現実の断片化/Fragment Reality

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(ヒストリックで力線・トラフトとの併用について加筆)
(除去に対応して撃つ分にはカードアドバンテージの損にはならない)
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難しく考えずとも、[[マストカウンター|マスト]]除去級のパーマネントを[[小型クリーチャー]]に変換できるとなれば1[[マナ]]の仕事としては上出来である。特に[[マナ・クリーチャー]]+[[大型クリーチャー]]といった、[[マナ総量]]に偏りのあるデッキに対して強く出られる。また、[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]に唱えれば少なくとも1体の[[攻撃]]は防ぐことができる。
 
難しく考えずとも、[[マストカウンター|マスト]]除去級のパーマネントを[[小型クリーチャー]]に変換できるとなれば1[[マナ]]の仕事としては上出来である。特に[[マナ・クリーチャー]]+[[大型クリーチャー]]といった、[[マナ総量]]に偏りのあるデッキに対して強く出られる。また、[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]に唱えれば少なくとも1体の[[攻撃]]は防ぐことができる。
  
自分のパーマネントに使用するという手も考えられる。相手の[[除去]]に[[対応して]]使うことで、[[カード・アドバンテージ]]的には損とはいえ少なくとも除去されるよりはマシな結果にはなるだろう。また、参照するのが[[オーナー]]ではなく[[コントローラー]]であることを利用し、[[脅しつけ/Threaten]]系カードと組み合わせ実質的に[[コントロール]]を「固定」するのにも利用できる。これらの用法では1マナという構えやすさが役立つ。
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自分のパーマネントに使用するという手も考えられる。相手の[[除去]]に[[対応して]]使うことで、[[カード・アドバンテージ]]的に等価となり、2マナ以上のクリーチャーを出せれば[[テンポ・アドバンテージ]]を得たことになる。また、参照するのが[[オーナー]]ではなく[[コントローラー]]であることを利用し、[[脅しつけ/Threaten]]系カードと組み合わせ実質的に[[コントロール]]を「固定」するのにも利用できる。これらの用法では1マナという構えやすさが役立つ。
  
 
ゲーム開始時に[[力線]]を自分の場に出し、1ターン目に力線を対象に唱える使用法がある。デッキにマナ総量3以下のクリーチャーを1種類しか入れなければ、それを確定で場に出すことが可能。これを用いて[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]を場に出し速やかにビートダウンする「トラフトシュート」デッキが、2023年後半のヒストリック環境(主にBO1)で成立した。当時、[[呪禁]]をもつクリーチャーに通用する[[軽量]][[除去]]が環境に少なかった(現実の断片化自身も通用しない)ことも追い風であったようだ。
 
ゲーム開始時に[[力線]]を自分の場に出し、1ターン目に力線を対象に唱える使用法がある。デッキにマナ総量3以下のクリーチャーを1種類しか入れなければ、それを確定で場に出すことが可能。これを用いて[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]を場に出し速やかにビートダウンする「トラフトシュート」デッキが、2023年後半のヒストリック環境(主にBO1)で成立した。当時、[[呪禁]]をもつクリーチャーに通用する[[軽量]][[除去]]が環境に少なかった(現実の断片化自身も通用しない)ことも追い風であったようだ。

2024年1月9日 (火) 10:52時点における版


MTGアリーナ専用カード

Fragment Reality / 現実の断片化 (白)
インスタント

アーティファクトやクリーチャーやエンチャントのうちトークンでない1つを対象とする。それを追放する。それのコントローラーは自分のライブラリーからそれよりもマナ総量が小さいクリーチャー・カード1枚を無作為に選び、タップ状態で戦場に出す。

アーティスト:Bastien Grivet


わずか1マナで非トークンアーティファクトクリーチャーエンチャント追放できるが、代償にライブラリーからより軽いクリーチャーを出してしまうインスタント

呼び出されるクリーチャーは無作為かつタップインではあるものの、ボード・アドバンテージ的には基本的にプラスマイナス0であるし、より広く見ればこれを使用している分カード・アドバンテージの観点では損しているのが難点。

とはいえ、ミシュラランドノンクリーチャーデッキのアーティファクトおよびエンチャントを対象にすれば何も戦場に出てこないためデメリットを無視することができる。実装時のアルケミーリーガルなクリーチャーにはマナ総量が0のものが存在しないため、1マナのパーマネントを追放する場合もリスクは無い。

難しく考えずとも、マスト除去級のパーマネントを小型クリーチャーに変換できるとなれば1マナの仕事としては上出来である。特にマナ・クリーチャー+大型クリーチャーといった、マナ総量に偏りのあるデッキに対して強く出られる。また、攻撃クリーチャー指定ステップに唱えれば少なくとも1体の攻撃は防ぐことができる。

自分のパーマネントに使用するという手も考えられる。相手の除去対応して使うことで、カード・アドバンテージ的に等価となり、2マナ以上のクリーチャーを出せればテンポ・アドバンテージを得たことになる。また、参照するのがオーナーではなくコントローラーであることを利用し、脅しつけ/Threaten系カードと組み合わせ実質的にコントロールを「固定」するのにも利用できる。これらの用法では1マナという構えやすさが役立つ。

ゲーム開始時に力線を自分の場に出し、1ターン目に力線を対象に唱える使用法がある。デッキにマナ総量3以下のクリーチャーを1種類しか入れなければ、それを確定で場に出すことが可能。これを用いて聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftを場に出し速やかにビートダウンする「トラフトシュート」デッキが、2023年後半のヒストリック環境(主にBO1)で成立した。当時、呪禁をもつクリーチャーに通用する軽量除去が環境に少なかった(現実の断片化自身も通用しない)ことも追い風であったようだ。

  • 相手がキヅタの精霊/Ivy Elemental系カードを採用しているならば、運次第だが実質的な完全除去として機能するケースもある。裏を返せば自分がそういったカードを採用していると上記の除去対策としての利用法にリスクが生じるので注意。

参考

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