カバ
提供:MTG Wiki
カバ/Hippoは、クリーチャー・タイプの1つ。ずんぐりとした体つきの大型の哺乳類。
初出はアライアンスで、Phelddagrifの生成するトークンのクリーチャー・タイプとして登場。カードとしてはウルザズ・サーガの猛き雄カバ/Bull Hippoが初。その後コビトカバ/Pygmy Hippoもオラクル変更により仲間に加わった(コビトカバのクリーチャー・タイプは初登場時は「Hippopotamus」であったが、日本語版では当時から訳語が「カバ」であった)。以降も時折ではあるが新種が登場している。
黒単色のラゾテプのビヒモス/Lazotep Behemothを除き、いずれも緑か緑を含む多色。カバ・トークンの色も緑である。
カバ・トークンを生成するカードは1/1のトークンを生成するPhelddagrifと探索するフェルダグリフ/Questing Phelddagrif、3/3のトークンを生成する食餌+給餌/Mouth+Feedが存在する。
伝説のカバはイコリア:巨獣の棲処現在、巨智、ケルーガ/Keruga, the Macrosageのみ。
- 象に対するロクソドン/Loxodonやサイに対するロウクス/Rhoxのような亜人化種族に恵まれておらず、カード数が少ない。フェルダグリフはカバをモチーフとした存在であるが、フェルダグリフという別のクリーチャー・タイプになってしまっている。
- 古代ギリシア人は馬を意味するヒッポス(ἵππος)と川を意味するポタモース(ποταμός)を合わせたヒッポポタモース(ἱπποπόταμος)をカバを意味する単語として使っていた。それがラテン語でHippopotamusになり、英語ではそのままのHippopotamus、または省略形のHippoがカバの意味で使われている。
- 日本語の「カバ」も漢字で書くと「河馬」であり、同じ意味である。
- 現在カバはアフリカのサハラ以南にしか分布していないが、紀元前にはナイル川下流にも生息していた。そのため古代エジプト人にとってはよく知られた生物であり、カバの形をした装飾品やカバの姿をした女神タウエレトの像が発掘されている。古代エジプトモチーフの次元/Plane・アモンケット/Amonkhetを舞台としたアモンケット・ブロックで登場したのもそのためだろう。