ヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughとアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが加わる。しかし"Resurrection of the Daleks"で起きたダーレクの虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。
その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションの特典映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。 親友だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。
新シリーズではBBC100周年記念番組で、13代目ドクター/The Thirteenth Doctorの最後の物語、"The Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、エースと共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。