幽霊街/Ghost Quarter
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2011年10月5日 (水) 11:40時点における版
土地
(T):(◇)を加える。
(T),幽霊街を生け贄に捧げる:土地1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは「自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それを戦場に出し、ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
土地破壊能力を持つ土地。ルール文章の途中までは、かの露天鉱床/Strip Mineと同じである。しかしその後には「そのコントローラーは基本土地を探し戦場に出す」というペナルティが続く。これで対戦相手の土地を破壊した場合、事実上、自分だけ土地を減らしていることになる。
ペナルティの存在ゆえ、基本土地に対しては土地破壊としての意味をほとんどなさない。対戦相手の色マナ基盤を縛るつもりで基本土地を破壊したところで、代わりのものを出されてしまうだけである。したがってターゲットは実質的に特殊地形のみということになる。その意味では、露天鉱床というよりも不毛の大地/Wastelandの劣化版といった方が正しいだろう。
ショックランドやバウンスランドが横行するラヴニカ・ブロックに登場したのは救い。手が出しにくい本拠地ランドや木の葉ドレイクの休息地/Leafdrake Roostを潰せることを考えれば使い道は意外に多い。今後5CGや、それに準ずる多色デッキが流行るようなら、対戦相手のマナ基盤を崩せるだろう。特殊地形を揃える事が重要なウルザトロンを妨害するならこれでも十分な効果を発揮できる。
また、あまり基本土地が使われないエターナルでは充分な戦力となる。茶単に近いデッキなら4枚投入も可能。
自分の土地を破壊しタッチカラーで1枚しかない基本地形を持って来る事にも使えない事もない。
ルール
- コストの支払いは対象の決定後なので、2番目の能力をその幽霊街自身を対象に起動することができる。ただしこの場合、能力解決時に対象が全て不正であることにより打ち消されてしまう(いわゆる立ち消え)ため、基本土地を探して戦場に出すことはできない。
利用
- ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelやトロウケアの敷石/Flagstones of Trokairと組み合わせるとさながら広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseのように機能する。
- 対戦相手がデッキに基本土地を入れていなければ単なる土地破壊として機能する。世界のるつぼ/Crucible of Worldsや壌土からの生命/Life from the Loamで使いまわして対戦相手のライブラリーから基本土地がなくなるまで土地を破壊し続けるデッキもある。「探す」ことを禁止する疑念の影/Shadow of Doubtなどと組み合わせてもよい。
- 「墓地に行くこと」に意味があるデッキには最適。事実、エクステンデッドでサニー・サイド・アップのようなデッキがこのギミックを利用している。
- ゼンディカー参入後のエクステンデッドでは、ヘックスメイジ・デプスへの対策カードとして主にサイドボードに採用されている。
- 上陸との相性もよい。→赤白上陸
- モダンでは、雲上の座/Cloudpostが禁止カード指定される前は12post対策としてしばしば使われた。
その他
- 名前は似ているが、ゴースト・タウン/Ghost Townとは違う。
ストーリー
幽霊街/Ghost Quarterは、ラヴニカ/Ravnicaに存在する地名。フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spellによって副次的に発生した次元/Planeの大変動と時の裂け目/Time Riftの影響で、次元そのものが他の多元宇宙/Multiverseと切り離された結果、死者の魂がそこに残って溜まっていき、ついには幽霊街を作り出してしまった。(参考)
アギレム/Agyremとして次元カード化もされている。
何故かイニストラードにも登場。別の次元でも同じような現象は起きているということだろうか。