エルフのチャンピオン/Elvish Champion
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*[[インベイジョン]]が初出である。それまで[[全体強化]]できる汎用的なエルフのロードが存在していなかったため、新たにエルフの基本カードにしようとする動きがあったのだろう。インベイジョンが発売されて1年経たない後に発売された[[第7版]]で既に収録されており、[[再録]]前提で作られたカードでもあることがうかがえる。 | *[[インベイジョン]]が初出である。それまで[[全体強化]]できる汎用的なエルフのロードが存在していなかったため、新たにエルフの基本カードにしようとする動きがあったのだろう。インベイジョンが発売されて1年経たない後に発売された[[第7版]]で既に収録されており、[[再録]]前提で作られたカードでもあることがうかがえる。 |
2022年8月12日 (金) 16:25時点における版
Elvish Champion / エルフのチャンピオン (1)(緑)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)
クリーチャー — エルフ(Elf)
他のエルフ(Elf)・クリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに、森渡りを持つ。(それらは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
2/2タフネスの小さいものが多いエルフにとって、火力への耐性が上がるこの能力は嬉しい。ただ、緑にはより汎用性の高いクリーチャー強化手段が存在するため、トーナメントシーンではサイズアップ能力より森渡りを付与する能力の方が重要になる。
たとえば、オンスロート・ブロックのエルフを中心にしたエルフ・ビートにおいて、森/Forestを含むデッキへの対策として使われた。特に当時全盛だったマッドネスデッキに対しては、幸運を祈る者/Wellwisherでライフを回復しつつ森渡りでダメージレースに出ることができたので、強力な対策カードとして機能した。一方、エルフデッキ同士のミラーマッチにおいては対戦相手のエルフをも強化してしまうことから諸刃の剣と化し、ゲーム展開次第では自らの首を絞めかねないため注意を要する。
- インベイジョンが初出である。それまで全体強化できる汎用的なエルフのロードが存在していなかったため、新たにエルフの基本カードにしようとする動きがあったのだろう。インベイジョンが発売されて1年経たない後に発売された第7版で既に収録されており、再録前提で作られたカードでもあることがうかがえる。
- 第8版まではこれ自体はエルフではなかったため、同時期に基本セットに含まれた2点ダメージの全体火力・紅蓮地獄/Pyroclasmに対して無力だった。しかし、ついに第9版でエルフとなり、複数枚出すことでそれを克服できるようになった。
- インベイジョンから第7版、第8版とイラストが次々に変わり(インベイジョンのイラスト、第7版のイラスト、第8版のイラスト)、第9版でまたインベイジョンのものに戻った。
- 第10版ではサブタイプのロードを失い、「エルフ」のみになった。
関連カード
- 葉の王エラダムリー/Eladamri, Lord of Leaves - これ以前に存在していたエルフのロード。全体強化はなく、森渡りと被覆を与える。(テンペスト)
- 傲慢な完全者/Imperious Perfect - 自軍エルフの全体強化能力と、1/1エルフトークンを生成する能力を持つ。(ローウィン)
- エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid - 自軍エルフの全体強化能力と、自軍エルフの数だけ緑マナを生み出すマナ能力を持つ。(基本セット2010)
- 梢の戦術家/Canopy Tactician - 自軍エルフの全体強化能力と、緑マナを3つ生み出すマナ能力を持つ。(カルドハイム)
- ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller - 自軍エルフの全体強化能力を持つ。多重キッカーにより自身のサイズと修整値を調整できる。(ワールドウェイク)
- 背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader - 継続したサイズ強化能力は持たないが、エルフ限定の踏み荒らし/Overrun能力を持つ他、他のエルフを再生する能力を持つ。(ミラディンの傷跡)
- 光り葉の将帥、ドゥイネン/Dwynen, Gilt-Leaf Daen - 自軍エルフの全体強化能力と到達、自身が攻撃した時に攻撃しているエルフの数分のライフ回復を与えてくれる能力を持つ。(マジック・オリジン)
- エルフの部族呼び/Elvish Clancaller - 自軍エルフの全体強化能力と、自身と同名のカードをライブラリーから直接戦場に出せる起動型能力を持つ。(基本セット2019)