ミラディンのために!

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==定義==
 
==定義==
 
'''ミラディンのために!'''/''For Mirrodin!''は「この[[装備品]]が[[戦場に出る|戦場に出た]]とき、[[赤]]の2/2の[[レベル]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]]1体を[[生成]]し、その後これをそれに[[つける]]。」を意味する。
 
'''ミラディンのために!'''/''For Mirrodin!''は「この[[装備品]]が[[戦場に出る|戦場に出た]]とき、[[赤]]の2/2の[[レベル]]・[[クリーチャー]]・[[トークン]]1体を[[生成]]し、その後これをそれに[[つける]]。」を意味する。
  
 
==解説==
 
==解説==
[[ETB]]でクリーチャー・トークンを生成しつつ、それにつける[[キーワード能力]]。装備品の弱点である「[[装備]]先のクリーチャーが存在しないと[[腐る]]」点を自らクリーチャーを用意することで補っている。
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[[生体武器]]の亜種で、クリーチャー・トークンの性能が変わった以外は同一。装備品の弱点である「[[装備]]先のクリーチャーが存在しないと[[腐る]]」点を自らクリーチャーを用意することで補っている。
  
[[生体武器]]の亜種と言えるキーワード能力だが、トークンの[[タフネス]]が0でないため装備先を変えてもクリーチャーが残るようになっている。一方、装備品としてだけ見るとマナ・コストや装備コストは生体武器よりさらに割高な設定となっている。
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生体武器との最大の違いはトークンの[[タフネス]]が0でない点。装備先を変えたり装備品が[[戦場を離れ]]てもクリーチャーが残るようになっているため、より[[ボード・アドバンテージ]]に直結する能力になった。一方、装備品としてだけ見ると[[マナ・コスト]]や装備[[コスト]]は生体武器よりさらに割高な設定となっている。
  
[[ファイレクシア:完全なる統一]]および[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]では[[有色アーティファクト]]のみが持ち、[[白]]と[[赤]]に割り振られており、同色の装備品関連カードとの[[シナジー]]を形成している。[[青]]と[[緑]]にも1枚ずつ存在するが、[[黒]]には存在しない。
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[[ファイレクシア:完全なる統一]]および[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]では[[有色アーティファクト]]のみが持つ能力である。[[白]]と[[赤]]に割り振られており、同色の装備品関連カードとの[[シナジー]]を形成している。両セット全体を見ると[[青]]と[[緑]]にも1枚ずつ存在するが、[[黒]]には存在しない。
  
*ファイレクシア:完全なる統一のストーリーでは、[[ミラディン/Mirrodin]]の[[人間/Human]]五氏族のうち[[オーリオック/Auriok]](白)と[[ヴァルショク/Vulshok]](赤)以外は壊滅状態にあり、中でも[[モリオック/Moriok]](黒)は最初に[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に陥落している<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/feature/planeswalkers-guide-to-phyrexia-all-will-be-one Planeswalker's Guide to Phyrexia: All Will Be One]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036628/ プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内](Feature [[2023年]]2月1日 [[Grace Fong]]著)</ref>。上記の色配分や、装備品の色に関わらずトークンが赤である点はこうした背景もあるのではないかと考えられる。
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*ファイレクシア:完全なる統一のストーリーでは、[[ミラディン/Mirrodin]]の[[人間/Human]]五氏族のうち[[オーリオック/Auriok]](白)と[[ヴァルショク/Vulshok]](赤)以外は壊滅状態にあり、中でも[[モリオック/Moriok]](黒)は最初に[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]に陥落している<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/feature/planeswalkers-guide-to-phyrexia-all-will-be-one Planeswalker's Guide to Phyrexia: All Will Be One]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036628/ プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内](Feature [[2023年]]2月1日 [[Grace Fong]]著)</ref>。上記の色配分や、トークンが赤である点はこうした背景もあるのではないかと考えられる。
 
*初となる名前に感嘆符(!)が付いたキーワード能力。
 
*初となる名前に感嘆符(!)が付いたキーワード能力。
 
**[[アン・カード]]を含めるならば[[ゴチ|ゴチ/Gotcha!]]が[[2004年]]時点で存在したが、現在は[[能力語]]となっている。
 
**[[アン・カード]]を含めるならば[[ゴチ|ゴチ/Gotcha!]]が[[2004年]]時点で存在したが、現在は[[能力語]]となっている。
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*[[栄光のドミヌス、モンドラク/Mondrak, Glory Dominus]]等の[[置換効果]]で1度の[[誘発]]で2体以上のトークンが生成された場合、いずれか1体を選んで装備品をつける([[対象]]を取るわけではない)。
 
*[[栄光のドミヌス、モンドラク/Mondrak, Glory Dominus]]等の[[置換効果]]で1度の[[誘発]]で2体以上のトークンが生成された場合、いずれか1体を選んで装備品をつける([[対象]]を取るわけではない)。
 
*[[機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines]]等の能力で2回以上誘発した場合、それぞれの解決時に「トークンを生成し、それにつける」ことを行う。
 
*[[機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines]]等の能力で2回以上誘発した場合、それぞれの解決時に「トークンを生成し、それにつける」ことを行う。
*[[統率者戦]]において、[[固有色]]の決定にはそのカード自身の色と[[ルール・テキスト]]の[[マナ・シンボル]]のみが参照される。従って、トークンの色は固有色に関わらない。
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*[[統率者戦]]において、トークンの[[]][[固有色]]に関わらない({{CR|903.4}})。
 
**例えば、[[共同魂の刃/Blade of Shared Souls]]の固有色は青のみである。
 
**例えば、[[共同魂の刃/Blade of Shared Souls]]の固有色は青のみである。
  

2023年3月28日 (火) 02:46時点における最新版

ミラディンのために!/For Mirrodin!とは、ファイレクシア:完全なる統一およびファイレクシア:完全なる統一統率者デッキで登場したキーワード能力。これを持つ装備品戦場に出るときに機能する誘発型能力である。

ミラディンのために!/For Mirrodin!
種別 誘発型能力
登場セット ファイレクシア:完全なる統一
ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ
CR CR:702.163

Dragonwing Glider / 竜翼の滑空者 (3)(赤)(赤)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

ミラディンのために!(この装備品(Equipment)が戦場に出たとき、赤の2/2のレベル(Rebel)・クリーチャー・トークン1体を生成し、その後これをそれにつける。)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受け飛行と速攻を持つ。
装備(3)(赤)(赤)


[編集] 定義

ミラディンのために!/For Mirrodin!は「この装備品戦場に出たとき、の2/2のレベルクリーチャートークン1体を生成し、その後これをそれにつける。」を意味する。

[編集] 解説

生体武器の亜種で、クリーチャー・トークンの性能が変わった以外は同一。装備品の弱点である「装備先のクリーチャーが存在しないと腐る」点を自らクリーチャーを用意することで補っている。

生体武器との最大の違いはトークンのタフネスが0でない点。装備先を変えたり装備品が戦場を離れてもクリーチャーが残るようになっているため、よりボード・アドバンテージに直結する能力になった。一方、装備品としてだけ見るとマナ・コストや装備コストは生体武器よりさらに割高な設定となっている。

ファイレクシア:完全なる統一およびファイレクシア:完全なる統一統率者デッキでは有色アーティファクトのみが持つ能力である。に割り振られており、同色の装備品関連カードとのシナジーを形成している。両セット全体を見るとにも1枚ずつ存在するが、には存在しない。

[編集] ルール

[編集] 開発秘話

新ファイレクシアの中にもミラディン人が生き残っていることを表現するため、ファイレクシア的なメカニズムに一捻り加えてミラディン側のメカニズムにすることが考案された。毒カウンター増殖ファイレクシア・マナはファイレクシア側の能力として再登場することが既に決定していたため、生体武器を基にすることとなった。

トークンのクリーチャー・タイプは長年の間再登場の機会が伺われていたレベルとなった。また、生体武器のデザイン上の問題である「トークンのタフネスが0であるため、必ずタフネスを強化する必要がある」点を解消するため、トークンのサイズを大きくすることにした。最初に検討された2/2で上手く働いたため、そのまま決定稿となった[2]

当初の名前は「武器を取れ/take up arms」であったが、クリエイティブ・チームによって「ミラディンのために!/For Mirrodin!」と改名された[3]

[編集] 脚注

  1. Planeswalker's Guide to Phyrexia: All Will Be One/プレインズウォーカーのための『ファイレクシア:完全なる統一』案内(Feature 2023年2月1日 Grace Fong著)
  2. Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 1/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その1Making Magic 2023年1月17日 Mark Rosewater著)
  3. Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2(Making Magic 2023年1月23日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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