シミックの隆盛/Simic Ascendancy
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Simic Ascendancy / シミックの隆盛 (緑)(青)
エンチャント
エンチャント
(1)(緑)(青):あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび、その個数に等しい数の成長(growth)カウンターをシミックの隆盛の上に置く。
あなたのアップキープの開始時に、シミックの隆盛の上に成長カウンターが20個以上置かれている場合、あなたはこのゲームに勝利する。
シミック連合/The Simic Combineの勝利条件カード。あなたのクリーチャーの上に置かれる+1/+1カウンターに応じて成長していき、20個溜まれば勝利できる。
自身でも+1/+1カウンターを乗せることはできるが、これのみで勝利条件を満たそうとするのは流石に悠長過ぎる。順応、早駆けるトカゲ蛙/Galloping Lizrog、生体性改造/Biogenic Upgradeなどの、大量に+1/+1カウンターを乗せられるカードも利用してカウンターを増やしていきたい。シミックはラヴニカ・ブロック、ラヴニカへの回帰ブロックでも一貫して+1/+1カウンターを使うスタイルなので、シミックファンデッキでも運用しやすい。
根本的な問題としては、20個もの+1/+1カウンターを用意できるなら、そのまま戦闘させたほうが手っ取り早いという点であろう(→オーバーキル)。勝ち手段が二段構えになるので容易に対処されないという利点こそあるが、スロットを打ち消しなどのサポート手段に回したほうが堅実なのが実情である。後述のような何かしらのコンボを組み込むなど、工夫がほしい。
リミテッドでは永続的強化を繰り返し行える1つ目の能力だけで採用できる。
- 倍増の季節/Doubling Seasonがあれば+1/+1カウンターを置く数が倍、それに誘発して置かれる成長カウンターの数も倍になり、勝利速度が4倍になる。
- ラヴニカの献身のドラフト・ウィークエンドで、発売記念プロモとして、新規イラストのプロモーション・カードが配布された[1]。
- タルキール覇王譚の隆盛/Ascendancyサイクルと同じ命名法則のエンチャントであるため、サイクルの一部ではないかと誤解されることがある。これについてMark Rosewaterは、カード名に使われる単語は限りある資源であり、既出の単語を使うことを避ければ資源の枯渇を早めてしまうが、そうするだけの価値があった可能性もあると語っている[2]。
[編集] ルール
- 2番目の能力は、クリーチャーが+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出たときにも誘発する(CR:122.6)。
- カウンターを移動させる効果は、一方の上からカウンターを取り除きもう一方の上に同じ数のカウンターを置くことなので、2番目の能力を誘発させる(CR:122.5)。
- 3番目の能力はif節ルールに従う。成長カウンターが20個以上置かれていなければ誘発せず、解決時にも20個以上置かれていなければ勝利できない。
[編集] 脚注
- ↑ Ravnica Allegiance Promos and Packaging/『ラヴニカの献身』の各種プロモとパッケージ(Card Preview 2018年12月17日)
- ↑ More Odds & Ends: Ravnica Allegiance/さらなるこぼれ話:『ラヴニカの献身』(Making Magic 2019年2月4日 Mark Rosewater著)