思考糸の分析者/Thought-String Analyst
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MTGアリーナ専用カード
Thought-String Analyst / 思考糸の分析者 (青)(黒)クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚を裏向きで追放する。あなたはそれのマナ総量に等しい点数のライフを失う。そのカードが追放され続けているかぎり、あなたはそれを見たりプレイしてもよく、その呪文を唱えるために任意のタイプのマナを支払ってもよい。
2/2アーティスト:Diana Cearley
アップキープの開始時に、疑似的に対戦相手のライブラリーからドローできる人間・ウィザード。ただしそのマナ総量と同値のライフロスを伴う。
性質としてはかの闇の腹心/Dark Confidantを彷彿とさせる。豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury形式なので手札破壊も食らわないし、奪った後でプレイせずにおけば追放されたまま戻ってこない状況に陥らせることも可能。更に追放したカードは公開されないので(失ったライフの数値から何を奪ったかの予想はつけられるが)情報アドバンテージの面でも優れる。
しかしライフロスを伴うにもかかわらず対戦相手のライブラリーを使うというのが大きな難点。まずライフロス量のコントロールができず、ボブ死のリスクは大きく跳ね上がる。重いカードを使う低速ランプ系とのマッチアップはもちろんのこと、実用時より額面のマナ総量が高いカード(分割カードなど)は多く、高速~中速のデッキでも予想外の損失を被りうる。極端な例では、アルケミーにおいては錆ゴライアス/Rust Goliathで10点ライフロス、ヒストリックにおいては終末の影/Shadow of Mortalityやアースクウェイク・ドラゴン/Earthquake Dragonで実に15点ものライフロスを強要してくる。そして、対戦相手のカードを奪うカードの例によって、コンボパーツやシナジー前提のカードなど、自分のデッキにとって有用でないカードが「ハズレ」になってしまう点も、ライフを失い損になることから顕著に響く。過密なライフ回復や白金の天使/Platinum Angel等の敗北を回避するカードと併用すればだいぶ使いやすくなるが、そこまでするならこれに頼る意義が薄くなる。
カード・アドバンテージに繋がるのは確かなのでまるっきり駄目という訳ではないが、BO3以上で使うのであれば相手のデッキ次第でサイドアウトしたり、最初からウィニー用のサイドボードとして使うのがよいだろう。
- 思考糸の分析者が戦場を離れても、裏向きで追放されたカードを見たりプレイすることはできる。
- 後に登場した強奪を扱うカードの多くは、「あなたがオーナーでない呪文」を唱えることで誘発する能力を有しており、このカードとの相性は良いと言える。