世界棘のワーム/Worldspine Wurm
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2017年11月22日 (水) 20:26時点における版
かの引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornに肩を並べるサイズを誇る超巨大なワーム。
11マナという重さの上、墓地からライブラリーに戻る能力のためにリアニメイトも困難ではあるが、出てしまえば戦闘ではほぼ打ち負けない。直接的な回避能力はないが、15というパワーにトランプル付きなので、2回も殴れば人が死ぬ。加えてワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engineのような死亡時に3体のトークンに分裂する能力を有しており、個々のトークンのサイズも5/5トランプルと倒しきるのは容易なことではない。
上述の通り超重量級ではあるが、ビッグ・マナ系統のデッキであれば唱えて出すのも非現実的ではない。マナ・クリーチャーやマナ・アーティファクトを使ったマナ加速を駆使して比較的早めに登場させたいところ。基本セット2014にて獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beastsが登場したのも追い風。あちらは6マナなので、あらかじめ握っていた場合-3忠誠度能力で出せば5マナ分も踏み倒せる。
マナ・コストを踏み倒す場合、リアニメイトこそライブラリーに戻る能力のために方法が限られてくるが、召喚の罠/Summoning Trapなどで直接戦場に出したり、騙し討ち/Sneak Attackなどからエムラクール同様高火力として打ち出したりすることもできる。特に騙し討ちは終了ステップに生け贄に捧げるので、戦場に15パワー分のトークンを残していくと非常に相性が良い。
モダンではグリセルシュートで滋養の群れ/Nourishing Shoalの代替コストに充てるために採用されている。単純な点数で見たマナ・コストだけならもっと上の緑のカードがあるが、裂け目の突破/Through the Breachとの相性の良さからフィニッシャーとしての役割もこなせるため、このカードが採用されている。Show and Tellに対するメタとしても採用されている。
エターナルでは緑であることを生かして自然の秩序/Natural Orderでライブラリーから直接飛び出すことが考えられる。同様の役割を持つ大祖始/Progenitusとの比較になるが、大祖始と違って環境に蔓延している剣を鍬に/Swords to Plowsharesが防げず、せっかくの能力が農場送りで台無しになる危険性が高いものの、大祖始では防ぎづらいヴェールのリリアナ/Liliana of the Veilや毒の濁流/Toxic Delugeといった辺りには強いので、それらの対策としてサイドボードに投入されていることがある。
- 墓地からライブラリーに戻る能力は置換効果を生成する常在型能力ではなく誘発型能力である。墓地に落ちた際に能力がスタックに乗るので、インスタント・タイミングであればリアニメイトできる。
- エムラクールと並ぶサイズなのに伝説のクリーチャーではない。ラヴニカにはこんな巨大なワームが複数体存在するのだろうか。(→土着のワーム/Autochthon Wurm)
参考
- Game Breaker(Serious Fun、文:Adam Styborski)
- トリプルシンボルカード
- カード個別評価:ラヴニカへの回帰 - 神話レア