ビルギ/Birgi

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ビルギ/Birgiカルドハイムのキャラクター。カードとしてはカルドハイムの語りの神、ビルギ/Birgi, God of Storytellingが初出。

目次

[編集] 解説

カルドハイム/Kaldheimスコーティ/The Skotiの一柱。女性。浅黒い肌に長い黒髪、青紫色の虹彩の目を持つ(イラスト)。

自慢の神ビルギは楽しみを愛し、カリスマ的で、領界/Realmを渡りながら常に注目の的となる。彼女は神々の使者/The Envoy of the Godsを自称し、「神々の恩寵」を恵まれない領界に届けることが自分の使命であると宣言した。しかし誰もが知っている。快楽主義的なビルギの唯一の目的は、あちこちの領界で最高の宴や祝い事を見つけて、自分もその楽しみに加わることだと。

ビルギはアールンド/Alrundコシマ/Cosimaの第二子で、トラルフ/Toralfの妹、コルヴォーリ/Kolvoriの姉に当たる。トラルフは不可能に思える偉業を達成することに喜びを感じるが、ビルギは彼女がやったとされることを自慢するのを好む。彼女はトラルフの偉業を自分の手柄のように言うことも躊躇わない――もちろん、話を面白くするためにだ。彼女はかつて、ドワーフ/Dwarfスカルド/Skaldを雇ってトラルフに付き纏わせ、その素晴らしい行いを報告してもらおうとした。だがトラルフは独りで英雄的偉業に取りかかることを好むため、その煩わしいスカルドにうんざりして彼を崖から放り投げてしまった。ビルギはもっと隠れ上手なスカルドを雇うことでこれに対応し、トラルフはそのスカルドにまだ気づいていない。ビルギは宴の席で偉業の物語を語るのが大好きだ。そして、彼女は兄の功績を自分の手柄にしているのではないかと疑う者がたとえいたとしても、彼女と過ごす時間があまりに楽しすぎて、大抵の場合そんなことは気にならなくなる。

ビルギの魔法は周囲の人々に活力を与える。それは静かな集会をすぐさま騒々しいパーティーに……そして最終的には制御不能の暴動へと変えてしまう。

[編集] 経歴

[編集] 風は何処へ吹いている/Know Which Way the Wind Is Blowing

中立地帯ジャットモー/Jutmawの長広間にて、普段は対立しているカナー/The Kannah領界路探し/The Omenseekersが宴の席を囲んでいた。その場にビルギという名の女性が現れると喝采が上がり、皆が彼女の語る物語に聴き惚れた。その語りに夢中にならなかったのはカナーに同行するニコ・アリス/Niko Arisだけで、ビルギは語りを終えると一直線にニコのもとに向かってきた。

ビルギはニコとの会話の中で、この場の領界路探しの一団を率いる石背のオラフト/Orhaft Stonebackについて語った。背中を刺されて何時間も気づかなかったのがその名の由来だと。ニコがそんなことは信じられないと返すと、一人の領界路探しが言った。「石背の話は本当だよ、蛇狩りの話よりもね」。つまり、カナーを率いる蛇狩りのフィン/Fynn the Snakehunterが星界の大蛇コーマ/Komaに傷を負わせたという話は疑わしいと言っているのだ。カナーたちは負けじと石背の話の信憑性について言い返し、互いの長への侮辱に両陣営は色めき立った。ビルギはフィンとオラフトを呼んでこようとするニコを制止したばかりか、罵り合いを煽り、とうとう乱闘騒ぎが勃発した。ニコは気づいた、ビルギが意図的にこの状況を引き起こしたのだと。

最終的にその騒ぎが収まると、両陣営は嘘のように仲直りしていた。そしてニコは知った。ビルギは神なのだ。ニコはビルギに武器を抜きたいという衝動を抑えた――そうさせることこそがビルギの力の本質なのだから。ビルギは悪びれもせずニコに言った。私がこれを起こしたのは、私たちのことを知ってもらうため。私たちの喜びと怒りは紙一重。私たちから生き延びられる力があるなら、何からだって生き延びられると。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

カルドハイム
豊潤の角杯、ハーンフェル/Harnfel, Horn of Bounty
ダブルマスターズ2022
神々の憤怒/Anger of the Gods(ボーダーレス版)

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] その他

[編集] 参考

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