目には目を/Eye for an Eye

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(6人の利用者による、間の8版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Eye for an Eye}}
 
{{#card:Eye for an Eye}}
  
相手があなたに与えた[[ダメージ]]1つを、相手にも同じだけ与える。
+
[[発生源]]1つが[[あなた]]に[[与える|与えた]][[ダメージ]]1つを、その[[コントローラー]]にも同じだけ与える。[[白]]の特質の1つである「平等化」を具現化したような[[カード]]だが、[[白]]のダメージ[[呪文]]は珍しい。
[[白]]の特質の1つである『公平化』を具現化したような、白らしいダメージ[[呪文]]
+
  
あくまで実際に「受けた」ダメージを基準にするので、相手にダメージを返しつつ自分の分は[[軽減]]…ということはできない。
+
*あくまで実際に「受けた」ダメージを基準にするので、相手にダメージを返しつつ自分の分は[[軽減]]、ということはできない。
 +
*[[敗北条件]]のルール改訂([[ライフ]]0以下の敗北条件チェックのタイミング変更)で弱体化したカードの1つ。古いルールにおいて、対戦相手とのライフ差がほとんどない状態の場合、相手のとどめの一撃をこれで「平等化」することで[[引き分け]]に持ち込めるだけでなく、その後にライフ[[回復]]できれば逆転勝利することすらできた。旧テキスト(後述)ではダメージを受けた後に与え返す呪文だったため、現在のルールではライフが0以下になった時点で負けであり、相打ちには使えなかった。
 +
*「目には目を」の言葉は、世界最古とも言われる法典「ハンムラビ法典」からの引用(実際にはこれより古いウル・ナンム法典が存在するが一部しか残っていない)。文字通りに読めば「罪を犯したものはそれと同等の罰を受ける」という風に理解されるが、実際の目的は、過剰な報復の連鎖による報復合戦を防ぐことであったといわれる。ただし、この原則が適用されるのはお互いが対等な身分である場合のみで、市民が他者の奴隷の目を傷つけた場合には罰金で済むなど、身分法的色彩の濃いものであった。
 +
*心なしか{{Gatherer|id=202492}}が[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード/Gerrard]]と[[マラクザス/Maraxus]]に見える。それに対してQ&Aで「先の事を教えて楽しみを奪うような事は答えられない」という意味深な回答が返されたことがあった。その後「たまたま似ていたとしても、別人です」という回答が[[Duelist]]誌のQ&Aに掲載。実際には全くの無関係であった。
  
*敗北条件のルール改訂([[ライフ]]0以下の敗北条件チェックのタイミング変更)で、弱体化したカードの1つ。
+
==テキストの変更==
古いルールでは、対戦相手とのライフ差がほとんどない状態だと、相手のとどめの攻撃をこれで『平等化』することで容易に引き分けに持ち込めたし、その後にライフ[[回復]]して一方的に勝つことすらできた。
+
以前の[[ルール文章]]は、いずれかの[[発生源]]から[[ダメージ]]を[[与える|与え]]られた後にこの[[呪文]][[唱える]]と、その発生源からこの[[ターン]]に与えられたすべてのダメージを合算し、同じだけ与え返すという呪文だった。
現在のルールではライフが0以下になった時点で負けなので、こちらが負けるときの相打ちには使えない。
+
*心なしか[[画像:Eye for an Eye|イラスト]][[ジェラード/Gerrard]][[マラクザス/Maraxus]]に見える。
+
それに対してQ&Aで「先の事を教えて楽しみを奪うような事は答えられない」という意味深な回答が返されたことがあった。
+
しかし今振り返ると、ぜんぜん関係性が見られないのはどうしたものだろうか。
+
<!-- しかし「たまたま似ていたとしても、別人です。」という回答が Duelist誌のQ&Aに掲載されたのでそれは公式に否定されている。 -->
+
  
*『目には目を』の言葉は、世界最古とも言われる法典「ハンムラビ法典」からの引用(実際にはこれより古いウル・ナンム法典が存在するが一部しか残っていない)。
+
{{カードテキスト
文字通りに読めば『罪を犯したものはそれと同等の罰を受ける』という風に理解されるが、実際の目的は、過剰な報復の連鎖による報復合戦を防ぐことであったといわれる。
+
|カード名=目には目を/Eye for an Eye
ただし、この原則が適用されるのはお互いが対等な身分である場合のみで、市民が他者の奴隷の目を傷つけた場合には罰金で済むなど、身分法的色彩の濃いものであった。
+
|コスト=(白)(白)
 +
|タイプ=インスタント
 +
|カードテキスト=目には目をは、このターンあなたにダメージを与えた、あなたが選んだ発生源1つのコントローラーにX点のダメージを与える。Xは、このターンその発生源があなたに与えたダメージの点数である。
 +
|背景=old
 +
}}
 +
 
 +
印刷された挙動と異なっていたため、2009年1月30日の[[エラッタ]]により、ダメージを与えられると同時に同じだけ与え返すという呪文になった。この変更により、互いの[[ライフ]]が少ない場合には、相手から与えられるとどめのダメージを互いに受けあうことで、[[引き分け]]に持ち込むことが可能になった。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]3
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]3
*[[カード個別評価:5版(5th)]]
+
*[[カード個別評価:第5版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:4版(4th)]]
+
*[[カード個別評価:第4版]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:リバイズド(3rd)]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]

2018年4月3日 (火) 18:12時点における最新版


Eye for an Eye / 目には目を (白)(白)
インスタント

このターン、あなたが選んだ発生源1つが次にあなたにダメージを与えるとき、代わりにその発生源は同じ点数のダメージをあなたに与え、目には目をは同じ点数のダメージをその発生源のコントローラーに与える。


発生源1つがあなた与えたダメージ1つを、そのコントローラーにも同じだけ与える。の特質の1つである「平等化」を具現化したようなカードだが、のダメージ呪文は珍しい。

  • あくまで実際に「受けた」ダメージを基準にするので、相手にダメージを返しつつ自分の分は軽減、ということはできない。
  • 敗北条件のルール改訂(ライフ0以下の敗北条件チェックのタイミング変更)で弱体化したカードの1つ。古いルールにおいて、対戦相手とのライフ差がほとんどない状態の場合、相手のとどめの一撃をこれで「平等化」することで引き分けに持ち込めるだけでなく、その後にライフ回復できれば逆転勝利することすらできた。旧テキスト(後述)ではダメージを受けた後に与え返す呪文だったため、現在のルールではライフが0以下になった時点で負けであり、相打ちには使えなかった。
  • 「目には目を」の言葉は、世界最古とも言われる法典「ハンムラビ法典」からの引用(実際にはこれより古いウル・ナンム法典が存在するが一部しか残っていない)。文字通りに読めば「罪を犯したものはそれと同等の罰を受ける」という風に理解されるが、実際の目的は、過剰な報復の連鎖による報復合戦を防ぐことであったといわれる。ただし、この原則が適用されるのはお互いが対等な身分である場合のみで、市民が他者の奴隷の目を傷つけた場合には罰金で済むなど、身分法的色彩の濃いものであった。
  • 心なしかイラストジェラード/Gerrardマラクザス/Maraxusに見える。それに対してQ&Aで「先の事を教えて楽しみを奪うような事は答えられない」という意味深な回答が返されたことがあった。その後「たまたま似ていたとしても、別人です」という回答がDuelist誌のQ&Aに掲載。実際には全くの無関係であった。

[編集] テキストの変更

以前のルール文章は、いずれかの発生源からダメージ与えられた後にこの呪文唱えると、その発生源からこのターンに与えられたすべてのダメージを合算し、同じだけ与え返すという呪文だった。


旧オラクル

目には目を/Eye for an Eye (白)(白)
インスタント

目には目をは、このターンあなたにダメージを与えた、あなたが選んだ発生源1つのコントローラーにX点のダメージを与える。Xは、このターンその発生源があなたに与えたダメージの点数である。


印刷された挙動と異なっていたため、2009年1月30日のエラッタにより、ダメージを与えられると同時に同じだけ与え返すという呪文になった。この変更により、互いのライフが少ない場合には、相手から与えられるとどめのダメージを互いに受けあうことで、引き分けに持ち込むことが可能になった。

[編集] 参考

MOBILE