メカニズム
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(解説) |
|||
4行: | 4行: | ||
いつでも使えるメカニズムを[[常磐木]]、必要があればいつでも使えるメカニズムを[[落葉樹]]と呼ぶ。それ以外のメカニズムは各[[カード・セット]]のテーマを表したり、それを補助することが多い。 | いつでも使えるメカニズムを[[常磐木]]、必要があればいつでも使えるメカニズムを[[落葉樹]]と呼ぶ。それ以外のメカニズムは各[[カード・セット]]のテーマを表したり、それを補助することが多い。 | ||
− | [[ | + | [[カード・セット]]固有のメカニズムが無秩序に[[再録]]されることがないのは、[[マジック:ザ・ギャザリング]]を常に新鮮な[[トレーディングカードゲーム]]として保てるよう、各カード・セットごとの雰囲気を大事にしているからである。 |
メカニズムはその性質上、[[背景世界]]と強く結びついているものも多い。例えば[[シャドー]]や[[消散]]には「[[ラースの被覆/Rathi Overlay]]の影響で備わった特殊な性質」という背景ストーリー上の設定がある。一方で[[変異]]のように収録時ごとに別々の設定が与えられるものもあれば、[[賛美]]のように初登場時にはストーリー上の設定があったものが後に[[基本セット]]でより汎用的に使われた例もある。[[変身]]は元々は[[狼男]]のために考え出されたものが拡大され、ついには広く他セットでも使われるようになったという好例。 | メカニズムはその性質上、[[背景世界]]と強く結びついているものも多い。例えば[[シャドー]]や[[消散]]には「[[ラースの被覆/Rathi Overlay]]の影響で備わった特殊な性質」という背景ストーリー上の設定がある。一方で[[変異]]のように収録時ごとに別々の設定が与えられるものもあれば、[[賛美]]のように初登場時にはストーリー上の設定があったものが後に[[基本セット]]でより汎用的に使われた例もある。[[変身]]は元々は[[狼男]]のために考え出されたものが拡大され、ついには広く他セットでも使われるようになったという好例。 |
2018年4月27日 (金) 07:40時点における版
メカニズム/Mechanismとは、「機構」「仕組み」などを表す。能力のことを指すこともあれば、それ以外の特殊なケースもある。
目次 |
解説
いつでも使えるメカニズムを常磐木、必要があればいつでも使えるメカニズムを落葉樹と呼ぶ。それ以外のメカニズムは各カード・セットのテーマを表したり、それを補助することが多い。
カード・セット固有のメカニズムが無秩序に再録されることがないのは、マジック:ザ・ギャザリングを常に新鮮なトレーディングカードゲームとして保てるよう、各カード・セットごとの雰囲気を大事にしているからである。
メカニズムはその性質上、背景世界と強く結びついているものも多い。例えばシャドーや消散には「ラースの被覆/Rathi Overlayの影響で備わった特殊な性質」という背景ストーリー上の設定がある。一方で変異のように収録時ごとに別々の設定が与えられるものもあれば、賛美のように初登場時にはストーリー上の設定があったものが後に基本セットでより汎用的に使われた例もある。変身は元々は狼男のために考え出されたものが拡大され、ついには広く他セットでも使われるようになったという好例。
カードにキーワード名が印刷されるメカニズムは特に、名前も重要である。忍術や武士道のように特定の次元/Planeでしか使えなくなってしまった失敗も踏まえ、メカニズムの多くは再利用のしやすさを考慮した名前になっている。一方でサイクリングやキッカーのように、能力としては申し分ないがあまりにもフレイバー要素に乏しい[1]メカニズムもある。
- Mark Rosewater曰く、「コモンに存在しないテーマはテーマではない」。ブースターパックを少量しか買わないプレイヤーの目にも留まるよう、開封比には気が配られる。
メカニズムの種類
- キーワード能力(キッカーなど)
- キーワード処理(変身など)
- 能力語(スレッショルドなど)
- 包括(歴史的など)
- 色(無色など)
- マナ・シンボル(混成マナ・シンボルなど)
- 特殊タイプ(氷雪など)
- カード・タイプ(部族など)
- サブタイプ(スリヴァーなど)
- カウンター (目印)(-1/-1カウンターなど)
- プレイヤーの状態(統治者など)
特殊な枠によって実現されているメカニズム
枠を参照。
上記以外のメカニズム
カードの俗称を参照。
脚注
- ↑ Odds & Ends: Amonkhet, Part 1/こぼれ話:『アモンケット』 その1(Making Magic -マジック開発秘話- 2017年5月22日 Mark Rosewater著/米村薫訳)