天空塁壁、プラミコン/Pramikon, Sky Rampart
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伝説のクリーチャー — 壁(Wall)
飛行、防衛
天空塁壁、プラミコンが戦場に出るに際し、「左」か「右」のいずれかを選ぶ。
各プレイヤーはそれぞれ、その選ばれた方向にいる一番近い対戦相手と、その対戦相手がコントロールしているプレインズウォーカーしか攻撃できない。
青赤白の伝説の壁。神秘の障壁/Mystic Barrierと同等の、プレイヤーの攻撃先を塞いでしまう能力を持つ。
神秘の障壁と同様、統率者戦のような無差別戦の多人数戦向けのカード。自分がどんなにヘイトを買っていようと、これが戦場に出ていればクリーチャーの攻撃による被害は1人分で済む。被害を食い止めている間に勝利のための準備を整えたいところ。また、本家神秘の障壁との併用、あるいは騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostorなどでコピーして2枚揃えるとロックが完成する(#ルールも参照)ため、このコンボを狙うのも一興。
タフネス以外に除去耐性を持たない点がネックであるため、青の打ち消しや、白の除去耐性付与呪文などで守ってやりたい。マナ・コストが比較的軽い点を活かし、統率者戦では統率者に指定して何度も出し直す前提で運用するのも手だろう。
多人数戦では有効とされる戦術である、「クリーチャーが少ないプレイヤーを攻撃する」挙動を制御する側面も持つ。例えば虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger's Shadowやトレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trestにはよく刺さるだろう。使嗾と合わせるとさらに効果的。
- 壁はリミテッド・エディションから存在するクリーチャー・タイプであるが、伝説の壁はこれが初となる。
[編集] ルール
基本的なルールについては神秘の障壁/Mystic Barrierの項を参照。
- 姿奪い、ヴォルラス/Volrath, the Shapestealerなどすでに戦場にいるクリーチャーがプラミコンのコピーになった場合、右か左かは選ばれていないので攻撃制限能力は効果を持たない。
- 多人数戦では、プレイヤーがデッキを選んだ後ゲームが始まる前に、互いの合意に基づく任意の方法を用いて席順を決めてよい。プレイヤー同士が合意できない場合(たとえば、プラミコンのせいで、プレイヤーたちが一番近い対戦相手が誰になるのか心配し始めた場合)には、プレイヤーは席順を無作為に選んで座るべきである。
[編集] ストーリー
プラミコン/Pramikonは、永久の霧に覆われた次元/Planeにて、海面から立ち昇る謎の壁(イラスト)。
プラミコンに一見して果てはなく、どちらの方向にも何マイルも伸びている。この壁に近づく者は誰であれ、突如として自分が思いがけない行き先へと向きを変えていることに気づく――まるで見えない手が、人々を遠ざけると固く決めているかのように。