カーリア/Kaalia

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カーリア/Kaalia統率者のキャラクター。カードとしては統率者の巨大なるカーリア/Kaalia of the Vastが初出。

目次

[編集] 解説

アラーラ/Alaraに住む人間クレリック。女性。背中には天使を思わせる羽毛に覆われた翼と、悪魔ドラゴンを思わせる飛膜の張った翼が1対ずつ生えている(イラスト1イラスト2)。

本名はリア/Lia。カー/Kaaはナヤ/Nayaナカティル/Nacatlの言葉で「力」を意味する。

カーリアは山の礼拝堂に腰掛け、天界と冥界両方の軍に想いを巡らせながら、破壊の痕に覆われた自らの過去に悩まされていた。幼い頃、悪魔ネファロックス/Nefaroxとその配下に家族を皆殺しにされ[1]、ひびだらけとなったその心に憎悪が忍び込んだのだ。今、正義の怒りと不浄な復讐心に衝き動かされ、カーリアは熱狂のままに大いなる力を集めている。彼女の眼前に立ち塞がる者は誰であれ、その破滅的な勢力を解き放たれることになるだろう。

[編集] 経歴

[編集] 石殺し/The Stonekiller

衝合/Conflux後のアラーラにて、バント/Bantだった地域のある村の少女リアは、鉤爪のように曲がった指と、石を壊すことのできる魔法の才を持っていた。ある日、リアは猫の頭と人の体を持つ不思議な生き物を目撃する。次の日、彼女は一人遊びの最中に猫人と再び遭遇したが、彼らはリアに袋を被せてそのまま攫っていってしまった。

リアを攫った猫人、すなわちナヤのナカティルの一人はナイラ/Niraと名乗った。彼女は説明した、自分たちはアジャニ/Ajani陽光弾手/Sunstrikerで、悪魔による恐ろしい儀式の計画を阻止しようとしている。君の村は儀式に必要な骨を集めるために悪魔に襲われ、君の家族と村人たちは皆連れ去られてしまった。そして彼らを救うためには、リアの石殺し/Stonekillerの力が必要なのだと。ナイラはナカティルの慣習に従い、初めての戦いに向かう戦士となるリアへと新しい名前「カーリア/Kaalia」を授ける。

ナヤのマトカ/Matcaの闘技場に辿り着いたカーリアたちは、闘技場を覆う巨大なヘルカイト/Hellkiteの骸骨と、その下で儀式を行うエスパー/Esper出身の彫刻家と召使いたちを見た。ヘルカイトの背骨を一つに繋ぐ要石を破壊すれば儀式は頓挫する――カーリアはナイラとともに骸骨によじ登り、何とか要石の破壊に成功するも、彫刻家の男に投げ落とされてしまう。ナイラはカーリアを追って跳び、下敷きとなって彼女を守った。骸骨が崩れゆくなか、闘技場が真っ二つに裂け、悪魔ネファロックスが姿を現した。カーリアは吹き飛ばされ、意識を失った。

カーリアが目覚めると、そこには瓦礫と死体だけが残され、動くものは何もなかった。悪魔はすでに姿を消していた。カーリアの胸には虚しさのみが残った。彼女は悪魔への復讐を誓い、広大な荒野へと踏み出した。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

統率者
巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast
統率者2015
義務の誓約/Vow of Duty

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 脚注

  1. 「15の統率者、15の物語」には「かつて僧だったころの彼女のつつましい生活は、影のような怪物が仲間を抹殺したことで灰燼と化してしまった」とあり、設定が変更されたものと思われる。

[編集] 参考

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