アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(3人の利用者による、間の7版が非表示)
22行: 22行:
 
**使用する構築済みデッキはヤーグルが'''9'''枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、[[白黒]]ならワーグル/Wargleなど)。
 
**使用する構築済みデッキはヤーグルが'''9'''枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、[[白黒]]ならワーグル/Wargleなど)。
 
**"You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。
 
**"You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。
 +
 +
===[[2023年]]===
 +
*アリーナで昨年の「技食同源」を踏襲した構成のイベントが行われた。紋章や各構築済みデッキにヤーグルが9枚投入されている事などは共通だが、デッキはここ1年で追加されたカードを踏まえて更新されている。特に緑の「ガーグル/Gargle」には[[ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani]]もしっかり投入されている。
 +
 +
===[[2024年]]===
 +
*アリーナの定期イベント「ミッドウィーク・マジック」を乗っ取って、「ミッドウィーク・マジック:[[ヤーグルとムルタニ/Yargle and Multani|グルルシャーガルルガフゲコ]]」が開催された。紋章に関しては前年通りだが、今回のフォーマットはヒストリック・ブロールで、統率者は伝説のカエル(と[[カエル乗り、達成/Tatsunari, Toad Rider|カエル乗り]])から選択してデッキ構築を行う形式。なんと未所持のカードも使用可能となっており、非常に自由度が高い。
 +
**直前に発売された[[ブルームバロウ]]でカエルがピックアップされたこともあり、昨年まで6枚だった伝説のカエルはイベント開催時点で11枚まで数を増やした。
 +
***その反面、能力を持たないヤーグル(とムルタニ)は統率者としては他のカエルに押され気味で、主役であるはずのヤーグルの出番は専ら[[貪欲な乗りもの、ギトラグ/The Gitrog, Ravenous Ride|ギトラグ]]の餌であった。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
28行: 36行:
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
'''ヤーグル'''/''Yargle''は、[[アーボーグ/Urborg]]に棲まう巨大な[[カエル]]の[[スピリット/Spirit|精霊]]({{Gatherer|id=444346}})。
 
'''ヤーグル'''/''Yargle''は、[[アーボーグ/Urborg]]に棲まう巨大な[[カエル]]の[[スピリット/Spirit|精霊]]({{Gatherer|id=444346}})。
 
かつてのヤーグルは'''ヤー=クール'''/''Yar-Kul''という名の[[人間/Human#ドミナリア|人間/Human]]であり、[[ベルゼンロック/Belzenlok]]の副官を務める[[陰謀団/The Cabal]]の指導者だった。しかし大き過ぎる野心を抱いた罰としてベルゼンロックによって蛆虫に変えられ、さらにカエルに食べられてしまう。そのカエルは爆発的な成長を続けた末、遂に肉体は破裂し、貪欲な魂のみが外に解き放たれた。
 
  
 
詳細は[[ヤーグル/Yargle]]を参照。
 
詳細は[[ヤーグル/Yargle]]を参照。
 
{{フレイバーテキスト|ベルゼンロックの副官ヤー=クールが大き過ぎる野心を抱くようになったので、悪魔王は彼を蛆に変えた。その蛆を食べた蛙はどんどん大きくなり続け、ついに体が爆発して貪欲な魂が抜け出すまで止まらなかった。}}
 
 
*イラストでは陰謀団を襲っているが、これは[[アーティスト]]の独断ではなくアート指示段階から決められていたことである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/magic-design-z-part-3-2022-07-25 Magic Design A to Z, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036190/ マジックのデザイン・AからZ その3](Making Magic [[2022年]]7月25日 Mark Rosewater著)</ref>。そのため、上記の行動は陰謀団としてウェザーライト一行を妨害したのではなく、単に接近してきたものに襲い掛かっただけとも考えられる。
 
  
 
==脚注==
 
==脚注==
41行: 43行:
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[バニラクリーチャー]]
+
*[[バニラクリーチャー]]([[機能別カードリスト]])
 
*[[アーボーグ/Urborg]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[アーボーグ/Urborg]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:多元宇宙の伝説]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:多元宇宙の伝説]] - [[アンコモン]]
 +
*[[Secret Lair Drop Series/2024年#Just Add Milk: Second Helpings|Secret Lair Drop Series: Just Add Milk: Second Helpings]]
 
__NOTOC__
 
__NOTOC__

2024年9月6日 (金) 05:52時点における最新版


Yargle, Glutton of Urborg / アーボーグの暴食、ヤーグル (4)(黒)
伝説のクリーチャー — カエル(Frog) スピリット(Spirit)

9/3

非常に頭でっかちP/Tを持つ伝説のカエルスピリット。いわゆるバニラである。

5マナクリーチャーとしては歴代最高クラスのパワーを持つ。同条件では単純なパワーだけならば無限のワーム/Endless Wurm地ならし屋/Levelerといったライバルがいるものの、伝説である点以外に目立ったデメリットを持たないという使いやすさが画期的。タフネスが低いのが玉に瑕なので、コンバット・トリック装備品などで補ってやろう。特に馬上槍/Jousting Lanceなどを装備させれば凶悪極まりないアタッカーとなる。構築であれば投げ飛ばし/Fling心臓貫きのマンティコア/Heart-Piercer Manticore投げてしまうという手もある。

[編集] 人気

英語圏では嵐雲のカラス/Storm Crowや日本での甲鱗のワーム/Scaled Wurmに通ずる妙な人気を獲得しており、その反響から公式もヤーグルを推した企画を何度か行っている。いずれも彼のP/Tに基づき9月3日に行われている。

[編集] 2020年

[編集] 2021年

[編集] 2022年

  • 恒例行事と化したのか、MTGアリーナで『ヤーグル・デー:技食同源/Yargle Day:You are what you eat』が開催された。従来同様の紋章・報酬に加え、新たに「カエル1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたはクリーチャー1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、あなたはカード1枚を引き、そのカエルはその生け贄に捧げられたクリーチャーのすべての能力を得る。」効果を持った技食同源(ぎしょくどうげん)の紋章が使用される。
    • 使用する構築済みデッキはヤーグルが9枚投入されており、デッキ名は色とヤーグル/Yargleを組み合わせたものとなっている(例:黒単色ならブラーグル/Blargle、白黒ならワーグル/Wargleなど)。
    • "You are what you eat"は「あなたは、あなたの食べたもので出来ている」といった意味で、食生活が健康に繋がることを表した諺である。日本語訳の「技食同源」は、中国における同様の考えである「医食同源(いしょくどうげん)」を捩ったものだろう。

[編集] 2023年

  • アリーナで昨年の「技食同源」を踏襲した構成のイベントが行われた。紋章や各構築済みデッキにヤーグルが9枚投入されている事などは共通だが、デッキはここ1年で追加されたカードを踏まえて更新されている。特に緑の「ガーグル/Gargle」にはヤーグルとムルタニ/Yargle and Multaniもしっかり投入されている。

[編集] 2024年

  • アリーナの定期イベント「ミッドウィーク・マジック」を乗っ取って、「ミッドウィーク・マジック:グルルシャーガルルガフゲコ」が開催された。紋章に関しては前年通りだが、今回のフォーマットはヒストリック・ブロールで、統率者は伝説のカエル(とカエル乗り)から選択してデッキ構築を行う形式。なんと未所持のカードも使用可能となっており、非常に自由度が高い。
    • 直前に発売されたブルームバロウでカエルがピックアップされたこともあり、昨年まで6枚だった伝説のカエルはイベント開催時点で11枚まで数を増やした。
      • その反面、能力を持たないヤーグル(とムルタニ)は統率者としては他のカエルに押され気味で、主役であるはずのヤーグルの出番は専らギトラグの餌であった。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

ヤーグル/Yargleは、アーボーグ/Urborgに棲まう巨大なカエル精霊イラスト)。

詳細はヤーグル/Yargleを参照。

[編集] 脚注

  1. Stories from Dominaria, Part 3/『ドミナリア』での話 その3Making Magic 2018年4月30日 Mark Rosewater著)
  2. Happy Yargle Day!(Magic Digital 2020年9月2日 Wizards of the Coast著)
  3. MTG Arena Announcements, September 1, 2021/MTGアリーナニュース(2021年9月1日)(Magic Digital 2021年9月1日 Wizards of the Coast著)

[編集] 参考

MOBILE