ホロウ・ワン
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2024年11月30日 (土) 23:07時点における版
ホロウ・ワン (Hollow One) は、虚ろな者/Hollow Oneをキーカードとするコンボ系ビートダウンデッキの総称。破滅の刻参入後のモダン環境、レガシー環境に存在する。
目次 |
概要
信仰無き物あさり/Faithless Lootingや通りの悪霊/Street Wraithなどで手札を捨てて虚ろな者/Hollow Oneのコストを減らし、墓地利用ギミックも駆使して素早くクロックを刻む。ブン回れば1ターン目から複数の虚ろな者を展開することも可能。
モダン
モダンで最初に登場したのは、ホロウ・ヴァイン (Hollow Vine) と呼ばれる赤緑の復讐蔦/Vengevine採用型である。
信仰無き物あさりや安堵の再会/Cathartic Reunionで復讐蔦を墓地に送り込み、虚ろな者を含む2枚のクリーチャー・呪文を唱えて復讐蔦を高速で戦場に出す。採用されるカードは追加のアタッカーと復讐蔦の誘発要員を兼ねる僧院の速槍/Monastery Swiftspearやゴブリンの先達/Goblin Guide、探査を持つわめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrillsや強大化/Become Immenseなど。
その後、黒赤ホロウ・ワン (BR Hollow One) や、黒赤ディスカード (BR Discard) と呼ばれる黒赤のタイプが登場し、ホロウ・ヴァインに代わって主流になった。
燃え立つ調査/Burning Inquiryやゴブリンの知識/Goblin Loreで序盤から大量の手札を捨て、虚ろな者の高速展開や炎刃の達人/Flameblade Adeptの打点向上に繋げつつ、墓地に送った恐血鬼/Bloodghastや炎跡のフェニックス/Flamewake Phoenixを戦場に戻す。探査を持つグルマグのアンコウ/Gurmag Anglerや黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fangも採用される。
プロツアー「イクサランの相克」ではチーム「Musashi」の4人が持ち込み、行弘賢をベスト4に送り込む活躍を見せた。
ラヴニカのギルド発売以降は、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを採用した赤単のホロウ・フェニックス (Hollow Phoenix) と呼ばれるタイプも登場した。
グルマグのアンコウなどが使えない代わりに癇しゃく/Fiery Temperやラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsなどのバーン寄りのカードや、ダブルシンボルの騒乱の歓楽者/Bedlam Revelerなどが採用されている。
テーロス還魂記の発売以降は、アゴナスの雄牛/Ox of Agonasと死の国からの脱出/Underworld Breachを採用した赤単ホロウ・ワン、もしくはホロウ・ブリーチと呼ばれるタイプが登場した。
信仰無き物あさり/Faithless Lootingを禁止カードに指定されてしまい失ったものの、アゴナスの雄牛と死の国からの脱出による持久力を手に入れた。
モダンホライゾン2参入以降は、猛火のルートワラ/Blazing Rootwallaの登場によって再びホロウ・ヴァインが台頭する。
0マナで唱えることができるクリーチャー呪文を、猛火のルートワラと虚ろな者の2種類採用できるようになったため、復讐蔦の能力を誘発させることが容易になった。しかしながらモダンホライゾン3での、呪文を0マナで唱えることを咎める苛立たしいガラクタ/Vexing Baubleの登場により厳しい立場に立たされることとなった。
一方で黒赤ホロウ・ワンは、授与で唱えると速攻と回避能力を与えてくれる探偵のフェニックス/Detective's Phoenixというモダンホライゾン3の新戦力によって強化されている。
授与コストのうち証拠収集6は重いように見えるが、通りの悪霊1体でマナ総量5なので意外と支払いやすい。逸失への恐怖/Fear of Missing Outという打点を底上げする手段が登場したのも追い風である。
サンプルレシピ
赤緑
- ホロウ・ヴァインと呼ばれる赤緑のタイプ。
- 日本語公式サイトのデッキ紹介記事[1]も参照。
黒赤
BR Hollow One [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 黒赤ホロウ・ワンなどと呼ばれる黒赤のタイプ。古えの遺恨/Ancient Grudgeのフラッシュバックのために緑がタッチされている。
赤単
- 備考
- グランプリリバプール18 第10位(参考)
- 使用者:Luis Alvarez-Zucchino
- フォーマット
Hollow Phoenix [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ホロウ・フェニックスと呼ばれるタイプ。
ホロウ・ブリーチ
Hollow Breach [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 赤単ホロウワンとも呼ばれるタイプ。
- 死の国からの脱出/Underworld Breachと遁走する蒸気族/Runaway Steam-Kinを戦場に揃えて墓地に燃え立つ調査/Burning Inquiryと脱出コストに当てられるカードが存在し、3マナ以上余っていれば、ライブラリーが無くなるまで燃え立つ調査を唱えることができる。炎刃の達人/Flameblade Adeptのパワーを上げる他に、脱出コストがあるのならば虚ろな者を並べることもできる。
赤緑(モダンホライゾン2以降)
Hollow Vine(Modern) [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- モダンホライゾン2参入後のホロウ・ヴァイン。
- デッキと相性のいいアスモラノマルディカダイスティナカルダカール/Asmoranomardicadaistinaculdacarと地獄料理書/The Underworld Cookbookのセットも採用される。
黒赤(ダスクモーン:戦慄の館以降)
BR Hollow One(Modern) [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ダスクモーン:戦慄の館参入後の黒赤ホロウ・ワン。
- ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channelerやネザーゴイフ/Nethergoyf、逸失への恐怖/Fear of Missing Outといった墓地のカード・タイプを参照するカード群をサポートするために、タール火/Tarfireやミシュラのガラクタ/Mishra's Baubleが採用される。
レガシー
脚注
- ↑ 「Hollow Vine」を検証!(モダン)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2017年10月27日 岩SHOW著)