責め苦の天使/Tormented Angel
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4マナのタフネス偏重フライヤー。タフネスが高いだけで飛行の他に特筆するような能力は無し。かなり使い辛い。
ただしブロッカーとしてはかなりの性能であり、タッチで使えることもあってリミテッドでは重宝する。
- 回れ右/About Faceと時代が近かったこともあり、回れ右デッキではよく使われることがあった。
- 色などを無視して、クリーチャーとしての性能だけで見れば踊る円月刀/Dancing Scimitarと同じであったため、当時レアだった踊る円月刀の立場を相当危うくしたカードである。
[編集] ストーリー
責め苦の天使/Tormented Angelは、故郷のセラの領土/Serra's Realmを失ってドミナリア/Dominariaの難民となったセラの天使/Serra Angelをカード化した内の1種(イラスト)。
カード名の「Tormented」は「責め苦の~」と訳されており不明確だが、この天使は責め苦を与えるのではなく、受ける立場にある。そしてフレイバー・テキストには、天の国(heaven=セラの領土)から落ちることよりも、落ちた衝撃を乗り切り生き抜くことの方がなお辛い、とある。つまり、このカードは故郷を喪失し異境の地で苦悩する天使を表現したものである。
- 日本語製品版フレイバー・テキストでは、原文「Falling from heaven is not as painful as surviving the impact.」を「天から落ちることだって、この衝撃に堪(た)えるよりはまだ楽だ。」と「天から落ちること」と「衝撃」の関連性が見えにくく訳されている。原文の「the impact」は天から落ちた結果であることから、「その衝撃に耐える」くらいの方が分かりやすい。