パララクスのきずな/Parallax Nexus
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エンチャント
消散5(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できないなら、それを生け贄に捧げる。)
パララクスのきずなから消散カウンターを1個取り除く:対戦相手1人を対象とし、そのプレイヤーは自分の手札のカード1枚を追放する。起動はソーサリーとしてのみ行う。
パララクスのきずなが戦場を離れたとき、各プレイヤーは、パララクスのきずなによって追放された、自分がオーナーであるカードを手札に戻す。
パララクス・エンチャントの黒版。消散カウンターを1個取り除くことで、一時的に対戦相手の手札にあるカード1枚を追放することができる。
いわゆる手札破壊だが、消散の特性で数ターン後にまた手札に戻ってしまうため、長期的に見れば確実性が薄い。しかし、複数枚を数ターンに渡って封じることができ、また追放であるため墓地利用されることもないため、短期決戦で考えればなかなか悪くない性能である。
スーサイドブラックなどでは、カウンターが尽きる前に相手を倒してしまえばいい、という理屈でたまに使われた。ただしカードを選ぶのが対戦相手であるという点がネックであり、手札破壊としてはより確実な強迫/Duressのほうが広く使われていた。
補充デッキでは、キーカードの補充/Replenishを通すための補助であると同時に、補充が通ったあとにオパール色の輝き/Opalescence軍団が攻撃するまでの安全を保障するダメ押しに使われた。黒を含まないタイプの補充デッキでも後者のために少数挿すこともあるが、ほかの2種のパララクスがあれば十分として採用しないパターンも少なくない。
- これで追放されたカードは公開情報なので、すべてのプレイヤーに分かるようにしなくてはならない。
- サイクルの他のカードと違い、追放する能力にはソーサリー・タイミングの制限が設けられているため、追放するのに対応して自身を除去することで永久的に追放できるのは1枚のみである。
- 軽量かつ(一時的に)相手の手札を最大5枚まで削れることから、意志の化身/Avatar of Willと組み合わせるのも良いだろう。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
ネメシスのパララクス・エンチャント・サイクル。いずれも消散5を持ち、消散カウンターを取り除くことで、自身が戦場にいる間、特定のオブジェクト1つを追放できる。
- パララクスの波/Parallax Wave
- パララクスの潮流/Parallax Tide
- パララクスのきずな/Parallax Nexus
本来の意図と異なる動作を防止するため、2000年2月にパワーレベル・エラッタが出されていたが、2009年10月のオラクル更新ですべて解除された。詳細はパララクスの波/Parallax Wave#パワーレベル・エラッタを参照。
[編集] ストーリー
パララクスのきずな/Parallax Nexusはラース/Rathのパララクス/Parallaxをカード化した1種(イラスト)。「きずな」と訳されている「Nexus」は「連鎖、関係、中心」の意味があり、イラストはパララクスの中心を描いているとも、メカニズムはパララクス発生が周囲に与える連鎖的な精神への影響を表現しているとも取れる。掌編ネメシスストーリーによると、パララクスから逃げ出そうとしている人々の精神状態には恐怖と混乱が見られる。