タイプ・サイクリング
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(→解説: 基本土地タイプを参照する土地サイクリングと基本土地サイクリングは別) |
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土地サイクリングおよび基本土地サイクリングは確実に[[土地]]を[[手札に加える]]ことができるため、通常のサイクリングより[[マナスクリュー]]に対して強いのが特長である。また、この能力を持つ[[カード]]の大半は[[マナ・コスト]]が[[重い|重め]]に設定され、序盤は[[土地事故]]を起こしにくく、終盤は[[マナフラッド]]に対応できるデザインになっている。ただしその柔軟性の代償として、マナ効率がやや悪めに設定されていることも多い。多くが[[コモン]]で[[サイクル]]を成し、[[リミテッド]]用の[[マナ基盤]]調整用カードとして用意される事が多い。 | 土地サイクリングおよび基本土地サイクリングは確実に[[土地]]を[[手札に加える]]ことができるため、通常のサイクリングより[[マナスクリュー]]に対して強いのが特長である。また、この能力を持つ[[カード]]の大半は[[マナ・コスト]]が[[重い|重め]]に設定され、序盤は[[土地事故]]を起こしにくく、終盤は[[マナフラッド]]に対応できるデザインになっている。ただしその柔軟性の代償として、マナ効率がやや悪めに設定されていることも多い。多くが[[コモン]]で[[サイクル]]を成し、[[リミテッド]]用の[[マナ基盤]]調整用カードとして用意される事が多い。 | ||
− | [[スカージ]]では7種類が初登場。いずれも6[[マナ]]以上の[[重い|重]][[クリーチャー]]である。[[未来予知]]では[[タイムシフト]]として[[ウィザード]]サイクリングを持つ[[ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage]]が登場。[[コンフラックス]] | + | [[スカージ]]では7種類が初登場。いずれも6[[マナ]]以上の[[重い|重]][[クリーチャー]]である。[[未来予知]]では[[タイムシフト]]として[[ウィザード]]サイクリングを持つ[[ヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermage]]が登場。[[コンフラックス]]で基本土地サイクリングを持つ5マナ以上の[[スペル]]のサイクル、[[アラーラ再誕]]で、2種類の土地サイクリングを持つ2色6マナのクリーチャーサイクルが登場した。[[統率者2016]]では基本土地サイクリングの新規カードが登場し、[[土地]]である[[灰のやせ地/Ash Barrens]]、4[[マナ]]の[[古の掘削/Ancient Excavation]]といった従来より[[軽い]]ものも出現した。[[機械兵団の進軍]]では土地サイクリングが14年ぶりに[[本流のセット]]で登場した。土地サイクリングは同セットから[[落葉樹]]扱いになっており、必要ならばいつでも再登場させられるようになった<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=IfTjXZYS7uU Is Landcycling Here to Stay? Its Origin, March of the Machine, & Beyond! | Magic: The Gathering MTG]([[Gavin Verhey]]のYouTubeチャンネル [[2023年]]4月25日)</ref>。その後も[[イクサラン:失われし洞窟]]で土地サイクリングが、[[カルロフ邸殺人事件]]([[緑]]の1枚のみ)や[[ダスクモーン:戦慄の館]]では基本土地サイクリングが登場するなど多用されるようになっている。 |
*[[オンスロート]]では[[サイクリング誘発型能力]]で[[基本土地]]を手札に加える、土地サイクリングの先駆けとも言える[[クローサの大牙獣/Krosan Tusker]]が登場していた。 | *[[オンスロート]]では[[サイクリング誘発型能力]]で[[基本土地]]を手札に加える、土地サイクリングの先駆けとも言える[[クローサの大牙獣/Krosan Tusker]]が登場していた。 |
2024年9月19日 (木) 08:06時点における版
タイプ・サイクリング/Typecycling | |
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種別 | 起動型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.29e |
タイプ・サイクリング/Typecyclingは、キーワード能力・サイクリングの一種。それを持つカードが手札にある場合にのみ機能する起動型能力である。
クリーチャー — エルフ(Elf) ミュータント(Mutant)
森(Forest)サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから森カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
6/6クリーチャー — スリヴァー(Sliver)
各プレイヤーの手札にある各スリヴァー(Sliver)・カードは、スリヴァー・サイクリング(3)を持つ。
スリヴァー・サイクリング(3)((3),このカードを捨てる:あなたのライブラリーからスリヴァー・カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。)
インスタント
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+2の修整を受ける。それらのクリーチャーをアンタップする。
基本土地サイクリング(1)(白)((1)(白),このカードを捨てる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。)
目次 |
定義
[タイプ]サイクリング [コスト]/[タイプ]cycling [コスト]は、「[コスト], このカードを捨てる:あなたのライブラリーから[タイプ]カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。」を意味する。
解説
サイクリング・コストを支払い、タイプ・サイクリングを持つカードを捨てることで、指定されたタイプのカードを1枚サーチできる能力である。元々はスカージで基本土地タイプ5種類をサーチできる土地サイクリング/Landcyclingとして登場したが、未来予知でサブタイプを参照するようになり今の名称に変更された。さらにコンフラックスでカード・タイプや特殊タイプ、さらにそれらの組み合わせも参照されるように拡張され基本土地サイクリングが登場した。その後も統率者2016、統率者2021、モダンホライゾン2、機械兵団の進軍、指輪物語:中つ国の伝承、指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキで再登場している。
土地サイクリングおよび基本土地サイクリングは確実に土地を手札に加えることができるため、通常のサイクリングよりマナスクリューに対して強いのが特長である。また、この能力を持つカードの大半はマナ・コストが重めに設定され、序盤は土地事故を起こしにくく、終盤はマナフラッドに対応できるデザインになっている。ただしその柔軟性の代償として、マナ効率がやや悪めに設定されていることも多い。多くがコモンでサイクルを成し、リミテッド用のマナ基盤調整用カードとして用意される事が多い。
スカージでは7種類が初登場。いずれも6マナ以上の重クリーチャーである。未来予知ではタイムシフトとしてウィザードサイクリングを持つヴィダルケンの霊気魔道士/Vedalken AEthermageが登場。コンフラックスで基本土地サイクリングを持つ5マナ以上のスペルのサイクル、アラーラ再誕で、2種類の土地サイクリングを持つ2色6マナのクリーチャーサイクルが登場した。統率者2016では基本土地サイクリングの新規カードが登場し、土地である灰のやせ地/Ash Barrens、4マナの古の掘削/Ancient Excavationといった従来より軽いものも出現した。機械兵団の進軍では土地サイクリングが14年ぶりに本流のセットで登場した。土地サイクリングは同セットから落葉樹扱いになっており、必要ならばいつでも再登場させられるようになった[1]。その後もイクサラン:失われし洞窟で土地サイクリングが、カルロフ邸殺人事件(緑の1枚のみ)やダスクモーン:戦慄の館では基本土地サイクリングが登場するなど多用されるようになっている。
- オンスロートではサイクリング誘発型能力で基本土地を手札に加える、土地サイクリングの先駆けとも言えるクローサの大牙獣/Krosan Tuskerが登場していた。
- サイクリングと違い手札に加えるので、「引く」ことに反応する能力との相互作用はない。一方、「探す」ことに反応する能力との相互作用を起こす。
- 基本土地タイプを参照するものは、その土地タイプを持つ基本でない土地(デュアルランドやショックランドなど)もサーチ可能である。もちろんこれらは基本土地サイクリングではサーチできない。
- タイプ・サイクリングはサイクリングが誘発条件である誘発型能力を誘発させる(→サイクリング誘発型能力)。また、サイクリングの起動を禁止する効果(波停機/Stabilizerなど)の影響を受ける。
- 指輪物語:中つ国の伝承の土地サイクリングのサイクルは(1)で起動できるので実質タップイン土地のように扱うことができ、コモンのサイクルでありながらモダンからレガシーなど下環境で多くのデッキを強化した。
該当カード一覧
平地
- 永遠のドラゴン/Eternal Dragon
- 気高き院僧/Noble Templar
- 聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast
- 青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse
- 遺跡の天使/Angel of the Ruins
- 永久のドラゴン/Timeless Dragon
- 雪花石の徒党の仲裁者/Alabaster Host Intercessor
- 北方の大鷲/Eagles of the North
- 飛翔する砂翼/Soaring Sandwing
島
- 海辺のレインジャー/Shoreline Ranger
- 聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast
- ジェスのゾンビ/Jhessian Zombies
- 高潮の恐怖/Tidal Terror
- ロリアンの発見/Lórien Revealed
- 湖に潜む化け物/Monstrosity of the Lake
- 無法の塩水牙/Marauding Brinefang
沼
- よじれた嫌悪者/Twisted Abomination
- ジェスのゾンビ/Jhessian Zombies
- 炎血の襲撃者/Igneous Pouncer
- 鬱牙のやっかいもの/Gloomfang Mauler
- 注入クロコダイル/Injector Crocodile
- カザド=ドゥームのトロール/Troll of Khazad-dûm
- 猛り狂うトゲ尾/Rampaging Spiketail
山
- 黒焦げ牙のクーガー/Chartooth Cougar
- 炎血の襲撃者/Igneous Pouncer
- 谷のラネット/Valley Rannet
- 遺跡掘削機/Ruin Grinder
- 焼炉の徒党の突撃者/Furnace Host Charger
- 岩山砕きのイエティ/Cragsmasher Yeti
- オリファント/Oliphaunt
- 地鳴りのモンストロサウルス/Seismic Monstrosaur
森
- エルフの逸脱者/Elvish Aberration
- ワイアウッドの守護者/Wirewood Guardian
- 谷のラネット/Valley Rannet
- 青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse
- 森林地の古霊/Timberland Ancient
- 気前のよいエント/Generous Ent
- 養育する鋸背/Nurturing Bristleback
基本土地
コンフラックス
- 抵抗の微光/Gleam of Resistance
- 衝撃的な幻視/Traumatic Visions
- ヴィスの吸収/Absorb Vis
- 焦熱の落下/Fiery Fall
- 森の報奨/Sylvan Bounty
統率者2016
- 渡り鳥の経路/Migratory Route
- 古の掘削/Ancient Excavation
- 墓所の隆起/Grave Upheaval
- 危険な地形/Treacherous Terrain
- 森の再生/Sylvan Reclamation
- 灰のやせ地/Ash Barrens
モダンホライゾン2
ドクター・フー統率者デッキ
カルロフ邸殺人事件
ダスクモーン:戦慄の館
- 導く精霊/Shepherding Spirits
- 短剣口のメガロドン/Daggermaw Megalodon
- 幽体の分捕り屋/Spectral Snatcher
- 寝癖のけだもの/Bedhead Beastie
- よだれ流しの枝潰し/Slavering Branchsnapper
アーティファクト・土地
スリヴァー
ウィザード
脚注
- ↑ Is Landcycling Here to Stay? Its Origin, March of the Machine, & Beyond! | Magic: The Gathering MTG(Gavin VerheyのYouTubeチャンネル 2023年4月25日)
参照
- 「平地(Plains)サイクリング」でテキスト検索
- 「島(Island)サイクリング」でテキスト検索
- 「沼(Swamp)サイクリング」でテキスト検索
- 「山(Mountain)サイクリング」でテキスト検索
- 「森(Forest)サイクリング」でテキスト検索
- 「基本土地サイクリング(Basic landcycling)」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
- 土地サーチカード