自然の律動/Nature's Rhythm
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ソーサリー
あなたのライブラリーから、マナ総量がX以下であるクリーチャー・カード1枚を探し、戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
調和(X)(緑)(緑)(緑)(緑)(あなたの墓地にあるこのカードを調和コストで唱えてもよい。あなたがコントロールしているクリーチャー1体をタップして、このコストの不特定マナを、そのクリーチャーのパワーに等しい量だけ減らすことを選んでもよい。その後、この呪文を追放する。)
ライブラリーからXマナ以下のクリーチャーを探して戦場に出す、調和つきソーサリー。
同コストの破滅の終焉/Finale of Devastationやイコリアへの侵攻/Invasion of Ikoriaと比較すると、墓地から出せずフィニッシャーとなるような機能もないが、2回使えるという点が強み。単純にカード・アドバンテージが取れるだけでなく、クリーチャー2体で成立するようなコンボを1枚で揃えることもできる。
調和の性質上、1回目でサーチしたクリーチャーのパワーが大きいほど2回目のサーチが安く済む。デメリットと引き換えにマナレシオの良いクリーチャーを使うのも手で、スタンダード範囲を例に挙げると、古のもの/The Ancient Oneをサーチして調和のコストにすることで、8マナ以下のクリーチャーを合計(2)(緑)(緑)(緑)(緑)(緑)(緑)で出せる。調和せずに8マナ以下のクリーチャーをサーチしようとすると(8)(緑)(緑)かかるので、色拘束の悪化と引き換えに2マナ安く済む計算となる。
先述した類似カードと同様、マナ効率自体は普通にクリーチャーを唱えるよりも悪化しがちである。シルバーバレット戦略や、2枚コンボを組み込んだデッキでこそ上手に扱えるカードと言えよう。通常キャスト→調和までを1ターンで行うと緑マナを6つ要求されるので、緑の濃いデッキならなおの事良い。
モダン以下のフォーマットにおいて、2枚サーチという点では歯と爪/Tooth and Nailが比較対象になる。重いクリーチャー2体を揃えるならあちらの方が安上がりだが、サーチを2回に分けて行えるので小回りが利きやすく、エンドカード以外の役割を持ちやすいという点では勝っている。
タルキール:龍嵐録のリミテッドは低速環境であるが、それでもマナ効率の悪さは拭えず、構築のようなコンボ運用もしづらいので評価は低い。ボムレアを入手した際の水増し要員としては採用の可能性はあるか。