胞子形成/Sporogenesis
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Sporogenesis / 胞子形成 (3)(緑)
エンチャント
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはその上にファンガス(fungus)・カウンターを1個置いてもよい。
ファンガス・カウンターがその上に置かれているクリーチャーが死亡するたび、そのクリーチャーの上に置かれているファンガス・カウンター1個につき緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。
胞子形成が戦場を離れたとき、すべてのクリーチャーからすべてのファンガス・カウンターを取り除く。
苗木の「胞子」をクリーチャーに少しずつ植えつけるエンチャント。クリーチャーが死亡したら、胞子が芽吹いて苗木・トークンが生成される。
死亡誘発でトークンを生み出すカードの例に漏れず、他の死亡誘発能力やサクり台、あるいは神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去と相性が良い。また対戦相手のクリーチャーに胞子を植えつけた場合でも、トークンを得るのはこちらである点も悪用の余地がある。
しかし、これ自体のマナ・コストが少々重いうえ、生み出せるトークン自体も非力。しかも増やすペースも1ターンにトークン1体相当に過ぎず、生成するにも死亡誘発させる必要があることから速効性もない。なにより、胞子を植えつけるトークンでないクリーチャーが必須で、単体では置物同然。非常に扱いにくいと言わざるを得ない。
このままでは、リミテッドならまだしも、構築では採用は厳しいレベル。小粒とはいえトークンを多数展開できる(可能性がある)カードであるため、全体強化などで押し切る戦略を期待する向きもあったが、次のウルザズ・レガシーで錯乱した隠遁者/Deranged Hermitが登場したことでその目も潰えてしまった。
- 後の世の彼方より/From Beyondなどと比較すると、死亡誘発を経由せずに直接生成してもバチは当たらないように思えるが、当時のカードパワーの水準では許されなかったのだろう。
- 自分のクリーチャーにファンガス・カウンターを置いた場合には、倍増の季節/Doubling Seasonがあると効果が4倍になる。
- 複数戦場に出すことにより、相乗効果で大きな力を発揮する。自身が置いたファンガス・カウンターだけでなく、他の胞子形成が置いたファンガス・カウンターも数えてトークンを出すからである。逆に、戦場を離れた時の能力は他の胞子形成によるファンガス・カウンターも巻き込むため注意が必要である。
- 非常に紛らわしいが胞子カウンターではなくファンガス・カウンターである事に注意。そのためサリッド/Thallid系のカードとの相乗効果は発生しない。反面、意識混濁の胞子/Mindbender Sporesとは微妙な相乗効果が発生する。