消灯/Curfew
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ちょっと変わったバウンス。どのクリーチャーを戻すのか、各プレイヤーが1体ずつ自分で選ぶ。
クリーチャーもプレイヤーも対象にとらないため、プロテクションや被覆などに強い反面、必ずしも狙ったクリーチャーをバウンスできるとは限らないという不安定さもある。この点、送還/Unsummonの亜種というより布告系のカード(特に近いのは後に登場した無垢の血/Innocent Blood)と思えばわかりやすいだろう。しかし無垢の血と違ってバウンスであるため確実性が薄く、使用状況をかなり選ぶため、扱いやすいとは言いがたい。
また自分のクリーチャーも戻ってしまうのも問題だが、こちらに関しては、対戦相手の除去などに対応して使うことで立ち消えさせるプレイングに利用したり、187クリーチャーやブラストダーム/Blastodermのような「戻したいカード」と組み合わせたりできるし、あるいは自分がクリーチャーをコントロールしていなければまったく無視できる。
そもそも送還が同じ1マナで使えることもあり、スタンダードなどではほとんど日の目を見ることがなかったカード。それこそ相手に187クリーチャーがいれば腐るしかないし、コンバット・トリックにもあまり向いていないため、リミテッドでもイマイチ。
しかし時代が流れた現代のパウパーでは、感染デッキや緑白呪禁と言った、少数精鋭を呪禁などで守って攻撃する系統のデッキに非常に有効であることからそこそこの頻度で見かけるカードである。サイドボードに用意してある場合もあれば、メインデッキから少数挿している例も見られる。
- 現実からの剥離/Peel from Realityと似ている。そちらは対象を取る分1マナ重い。