頭蓋骨絞め/Skullclamp

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[[スタンダード]]において5年ぶりの禁止カードとして話題を呼んだが、その後も[[ミラディン・ブロック]]から禁止カードが多発してしまったので、そちらの点では少しだけ影が薄くなったかもしれない。いずれにしろ、ゲームとしてのバランスを崩す程の危険なものであることには間違いない。
 
[[スタンダード]]において5年ぶりの禁止カードとして話題を呼んだが、その後も[[ミラディン・ブロック]]から禁止カードが多発してしまったので、そちらの点では少しだけ影が薄くなったかもしれない。いずれにしろ、ゲームとしてのバランスを崩す程の危険なものであることには間違いない。
  
現在このカードは([[Magic Online]]を無視すれば)[[ヴィンテージ]]でしか使うことができないが、ヴィンテージでは[[制限カード]]には指定されていない。実際ビートダウン等での採用率は低く、理由としては[[真髄の針/Pithing Needle]]、[[無のロッド/Null Rod]]や、軽量かつ優秀な[[アーティファクト]]除去の存在により、装備品そのものが[[環境]]から淘汰されていること。もう一つは[[破壊]]でないクリーチャー除去が蔓延する環境であるため、[[戦場]]に残したいクリーチャーに[[装備]]させて抑止力にできる、というこのカードの長所が活かされないこと、などが挙げられる。
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現在このカードは([[Magic Online]]を無視すれば)[[ヴィンテージ]]でしか使うことができないが、ヴィンテージでは[[制限カード]]には指定されていない。実際ビートダウン等での採用率は低く、理由としては[[真髄の針/Pithing Needle]]、[[無のロッド/Null Rod]]や、軽量かつ優秀な[[アーティファクト]]除去の存在により、装備品そのものが[[環境]]から淘汰されていること。もう一つはクリーチャー主体のビートダウンデッキは自分から無のロッドや[[戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wage]]など、自分から全体的なアーティファクト対策を用いる事が非常に多いためである。
  
 
*[[Mark Gottlieb]]が[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mg105 プレビュー]で紹介したとき、サブタイトルで「[[ダークスティール]]の中で一番ぶっ壊れてるカードはこれ?」と書いたら、本当にそうなってしまった。
 
*[[Mark Gottlieb]]が[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mg105 プレビュー]で紹介したとき、サブタイトルで「[[ダークスティール]]の中で一番ぶっ壊れてるカードはこれ?」と書いたら、本当にそうなってしまった。

2014年8月10日 (日) 15:55時点における版


Skullclamp / 頭蓋骨絞め (1)
アーティファクト — 装備品(Equipment)

装備しているクリーチャーは+1/-1の修整を受ける。
装備しているクリーチャーが死亡するたび、カードを2枚引く。
装備(1)((1):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。このカードはつけられていない状態で戦場に出て、クリーチャーが戦場を離れても戦場に残る。)


ミラディン・ブロックを象徴する装備品の1つであり、多くの環境にて禁止カードに指定された凶悪カード。「印刷されるべきではなかった」とまで言わしめた、悪名高い最悪の装備品。

そう言われる理由は、様々な利点を搭載していること。

  1. マナ・コストも装備コストも1マナ軽くパワーも1上昇しなおかつ再利用が容易。すなわち修整カードの欠点であるディスアドバンテージがない。タフネスを1下げることでバランスをとったつもりなのだろうが、次項以降の理由でディスアドバンテージどころか却って強化されてしまっている。
  2. タフネス1のクリーチャーにつければ自動的に墓地落ちるため、いつでも自身の能力誘発させられ、なおかつクリーチャーにPIG能力があればそれも誘発させられる。
  3. クリーチャーを2枚の手札に変換できるので、実質(1)で2ドロー(その上何度でも使い回し可能)というもびっくりなドロー効率。つまりクリーチャーが死んでも損どころか得が発生するので、「クリーチャーが死にやすくなる」ことがデメリットにならない。

このドロー能力が重要で、タフネス1のクリーチャーがいればいくらでも手札に変換できるため、手札が切れることが少なくできる。クリーチャーも強化されているので、対戦相手からすればすぐさま除去したいのと手札を与えたくないとでジレンマに陥ることもある。特にウィニーがこの恩恵を受けており、ウィニー最大の弱点であった「中盤以降の息切れ」がこのカードで解消した。

同時期に登場した電結の荒廃者/Arcbound Ravagerとの相性は最高クラス。あらゆるアーティファクト・クリーチャーが1マナで2ドローと+1/+1カウンターに化ける。それを最も表現したのが電結親和であり、これを装備したクリーチャーに除去を撃つことさえも馬鹿馬鹿しくなる。

その圧倒的な軽さとアドバンテージの大きさから、クリーチャーを主体としたビートダウンデッキならほぼ確実に採用することができる。また、1マナ→カード2枚の変換は、コンボデッキの出現を示唆しており、実際にそれを利用したコボルドクランプというデッキも存在する。

スタンダードにおいて5年ぶりの禁止カードとして話題を呼んだが、その後もミラディン・ブロックから禁止カードが多発してしまったので、そちらの点では少しだけ影が薄くなったかもしれない。いずれにしろ、ゲームとしてのバランスを崩す程の危険なものであることには間違いない。

現在このカードは(Magic Onlineを無視すれば)ヴィンテージでしか使うことができないが、ヴィンテージでは制限カードには指定されていない。実際ビートダウン等での採用率は低く、理由としては真髄の針/Pithing Needle無のロッド/Null Rodや、軽量かつ優秀なアーティファクト除去の存在により、装備品そのものが環境から淘汰されていること。もう一つはクリーチャー主体のビートダウンデッキは自分から無のロッドや戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War's Wageなど、自分から全体的なアーティファクト対策を用いる事が非常に多いためである。

  • Mark Gottliebプレビューで紹介したとき、サブタイトルで「ダークスティールの中で一番ぶっ壊れてるカードはこれ?」と書いたら、本当にそうなってしまった。
  • これが出た当時、Zvi Mowshowitzに「頭蓋骨絞めと減衰のマトリックス/Damping Matrixのどちらかが入っていないデッキはデッキではない」と言わしめた。
  • 1体のクリーチャーに2枚の頭蓋骨絞めを装備させる(もちろん通常はタフネスが2である必要がある)と4枚ドローできる。3枚や4枚でも同様。この場合はもはやライブラリーアウトに注意すべきだろう。
  • 略して「絞め」、またそこから派生した俗称で「〆」がある。また、これを装備してカードを引くことを「絞める」「〆る」と呼ぶことも多い。
  • 元々は装備品版遺贈/Bequeathalとしてデザインされた。
  • ほぞなので粗石の魔道士/Trinket Mageなどとも相性がよい。
  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2004年を代表するカードとして展示された。(参考

2004年6月20日よりスタンダードミラディン・ブロック構築禁止カードに指定される。同年9月20日よりエクステンデッドトライバル・ウォーズで禁止カードに指定される。同年12月23日よりプリズマティックで、2005年3月24日よりシングルトンで、それぞれ禁止カードに指定される。レガシーモダンではフォーマット開始時(2004年9月20日/2011年5月19日)から禁止カードである。

参考

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