屍術の俊英、ルーデヴィック/Ludevic, Necrogenius

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''WHISPERのテキストには誤りがあります。第2面の「名前が《屍術の俊英、ルーデヴィック/Ludevic, Necrogenius》であり、」は「名前が《ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris》であり、」に読み替えてください。''
 
  
 
2枚目の[[カード]]化で[[変身する両面カード]]となった[[ルーデヴィック/Ludevic]]。[[第1面]]は[[ETB]]および[[攻撃]]するたびに[[切削]]して[[墓地]]を[[肥やし|肥やす]]ルーデヴィック本人。[[マナ]]と墓地の[[クリーチャー]]を費やすことで、[[第2面]]の[[ゾンビ]]「オーラグ」が解き放たれる。
 
2枚目の[[カード]]化で[[変身する両面カード]]となった[[ルーデヴィック/Ludevic]]。[[第1面]]は[[ETB]]および[[攻撃]]するたびに[[切削]]して[[墓地]]を[[肥やし|肥やす]]ルーデヴィック本人。[[マナ]]と墓地の[[クリーチャー]]を費やすことで、[[第2面]]の[[ゾンビ]]「オーラグ」が解き放たれる。
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[[変身]]は[[起動型能力]]で任意に行えるが、[[起動コスト]]は[[色拘束]]と[[マナ総量]]ともに[[重い|重く]]、更に[[ソーサリー・タイミング]]でしか起動できないという大振りなもの。変身後は[[色]]・[[名前]]・[[タイプ]]などを保持したまま、追放したクリーチャーのうちの1体の[[コピー]]として戦場に出て、さらに追放したカードの枚数だけ[[+1/+1カウンター]]で強化される。強力な[[能力]]を持ったクリーチャーや、最低でも5/5になる点を活かして[[パワー]]を参照する能力を持つクリーチャーなどをコピーするとかなり強力。また、名前はオーラグのままなので、追放したクリーチャーと同名の伝説のクリーチャーが[[戦場]]にいても両立できる。これを用いれば、本来不可能な[[コンボ]]を狙うことも可能となる。
 
[[変身]]は[[起動型能力]]で任意に行えるが、[[起動コスト]]は[[色拘束]]と[[マナ総量]]ともに[[重い|重く]]、更に[[ソーサリー・タイミング]]でしか起動できないという大振りなもの。変身後は[[色]]・[[名前]]・[[タイプ]]などを保持したまま、追放したクリーチャーのうちの1体の[[コピー]]として戦場に出て、さらに追放したカードの枚数だけ[[+1/+1カウンター]]で強化される。強力な[[能力]]を持ったクリーチャーや、最低でも5/5になる点を活かして[[パワー]]を参照する能力を持つクリーチャーなどをコピーするとかなり強力。また、名前はオーラグのままなので、追放したクリーチャーと同名の伝説のクリーチャーが[[戦場]]にいても両立できる。これを用いれば、本来不可能な[[コンボ]]を狙うことも可能となる。
  
難点はやはりその重さ。第1面を出すまではともかく、変身コスト、墓地に落とす下準備が必要な点も難。一種の踏み倒しでもあるがクリーチャー故の脆さも持ちあわせ、[[リアニメイト]]として考えると少々効率が悪い。元がそれなりのマナレシオを持ったクリーチャーで、切削による墓地利用を前提とした上で第2面を予備策として持っておく、という形での採用が安定するだろう。
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難点はやはりその重さ。第1面を出すまではともかく、変身コスト、墓地に落とす下準備が必要な点も難。一種の踏み倒しでもあるがクリーチャー故の脆さも持ちあわせ、[[リアニメイト]]として考えると少々効率が悪い。元がそれなりのマナレシオを持ったクリーチャーで、切削による墓地利用を前提とした上で第2面を選択肢として持っておく、という形での採用が安定するだろう。
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[[スタンダード]]では[[ローテーション]]後の[[エスパー・レジェンズ#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|エスパー・レジェンズ]]に採用されることがある。
  
 
*日本語版の[[名前|カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]。接頭辞necro-は「死の」「死体の」の意味で、通常ならば「屍術の」は意訳の範疇と言える。しかしながら、[[イニストラード/Innistrad]]では死体を[[グール/Ghoul]]として蘇らせる[[屍術師/Necromancer|屍術/Necromancy]]と、死体から[[スカーブ/Skaab]]を作り上げる屍錬金術/Necro-alchemyは明確に区別されており、[[ルーデヴィック/Ludevic]]の専門は後者であるため、ここでは適切な訳とは言えない。
 
*日本語版の[[名前|カード名]]は[[誤訳/名訳|誤訳]]。接頭辞necro-は「死の」「死体の」の意味で、通常ならば「屍術の」は意訳の範疇と言える。しかしながら、[[イニストラード/Innistrad]]では死体を[[グール/Ghoul]]として蘇らせる[[屍術師/Necromancer|屍術/Necromancy]]と、死体から[[スカーブ/Skaab]]を作り上げる屍錬金術/Necro-alchemyは明確に区別されており、[[ルーデヴィック/Ludevic]]の専門は後者であるため、ここでは適切な訳とは言えない。
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==ルール==
 
==ルール==
 
;ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris
 
;ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris
*この[[能力]]はルーデヴィックからオーラグに[[変身]]する間に適用される({{CR|712.16}})。変身する際にこの[[パーマネント]]によって[[追放]]されている[[カード]]が存在するなら、「オーラグに変身しているがどのカードの[[コピー]]でもない」瞬間は存在しない。
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*この[[能力]]はルーデヴィックからオーラグに[[変身]]する間に適用される({{CR|{{その他のルールのCR番号|両面カード}}.20}})。変身する際にこの[[パーマネント]]によって[[追放]]されている[[カード]]が存在するなら、「オーラグに変身しているがどのカードの[[コピー]]でもない」瞬間は存在しない。
 
*[[マナ・コスト]]もコピーされるため、[[マナ総量]]はコピー元のマナ総量と同じになる。
 
*[[マナ・コスト]]もコピーされるため、[[マナ総量]]はコピー元のマナ総量と同じになる。
 
*追放されている[[両面カード]]のコピーになる場合、オーラグは[[第1面]]のコピーになる。
 
*追放されている[[両面カード]]のコピーになる場合、オーラグは[[第1面]]のコピーになる。
 
**オーラグが[[日暮]]を持つカードのコピーになったとしても、[[夜]]になったときにオーラグからルーデヴィックへ変身はしない。日暮能力による変身は第1面が日暮を持っている場合にしか起こらない。[[日暮]]の定義を参照。
 
**オーラグが[[日暮]]を持つカードのコピーになったとしても、[[夜]]になったときにオーラグからルーデヴィックへ変身はしない。日暮能力による変身は第1面が日暮を持っている場合にしか起こらない。[[日暮]]の定義を参照。
**(日暮/[[夜明]]ではない)変身する両面カードのコピーになっている場合、コピー元(第1面)の持つ能力などによってオーラグからルーデヴィックへ(あるいはその逆へ)[[変身]]することはできるが、変身してもコピー[[効果]]は継続し、コピー元の第1面の[[特性]]を持ち続ける。このとき、変身しても特性はコピー元の第1面のままであり、[[第2面]]の特性にはならない。
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**(日暮/[[夜明]]ではない)変身する両面カードのコピーになっている場合、コピー元(第1面)の持つ能力などによってオーラグからルーデヴィックへ(あるいはその逆へ)[[変身]]することはできるが、コピーになる[[効果]]は変身しても継続するので、それはコピー元の第1面の[[特性]]を持ち続ける。
***コピー元が[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]のように「~に変身したとき」の[[誘発型能力]]を持つならば、その能力が再度[[誘発]]することになる({{CR|701.28e}})。
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***コピー元が[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]]のように「~に変身したとき」の[[誘発型能力]]を持つ場合、変身しても特性が変わらなくても、それは変身したのでその能力が[[誘発]]する({{CR|{{キーワード処理のCR番号|変身}}e}})。
***[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy]]や[[黄金の守護者/Golden Guardian]]をコピーし、その能力で一度[[戦場を離れる|戦場を離れ]]てから変身した状態で[[戦場に出る]]場合、それは戦場を離れた時点でどちらの面がオモテだったかに関係なく第2面のオーラグの側をオモテにして戦場に出る({{CR|712.10a}})。一度戦場を離れたことで別の[[オブジェクト]]になっているため、それはもはや何のコピーでもない。
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***[[ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy]]や[[黄金の守護者/Golden Guardian]]をコピーし、その能力で一度[[戦場を離れる|戦場を離れ]]てから変身した状態で[[戦場に出る]]場合、それは戦場を離れた時点でどちらの面がオモテだったかに関係なく第2面のオーラグの側をオモテにして戦場に出る({{CR|{{その他のルールのCR番号|両面カード}}.14a}})。一度戦場を離れたことで別の[[オブジェクト]]になっているため、それはもはや何のコピーでもない。
 
*オーラグが、カードを追放する能力と「これによって追放されているカード」を参照する能力をコピーしたとしても、その能力はオーラグに変身する際に追放したカードを参照しない。それらの能力は[[関連している能力]]だが、ルーデヴィックの能力とは関連していない({{CR|607.5}})。
 
*オーラグが、カードを追放する能力と「これによって追放されているカード」を参照する能力をコピーしたとしても、その能力はオーラグに変身する際に追放したカードを参照しない。それらの能力は[[関連している能力]]だが、ルーデヴィックの能力とは関連していない({{CR|607.5}})。
 
**例:[[イゼットの薬術師/Izzet Chemister]]をコピーしたオーラグが「(1)(赤),(T),イゼットの薬術師を[[生け贄に捧げる]]:イゼットの薬術師により追放されているカードを、それらの[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく望む枚数唱える]]。」を[[起動]]しても、ルーデヴィックの変身能力で追放した[[クリーチャー]]・カードを[[唱える]]ことはできない。
 
**例:[[イゼットの薬術師/Izzet Chemister]]をコピーしたオーラグが「(1)(赤),(T),イゼットの薬術師を[[生け贄に捧げる]]:イゼットの薬術師により追放されているカードを、それらの[[マナ・コストを支払うことなく唱える|マナ・コストを支払うことなく望む枚数唱える]]。」を[[起動]]しても、ルーデヴィックの変身能力で追放した[[クリーチャー]]・カードを[[唱える]]ことはできない。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[屍錬金術師、ルーデヴィック/Ludevic, Necro-Alchemist]]
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{{キャラクターを表すカード/ルーデヴィック}}
  
 
===サイクル===
 
===サイクル===
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==参考==
 
==参考==
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*[[コピーカード]]
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*[[クリーチャー・タイプを変更するカード]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[レア]]
[[Category:テキストが正常でないカード]]
 
 
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2023年9月29日 (金) 21:50時点における最新版


Ludevic, Necrogenius / 屍術の俊英、ルーデヴィック (青)(黒)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

屍術の俊英、ルーデヴィックが戦場に出るか攻撃するたび、カード1枚を切削する。
(X)(青)(青)(黒)(黒),あなたの墓地にあるクリーチャー・カードX枚を追放する:屍術の俊英、ルーデヴィックを変身させる。Xは0にできない。起動はソーサリーとしてのみ行う。

2/3
Olag, Ludevic's Hubris / ルーデヴィックの傲慢、オーラグ
〔青/黒〕 伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie)

このクリーチャーがルーデヴィックの傲慢、オーラグに変身するに際し、名前が《ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris》であり、4/4であり、他の色やタイプに加えて青黒の伝説のゾンビ(Zombie)であることを除き、これによって追放されているクリーチャー・カード1枚のコピーになる。ルーデヴィックの傲慢、オーラグの上に、これによって追放されているクリーチャー・カードの枚数に等しい数の+1/+1カウンターを置く。

4/4

2枚目のカード化で変身する両面カードとなったルーデヴィック/Ludevic第1面ETBおよび攻撃するたびに切削して墓地肥やすルーデヴィック本人。マナと墓地のクリーチャーを費やすことで、第2面ゾンビ「オーラグ」が解き放たれる。

第1面も多色伝説のクリーチャーなだけあり2マナで2/3とマナレシオは良い。とはいえ、それだけならアンコモン縫込み刃のスカーブ/Bladestitched Skaabも同様の性能を持ち、伝説でない分横に並べやすく、ゾンビシナジーもあるので使いやすい。やはり切削や、第2面の独特な能力を目当てに用いることになるだろう。

変身起動型能力で任意に行えるが、起動コスト色拘束マナ総量ともに重く、更にソーサリー・タイミングでしか起動できないという大振りなもの。変身後は名前タイプなどを保持したまま、追放したクリーチャーのうちの1体のコピーとして戦場に出て、さらに追放したカードの枚数だけ+1/+1カウンターで強化される。強力な能力を持ったクリーチャーや、最低でも5/5になる点を活かしてパワーを参照する能力を持つクリーチャーなどをコピーするとかなり強力。また、名前はオーラグのままなので、追放したクリーチャーと同名の伝説のクリーチャーが戦場にいても両立できる。これを用いれば、本来不可能なコンボを狙うことも可能となる。

難点はやはりその重さ。第1面を出すまではともかく、変身コスト、墓地に落とす下準備が必要な点も難。一種の踏み倒しでもあるがクリーチャー故の脆さも持ちあわせ、リアニメイトとして考えると少々効率が悪い。元がそれなりのマナレシオを持ったクリーチャーで、切削による墓地利用を前提とした上で第2面を選択肢として持っておく、という形での採用が安定するだろう。

スタンダードではローテーション後のエスパー・レジェンズに採用されることがある。

[編集] ルール

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ/Olag, Ludevic's Hubris

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

イニストラード:真夜中の狩りレアの2伝説のクリーチャーサイクル

[編集] ストーリー

弟子のゲラルフ/Geralfを育てることを諦め、自分の研究室に戻ったルーデヴィック/Ludevic。人生の集大成となる「最後の作品」を作り上げたが……。

詳細はルーデヴィック/Ludevicを参照。

オーラグ/Olagはルーデヴィックが作り上げた怪物。人間/Human、タコ、ムカデ、ギザギザの刃など、様々なものが融合した異形の姿を持つ(イラスト1イラスト2)。

ルーデヴィックは持病が悪化していた。自らの「最後の作品」を作ることに取り憑かれ、ルーデヴィックは研究室に戻った。彼は肉、金属、四つの異なる脳の断片を組み合わせて一つの体とした。イニストラード/Innistradの誰もがこれまで見たことのないようなものだ(エルドラージ/Eldraziがこの次元/Planeにいたことを考慮しても、印象に残るものだ)。ルーデヴィックはその作品を「オーラグ」と呼び、機械を作動させて生命を吹き込んだ。

狂ったように笑いながら、ルーデヴィックはオーラグに命じた。外の世界に出て、傷つけ、殺し、破壊するようにと。「ですが、どうしてです?」オーラグは甘美で無垢な声で尋ねた。ルーデヴィックはうんざりした。彼はこの怪物を優しくなるように作ったわけではないのだ。ルーデヴィックが怪物を直す方法を見つけ出すまで、オーラグは研究室の地下に閉じ込められたままとなった。だが閉じ込められていても、オーラグは独りではない。オーラグは謎の人物の訪問を受けている。その者は約束した、すぐに自由にしてやると。

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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