ハイプードラ/Hydradoodle
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Hydradoodle / ハイプードラ (X)(X)(緑)(緑)クリーチャー ― ハイドラ(Hydra) 犬(Dog)
ハイプードラが戦場に出るに際し6面体サイコロをX個振る。ハイプードラはそれらの出目の合計に等しい数の+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
到達、トランプル
透かし:交配研究所/Crossbreed Labs
アーティスト:Mathias Kollros
ハイドラらしくマナをつぎ込んだだけ強くなる能力を持っているがそこはアン・カード、どれだけ強くなるかはサイコロの出目次第。運が大きく絡むカードではあるが、+1/+1カウンターの数の期待値は「サイコロ1個(2マナ)につき3.5個」であり、キヅタの精霊/Ivy Elemental系カードの相場である「1マナにつき1個」よりだいぶ高い数値。Xが大きくなるほど期待値通りの結果になりやすく、かつトランプルを持っているので高くなったパワーも活かしやすいため、サイコロ系カードの割には安定感があって扱いやすい。
サイコロに関するほかのカードと組み合わせるのもいいだろう。リス力計画/Squirrel-Powered Schemeのようなサイコロの出目を操作するカードならば小さいXでもサイズを上げやすくなるほか、一度に大量のサイコロを振れることに注目して運良く/As Luck Would Have Itのようなサイコロを振ること自体に意味があるカードと組み合わせるのも面白い。
- 一度にX個のサイコロを振るカードは他に古きバズバーク/Ol' Buzzbarkがいるが、あちらはXが大きすぎるとサイコロを振るのが物理的に困難になるという欠点がある。
- 初出時のクリーチャー・タイプはハイドラ・猟犬だったが、基本セット2021発売に伴う2020年6月のオラクル更新により猟犬は犬に変更され、ハイドラ・犬になった[1](猟犬は廃止)。
- このカードのイラストは、飼い馴らされたハイドラ/Domesticated Hydra用に描かれたがボツになったスケッチを流用したものである[2]。
- プードルというと日本では小型のトイ種がペットとして普及していることもあり、か弱い愛玩犬のようなイメージも受けるが、もともとは中型の狩猟犬。当時のクリーチャー・タイプ「猟犬」にも納得である。
- フレイバー・テキストは「housebroken(家の中で飼えるよう躾けられた)」と「housebreaking(押し込み強盗、家宅侵入)」を掛けた洒落。半分プードルだからといって、こんな生き物を屋内で飼うのはやめよう。
Less housebroken than housebreaking.
押し込み強盗よりしつけられていない。
- フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキで黒枠版とも言えるネヴァーウィンターのハイドラ/Neverwinter Hydraが登場。そちらは到達の代わりに護法(4)を持つ。
[編集] 脚注
- ↑ Core Set 2021 Update Bulletin(Internet Archive)(News 2020年6月23日 Eli Shiffrin著)
- ↑ Unstable Scraps, Part 2/『Unstable』のスクラップ その2(Making Magic 2017年12月4日 Mark Rosewater著)