闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms

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Liliana of the Dark Realms / 闇の領域のリリアナ (2)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)

[+1]:あなたのライブラリーから沼(Swamp)カードを1枚探し、それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/+Xか-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールする沼の総数である。
[-6]:あなたは「あなたがコントロールする沼は『(T):(黒)(黒)(黒)(黒)を加える。』を持つ。」の紋章を得る。

3

3番目のリリアナ忠誠度能力土地サーチP/T修整、土地のマナ能力の追加で、すべてに関連している。

+1能力
沼をサーチして手札に加える。毎ターンカード・アドバンテージを得られる能力であるが、それが土地に限定される点で少しクセがある。このカード自身がすでに4マナであり、それ以上に高いマナ域を目指すデッキでないと機能しづらい。
通常のドローでは可能な限り土地以外を引きたいので、(の問題はあるが)ライブラリー操作との相性がよい。また手札を捨てて代価を得るカードと組み合わせて、余った土地を他のアドバンテージに変えてしまうのも有効。
-3能力
沼の数を参照する強化、あるいは弱体化。黒単色デッキならばX=4前後と十分な値になるが、逆にそれ以外のデッキでは効果が薄くなる。
プレインズウォーカークリーチャーを直接除去できるのは魅力。しかし最初にこの能力を使うと即死してしまうという大きなデメリットがある。プラス能力が自身を守れるようなものでもないので、他の防御手段がなければ基本的には4マナ単体除去として使い捨てるか、もしくは後から戦場に出るクリーチャーへの牽制として使うことになる。
強化手段として見た場合、修整値自体は大きいのだが、連打が難しくほぼ1ターン限りであることを考えるとやや地味。ミラディンの傷跡ブロック落ちるまでのスタンダードでは感染との組み合わせが有効だが、ほぼ同じ性能で修整が継続する鞭打ち悶え/Lashwritheの存在が逆風となる。
  • 対象は能力の起動に際して宣言しなければならないが、プラス修整かマイナス修整かは能力の解決時に選ぶ(ほとんどのケースでは最初から決まっているだろうが)。Xの値も解決時に決定する。
-6能力
沼が一度に黒マナ4点を生み出せるようになる紋章を得る。数十マナを容易に捻出できる派手な能力だが、1番目の能力の性質上すでに7マナ以上を確保できているはずであり、フィニッシャーのサポートとしてはオーバーキル気味。
無理に使う必要はないが、活かすならばX呪文と組み合わせたい。20を超えるマナを用意できることに意味があり、またプレインズウォーカーの最終奥義到達という不安定な条件を達成できなくても腐らないと、うまく噛み合っている。
  • この紋章はマナ能力を追加するだけであり、沼が元々持っているマナ能力は失われない。

重い構成でなければ1番目の能力を活かしづらく、黒単色に近い構成でなければ2番目の能力を活かしづらいことから、総じて黒コントロール向きの性能と言える。特にコントロール対決であれば、土地を確実に伸ばしつつ対戦相手のフィニッシャーを牽制できると、ある程度有効に働く。

もぎとり/Mutilate再録をはじめ、基本セット2013では沼に関わるカードが多く収録されているので、それらと組み合わせるとよいだろう。

関連カード

サイクル

基本セット2013プレインズウォーカーサイクル群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realmsは新規カード、それ以外は再録イラストはいずれもD. Alexander Gregoryによるもの。

多色カードプレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerも再録されている。 基本セット2014プレインズウォーカーサイクル紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beastsは新規カード、それ以外は再録

ストーリー

詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。

参考

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