意地悪な狼/Wicked Wolf
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[[リミテッド]]でも非常に強力で、食物が無くても十分以上の活躍が見込めるし、特に意識せずとも食物の用意は可能だろう。 | [[リミテッド]]でも非常に強力で、食物が無くても十分以上の活躍が見込めるし、特に意識せずとも食物の用意は可能だろう。 | ||
− | * | + | *[[黒]]の[[酷役の歩哨/Drudge Sentinel]]、[[黒緑]]の[[地底王国のリッチ/Underrealm Lich]]に続いて、[[緑]][[単色]]では初めての「破壊不能を得るとともにタップされる」カード。かつて両者の[[色の役割]]であった[[再生]]に近い。 |
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**これに関しても、食物があればケアが可能。 | **これに関しても、食物があればケアが可能。 | ||
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2022年11月30日 (水) 10:36時点における最新版
クリーチャー — 狼(Wolf)
意地悪な狼が戦場に出たとき、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。これはそれと格闘を行う。
食物(Food)1つを生け贄に捧げる:意地悪な狼の上に+1/+1カウンターを1個置く。ターン終了時まで、これは破壊不能を得る。これをタップする。
食物を食べると、+1/+1カウンターを1個とターン終了時まで破壊不能を得られる。使用感は逆毛ハイドラ/Bristling Hydraの起動型能力にかなり近く、バウンスや追放は受けるが脱ぎ捨て/Cast Offのような全体除去に耐えられるといった違いがあり、また戦闘にも強い。一方で逆毛ハイドラと違って自前で餌となるトークンを用意できないので、何かしらの補助が必要となる。
元のサイズが中型だが、同セットや前後の環境にはエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeperのように潰しておきたい小型クリーチャーもおり、格闘の活躍機会は少なくない。そのうえ、+1/+1カウンターおよび破壊不能と組み合わせることで一方的な格闘に近い効果となる。例えば1個食べれば、同セット・同色・同マナ域のスター選手である探索する獣/Questing Beastを一方的に倒すことができ、複数食べればそのぶん格上も射程内となる。別のカードで食物を用意する手間はあるが、追加マナ不要でこの効果は非常に強力かつ使いやすい。また、この手の格闘は対応しての除去が弱点となるが、食物を余分に用意しておく事で牽制可能な点でも優れる。
登場時のスタンダードでは、金のガチョウ/Gilded Gooseや王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsとともに、食物デッキに採用される。同じくサイズが可変で格闘を行える大食のハイドラ/Voracious Hydraとは使い分けが可能。
リミテッドでも非常に強力で、食物が無くても十分以上の活躍が見込めるし、特に意識せずとも食物の用意は可能だろう。
- 黒の酷役の歩哨/Drudge Sentinel、黒緑の地底王国のリッチ/Underrealm Lichに続いて、緑単色では初めての「破壊不能を得るとともにタップされる」カード。かつて両者の色の役割であった再生に近い。
[編集] ルール
- ETB能力の対象を取るかどうかは(0体という選択肢があるため)任意だが、対象を取った場合は、解決時に格闘する事は強制となる。巨大化/Giant Growthなどには注意。
- これに関しても、食物があればケアが可能。
- 破壊不能を持ったとしてもダメージは受ける。例えば格闘相手が絆魂や感染を持っている場合、噛みつきとの差が生じる。
[編集] 開発秘話
モチーフは、『赤ずきん』『三匹の子豚』など複数の童話に登場する「悪い狼(ビッグ・バッド・ウルフ)」。
最初のデザインでは、「赤ずきんやおばあさんを飲み込むが、狩人に腹を切られると出てくる」ことからのトップダウン・デザインで、自身よりパワーの小さいクリーチャー限定の放逐する僧侶/Banisher Priest系の能力を持っていた。しかし緑の役割から離れすぎているとする反対意見が多く、現在の形に変更された[1]。公式記事で緑が放逐する僧侶能力の2種色とされていた[2]のは、この名残である。
[編集] 脚注
- ↑ Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3(Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)
- ↑ Mechanical Color Pie 2017/メカニズム的カラー・パイ 2017年版(Making Magic 2017年6月5日 Mark Rosewater著)