シェフのおすすめ/Chef's Kiss

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1マナ軽くなった野生の跳ね返り/Wild Ricochet。その代わり、対象を1つだけとる呪文に限られる上に、両方の新たな対象が無作為に選ばれてしまうが、あなたやあなたのパーマネントは対象外で済む。

呪文のコントローラーは問わないので、対戦相手の呪文を奪ったうえで倍返しすることも、自分の呪文を倍化することもできる。不確定ながら爆発力の高い呪文。ただし、いずれの場合も対象は無作為に選び直されるうえ、シェフのおすすめのコントローラーは対象にできないので、ドロー呪文やクリーチャー強化呪文など、メリットを与える呪文に対しては、相手を助けることになり自殺行為。基本的には「対象に加害する呪文」を対象にすることになる。

ランダム性については、対象が制限されている呪文であれば、ある程度無視することができる。例えば対戦相手が唱えた溶岩の斧/Lava Axeに使うと対戦相手かプレインズウォーカーに通り、両方対戦相手に通ればこちらは実質3マナで10点ダメージという破格の数値に。クリーチャー限定火力をコピーしている場合、対戦相手が1体しかクリーチャーをコントロールしていなければ両方とも確実にそれに叩き込まれる。また、コピーだけでなく元の方の呪文も対象が変わるだけでなくコントロール自体をあなたが得ているので、予言の稲妻/Prophetic Bolt最悪の恐怖/Worst Fearsの様な解決中や解決後に発生する恩恵もこちらで奪ってしまえるのも野生の跳ね返りとの違い。

自分の呪文をコピーする目的ならば、モダンカードプールでは余韻/Reverberateの方が軽いし、新たな対象選択も自由に行える。やはり本領は対戦相手の呪文を逆用すること。どちらかというとサイドボード向けのカードといえる。

リミテッドでは主に悲劇的な落下/Tragic Fall鉱山の崩壊/Mine Collapseなどの除去に対して使うことになるだろう。不安定ではあるが、クリーチャー戦主軸の環境において最大2体を除去して1:3交換できるのは強烈。

[編集] ルール

  • あなたコントロールしている呪文対象にシェフのおすすめを唱えてもよい。
  • シェフのおすすめの対象とした呪文に、あなたやあなたがコントロールしているパーマネント以外の適正な対象がない場合、その呪文の対象は選び直すことなくそのままである。
  • あなた以外のプレイヤーが唱えた「自分のコントロールしているパーマネント」しか対象に取れない呪文に対してシェフのおすすめを唱えた場合、その呪文とそのコピーは対象不適正になる。
    • 例:対戦相手が対戦相手のクリーチャーを対象として蛇皮のヴェール/Snakeskin Veilを唱え、それに対してあなたがシェフのおすすめを唱えた。このとき、あなたはシェフのおすすめの効果により蛇皮のヴェールのコントロールを得るが、あなたのクリーチャーを蛇皮のヴェールの対象として選べないため、蛇皮のヴェールとそのコピーは対戦相手のクリーチャーを対象としたままになり、解決時に対象不適正となる。

[編集] 参考

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