ヨーティア/Yotia

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[[テリシア/Terisiare]]大陸の南東沿岸部を領土とする国家。南はShielded Sea(南の海)、西は[[ファラジ/Fallaji]]の支配する[[大砂漠/Great Desert (テリシア)|大砂漠/Great Desert]]、東の境界は[[カー峠/Kher Ridges]]を挟んで北東の[[アルガイヴ/Argive]]・東の[[コーリス/Korlis]]と接する。首都は南沿岸部にある[[クルーグ/Kroog]]。クルーグ北部には[[ファラジ/Fallaji#地名|剣の境界/Sword Marches]]と呼ばれる地域があり、ファラジの民と領有を巡って対立している。
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[[テリシア/Terisiare]]大陸の南東沿岸部を領土とする国家([https://media.wizards.com/2018/images/daily/lMDAS8PtEe.jpg 兄弟戦争時代のテリシア地図])。南はShielded Sea(南の海)、西は[[ファラジ/Fallaji]]の支配する[[大砂漠/Great Desert (テリシア)|大砂漠/Great Desert]]、東の境界は[[カー峠/Kher Ridges]]を挟んで北東の[[アルガイヴ/Argive]]・東の[[コーリス/Korlis]]と接する。首都は南沿岸部にある[[クルーグ/Kroog]]
  
その起源は古く、不明な時期に東から海を渡ってきた人々が住み着いたことで、後のヨーティア、アルガイヴ、コーリスとなったとされる。ヨーティア人は複数の神々を崇拝する多神教の信仰を持っていた。七柱の真鍮の神と呼ばれる神々([[軍勢を灰に/Legions to Ashes]])や[[タル教会/Church of Tal|タル/Tal]]、[[ガイア/Gaea]]、Bok、Mabokなどが含まれていたと思われる。そして神々を称える祝祭を開く文化があった。
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その起源は古く、不明な時期に東から海を渡ってきた人々が住み着いたことで、後のヨーティア、アルガイヴ、コーリスとなったとされる。ヨーティア人は複数の神々を崇拝する多神教の信仰を持っていた。七柱の真鍮の神と呼ばれる神々([[軍勢を灰に/Legions to Ashes]])や[[タル教会/Church of Tal|タル/Tal]]、[[ガイア/Gaea]]、Bok、Mabokなどが含まれていたと思われる。そして神々を称える祝祭のパレードを開く文化があった。
  
主なヨーティア出身のキャラクターとして、ヨーティア王族の[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]、ヨーティア南方の港町Jorilin(ジョリリン)出身の[[タウノス/Tawnos]]、[[ボウ・リヴァー/Bo Levar|クルシアス/Crucias]]などがいる。
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首都クルーグの北部には[[ファラジ/Fallaji#地名|剣の境界/Sword Marches]]と呼ばれる地域があり、ファラジの民と領有を巡ってたびたび対立していた。両国に根深い悪感情がくすぶっていたところへ、[[ウルザ/Urza]]がヨーティアの王(大将軍)に[[アーティファクト|機械]]の力を示し、[[ミシュラ/Mishra]]がファラジ統一を目指す王子のために奔走したことで、それぞれの国力が膨れ上がっていく。やがて両国間で開かれた和平会議の場で起こった事件をきっかけに、二人の思惑とは関係なく止めることのできない戦争が始まるのであった。後に[[兄弟戦争/Brothers' War]]とも呼ばれテリシア中の国々や大地そのものを巻き込んでいくこの戦乱は、ウルザ・ミシュラ兄弟の確執だけでなく、ヨーティア・ファラジ両国の問題に深く根差していたのである。
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兄弟戦争を乗り越えてヨーティア人は生き残るものの、国家としてのヨーティアは実質的に失われる。[[アイスエイジ|氷河期]]を経て[[テリシア/Terisiare]]そのものの地図も大きく書き換わり、今日では僅かな遺跡を残すのみとなっている([https://media.wizards.com/2018/images/daily/VXJ1ZAMRCb.jpg 現代のテリシア地図])。
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主なヨーティア出身のキャラクターとして、ヨーティア王族の[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]、ヨーティア南方の港町Jorilin(ジョリリン)出身の[[タウノス/Tawnos]]、[[ボウ・リヴァー/Bo Levar|クルシアス/Crucias]]などがいる。カイラの直系の子孫である[[ジョダー/Jodah]]は、ヨーティア王国の末裔である。
  
 
===兄弟戦争時代のヨーティア===
 
===兄弟戦争時代のヨーティア===
[[兄弟戦争/Brothers' War]]にヨーティアで起った主な出来事を記載する。
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ヨーティアで起こった、または関わりのある主な出来事を記載する。
  
 
21[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、ヨーティアの王女カイラと[[ウルザ/Urza#青年時代|青年時代]]の[[ウルザ/Urza]]が結婚。ウルザの技術力を手に入れたヨーティアは新型の[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter#ストーリー|羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]の開発に成功、羽ばたき飛行機械の戦隊を組織する。
 
21[[アーギヴィーア暦/Argivian Reckoning|AR]]、ヨーティアの王女カイラと[[ウルザ/Urza#青年時代|青年時代]]の[[ウルザ/Urza]]が結婚。ウルザの技術力を手に入れたヨーティアは新型の[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter#ストーリー|羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]の開発に成功、羽ばたき飛行機械の戦隊を組織する。
  
26AR、クルーグの大将軍の策略によりコーリス領土のKorlinda(コーリンダ)で和平会議が開かれ、ファラジ長王を狙った羽ばたき飛行機械による奇襲爆撃によってファラジ人が虐殺される。ファラジ長王の報復を受けてクルーグの大将軍は死亡。ヨーティア、ファラジの両国は戦争状態へと突入する。
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26AR、ヨーティアの大将軍の策略によりコーリス領土のKorlinda(コーリンダ)で和平会議が開かれ、ファラジ長王を狙った羽ばたき飛行機械による奇襲爆撃によってファラジ人が虐殺される。ファラジ長王の報復を受けて大将軍は死亡。ヨーティア、ファラジの両国は戦争状態へと突入する。
  
 
28AR、[[ミシュラ/Mishra]]の策略と[[ファラジ/Fallaji#ファラジ帝国|ファラジ帝国/Fallaji Empire]]の攻撃で首都クルーグが陥落。都市は廃墟と化し、国土は略奪され荒廃する。
 
28AR、[[ミシュラ/Mishra]]の策略と[[ファラジ/Fallaji#ファラジ帝国|ファラジ帝国/Fallaji Empire]]の攻撃で首都クルーグが陥落。都市は廃墟と化し、国土は略奪され荒廃する。

2023年8月3日 (木) 05:48時点における最新版

ヨーティア/Yotiaは、アンティキティー時代のドミナリア/Dominariaにかつて存在していた国家。

目次

[編集] 解説

テリシア/Terisiare大陸の南東沿岸部を領土とする国家(兄弟戦争時代のテリシア地図)。南はShielded Sea(南の海)、西はファラジ/Fallajiの支配する大砂漠/Great Desert、東の境界はカー峠/Kher Ridgesを挟んで北東のアルガイヴ/Argive・東のコーリス/Korlisと接する。首都は南沿岸部にあるクルーグ/Kroog

その起源は古く、不明な時期に東から海を渡ってきた人々が住み着いたことで、後のヨーティア、アルガイヴ、コーリスとなったとされる。ヨーティア人は複数の神々を崇拝する多神教の信仰を持っていた。七柱の真鍮の神と呼ばれる神々(軍勢を灰に/Legions to Ashes)やタル/Talガイア/Gaea、Bok、Mabokなどが含まれていたと思われる。そして神々を称える祝祭のパレードを開く文化があった。

首都クルーグの北部には剣の境界/Sword Marchesと呼ばれる地域があり、ファラジの民と領有を巡ってたびたび対立していた。両国に根深い悪感情がくすぶっていたところへ、ウルザ/Urzaがヨーティアの王(大将軍)に機械の力を示し、ミシュラ/Mishraがファラジ統一を目指す王子のために奔走したことで、それぞれの国力が膨れ上がっていく。やがて両国間で開かれた和平会議の場で起こった事件をきっかけに、二人の思惑とは関係なく止めることのできない戦争が始まるのであった。後に兄弟戦争/Brothers' Warとも呼ばれテリシア中の国々や大地そのものを巻き込んでいくこの戦乱は、ウルザ・ミシュラ兄弟の確執だけでなく、ヨーティア・ファラジ両国の問題に深く根差していたのである。

兄弟戦争を乗り越えてヨーティア人は生き残るものの、国家としてのヨーティアは実質的に失われる。氷河期を経てテリシア/Terisiareそのものの地図も大きく書き換わり、今日では僅かな遺跡を残すのみとなっている(現代のテリシア地図)。

主なヨーティア出身のキャラクターとして、ヨーティア王族のカイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog、ヨーティア南方の港町Jorilin(ジョリリン)出身のタウノス/Tawnosクルシアス/Cruciasなどがいる。カイラの直系の子孫であるジョダー/Jodahは、ヨーティア王国の末裔である。

[編集] 兄弟戦争時代のヨーティア

ヨーティアで起こった、または関わりのある主な出来事を記載する。

21AR、ヨーティアの王女カイラと青年時代ウルザ/Urzaが結婚。ウルザの技術力を手に入れたヨーティアは新型の羽ばたき飛行機械/Ornithopterの開発に成功、羽ばたき飛行機械の戦隊を組織する。

26AR、ヨーティアの大将軍の策略によりコーリス領土のKorlinda(コーリンダ)で和平会議が開かれ、ファラジ長王を狙った羽ばたき飛行機械による奇襲爆撃によってファラジ人が虐殺される。ファラジ長王の報復を受けて大将軍は死亡。ヨーティア、ファラジの両国は戦争状態へと突入する。

28AR、ミシュラ/Mishraの策略とファラジ帝国/Fallaji Empireの攻撃で首都クルーグが陥落。都市は廃墟と化し、国土は略奪され荒廃する。

36AR、アルガイヴ・コーリスの連合王国が成立し、ウルザが連合王国護国卿に任命される。43AR頃までにヨーティアの領土が奪還され、荒廃した状態のまま連合王国の一部となる。

63AR、ウルザがアルゴス/Argothゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylexを起爆、兄弟戦争終結。爆発の影響でマルダン川/Mardun Riverの堤防が決壊し、首都クルーグの廃墟は一部を除いて洪水に飲みこまれる。爆発の難を逃れたタウノスの棺/Tawnos's Coffinはヨーティア南岸に漂着、69ARにウルザの手で解放される。

[編集] 新ヨーティア/New Yotia

79AR、寒冷化によって氷に飲まれつつあるペンレゴン/Penregonを脱出して西進したカイラは、カー峠を越えた先、マルダン川のほとりに新たに築かれた新ヨーティア/New Yotiaの街を訪れている。

85AR、クルーグには水上に高床式の新しい町が形成されており、将軍を名乗る男ファスク/Faskが支配していた。やがて彼が破滅すると、その領土は新ヨーティア、タル教団員/Taliteなどに引き裂かれることとなる。

[編集] 氷河期以降のヨーティア

氷河期になると、かつてヨーティアの領土だった地域はアダーカー荒原/Adarkar Wastesヤヴィマヤ/Yavimayaの森の一部となる。氷河期が終結した後は、ヤヴィマヤの南端にクルーグの遺跡が残されている。

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

アンティキティー
ヨーティアの兵/Yotian Soldier
団結のドミナリア
ヨーティアの宣戦布告/Yotia Declares War
兄弟戦争
ヨーティアの戦術家/Yotian Tacticianヨーティアの衛生兵/Yotian Medicヨーティアの前線兵/Yotian Frontlinerヨーティアの造反者/Yotian Dissident
アルケミー:兄弟戦争
ヨーティアの急使/Yotian Courier

[編集] フレイバー・テキストに登場

ウルザズ・サーガ
落とし穴/Pit Trap
兄弟戦争
クルーグの陥落/The Fall of Kroogファラジの鎖舞士/Fallaji Chaindancer先兵の飛行士、ハービン/Harbin, Vanguard Aviatorコーリスの生存者/Survivor of Korlisクルーグ公、ウルザ/Urza, Prince of Kroog
兄弟戦争旧枠版アーティファクト‎
街の鍵/Key to the City(設計図版)、自己組立機械/Self-Assembler(設計図版)、速足のブーツ/Swiftfoot Boots(設計図版)
ドミナリア・リマスター
ゴブリンの衛生兵/Goblin Medics
アンヒンジド
First Come, First Served

[編集] 登場作品・記事

[編集] 参考

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