闇市の人脈/Black Market Connections

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''WHISPERのテキストには誤りがあります。フレイバー語の「葉柄を雇う」は「傭兵を雇う」と読み替えてください。''
 
  
[[ライフ]]を通貨に[[宝物]]、[[カード]]、[[クリーチャー]]を得られる[[エンチャント]]
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毎[[ターン]]、[[ライフ]]を通貨に[[宝物]]、[[カード]]、[[クリーチャー]]を得られる[[エンチャント]]。どれか一つだけお買い上げいただくも良し、6点のライフを[[支払う|支払って]]全部を購入するも良し。
どれか一つだけお買い上げいただくも良し、全部の商品を買い占めた場合のお値段は1ターンごとにライフ6点。
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[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]の系譜と言えるライフを別の[[リソース]]に変換する[[カード]]ではあり、そちらと比べると[[引く|ドロー]]の効率は低下しているものの、[[強欲/Greed]]のことを考えれば決してぼったくりと言うほどでもない。その上、増えた手札を[[マナ加速]]で消費しやすくなり、クリーチャー・[[トークン]]により引きムラに左右されず戦力を供給することもできる。[[誘発]]タイミングの都合上[[ドロー・ステップ]]で引いたカードを見てから選択を行える点も含め、総合的に見て非常に柔軟性が高いカードと言える。
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[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]の系譜と言えるライフを別の[[リソース]]に変換する[[カード]]ではあり、そちらと比べると[[引く|ドロー]]の効率は低下しているものの、[[強欲/Greed]]のことを考えれば決してぼったくりと言うほどでもない。その上、増えた手札を[[マナ加速]]で消費しやすくなり、クリーチャー・[[トークン]]により引きムラに左右されず戦力を供給することもできる。これ自身が[[シングルシンボル]]で宝物とドローを供給できることから[[多色デッキ]]の潤滑油として使うこともできる。[[誘発]]タイミングの都合上[[ドロー・ステップ]]で引いたカードを見てから選択を行える点も含め、総合的に見て非常に柔軟性が高いカードと言える。
 
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単純に便利だが自身のライフを消費する性質上、ゲームが長引く消耗戦ではいずれライフが尽きて本末転倒になってしまう恐れがあり、序盤からライフを削ってくる[[アグロ]][[バーン]]などのデッキが相手ではそもそもリソースに変換する前にライフをすべて奪われて負けてしまうので分が悪い。どちらかと言えばクリーチャートークンを継続的に展開した人海戦術で短期決戦を狙うか、あるいは大量に加速したマナと手札を効率的に運用してコンボを狙うか、さもなくば継続的にライフを稼ぎ続けられる手段でもないと結局ジリ貧になってしまう。カードパワーも応用力も代償さえもすべて大きく、いくらでも工夫のし甲斐がある[[黒]]らしいテクニカルさを持った優良レア。
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[[カードパワー]]も応用力も高いが、ライフ消費の多さという代償も大きい。[[ゲーム]]が長引く消耗戦ではいずれライフが尽きてしまう恐れがあり、序盤からライフを削ってくる[[アグロ]]や[[バーン]]などの[[デッキ]]が相手では特に分が悪い。それでいてターンを稼ぐほどリソースを得られるカードであるため、守りを捨ててでも早期決着したい[[ビートダウンデッキ]]のリソース補充手段としてはやや不向きである。どちらかと言えば、稼いだマナと手札を用いて[[コンボ]]を狙うために用いるのに向いていると言える。いずれにせよ、何らかのライフ補充手段は用意しておいた方が良い。
  
 
[[2人対戦]]でも弱くはないが、真価を発揮するのは[[開始時のライフの総量|初期ライフ]]が40点と多い統率者戦であり、全[[モード]]選択も比較的ローリスクで行えるようになる。[[多相]]により、各種[[部族カード]]の影響も受けやすい点も評価点。
 
[[2人対戦]]でも弱くはないが、真価を発揮するのは[[開始時のライフの総量|初期ライフ]]が40点と多い統率者戦であり、全[[モード]]選択も比較的ローリスクで行えるようになる。[[多相]]により、各種[[部族カード]]の影響も受けやすい点も評価点。
  
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*トークン生成の[[モード]]が二種類ありパーマネント数を稼ぎやすいため、[[スカルポートの商人/Skullport Merchant]]などのパーマネントを別の[[リソース]]に変換できるカード等と組み合わせるのも有用である。
 
*トークンが[[多相]]を持つのは[[パーティー]]をテーマにした[[パーティーの時間/Party Time]]で初収録されたためだろう。
 
*トークンが[[多相]]を持つのは[[パーティー]]をテーマにした[[パーティーの時間/Party Time]]で初収録されたためだろう。
 
**[[トークン・カード]]の[[イラスト]]も従来の多相持ちとは趣が異なり、「様々なアイテムを持ち歩いているため、どんな[[職業]]もこなせる」ことを思わせるものになっている。
 
**[[トークン・カード]]の[[イラスト]]も従来の多相持ちとは趣が異なり、「様々なアイテムを持ち歩いているため、どんな[[職業]]もこなせる」ことを思わせるものになっている。
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*{{Gatherer|id=641707|イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ版}}では、[[マジック]]の世界観に描き直されたからか[[フレイバー語]]が用いられていない。トークン・カードも[[モダンホライゾン]]の多相持ちのような不定形のデザインになっている。
 
==[[ルール]]==
 
==[[ルール]]==
*[[モード]]は1つ「以上」選ぶため、ライフの消耗を抑えたい時でも何も選ばないということはできない。闇市での冷やかしは許されない。
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*[[モード]]は1つ「以上」選ぶため、ライフの消耗を抑えたい時でも何も選ばないということはできない。
 
*[[ライフ]]を[[失う]]ことは[[コスト]]ではないため、[[Lich]]などでライフが0以下であったり、[[白金の帝像/Platinum Emperion]]などでライフを失えない場合も機能する。
 
*[[ライフ]]を[[失う]]ことは[[コスト]]ではないため、[[Lich]]などでライフが0以下であったり、[[白金の帝像/Platinum Emperion]]などでライフを失えない場合も機能する。
 
==参考==
 
==参考==
 
*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036096/ 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のトークン](Card Preview [[2022年]]6月2日 [[Kendall Pepple]]著)
 
*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036096/ 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のトークン](Card Preview [[2022年]]6月2日 [[Kendall Pepple]]著)
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*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037367/ 『イクサラン:失われし洞窟』のトークン]([[Daily MTG]] [[2023年]]11月3日)
 
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]] - [[レア]]([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]])
 
*[[カード個別評価:統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]] - [[レア]]([[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]])
 
*[[カード個別評価:アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート]] - [[レア]]
[[Category:テキストが正常でないカード]]
 

2023年12月7日 (木) 21:17時点における最新版


Black Market Connections / 闇市の人脈 (2)(黒)
エンチャント

あなたの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、以下から1つ以上を選ぶ。
・禁制品を売る ― 宝物(Treasure)トークン1つを生成する。あなたは1点のライフを失う。
・情報を買う ― カード1枚を引く。あなたは2点のライフを失う。
・傭兵を雇う ― 多相を持つ無色の3/2の多相の戦士(Shapeshifter)クリーチャー・トークン1体を生成する。あなたは3点のライフを失う。(それはすべてのクリーチャー・タイプを持つ。)


ターンライフを通貨に宝物カードクリーチャーを得られるエンチャント。どれか一つだけお買い上げいただくも良し、6点のライフを支払って全部を購入するも良し。

ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaの系譜と言えるライフを別のリソースに変換するカードではあり、そちらと比べるとドローの効率は低下しているものの、強欲/Greedのことを考えれば決してぼったくりと言うほどでもない。その上、増えた手札をマナ加速で消費しやすくなり、クリーチャー・トークンにより引きムラに左右されず戦力を供給することもできる。これ自身がシングルシンボルで宝物とドローを供給できることから多色デッキの潤滑油として使うこともできる。誘発タイミングの都合上ドロー・ステップで引いたカードを見てから選択を行える点も含め、総合的に見て非常に柔軟性が高いカードと言える。

カードパワーも応用力も高いが、ライフ消費の多さという代償も大きい。ゲームが長引く消耗戦ではいずれライフが尽きてしまう恐れがあり、序盤からライフを削ってくるアグロバーンなどのデッキが相手では特に分が悪い。それでいてターンを稼ぐほどリソースを得られるカードであるため、守りを捨ててでも早期決着したいビートダウンデッキのリソース補充手段としてはやや不向きである。どちらかと言えば、稼いだマナと手札を用いてコンボを狙うために用いるのに向いていると言える。いずれにせよ、何らかのライフ補充手段は用意しておいた方が良い。

2人対戦でも弱くはないが、真価を発揮するのは初期ライフが40点と多い統率者戦であり、全モード選択も比較的ローリスクで行えるようになる。多相により、各種部族カードの影響も受けやすい点も評価点。

[編集] ルール

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