レジェンド (エキスパンション)

提供:MTG Wiki

2010年7月20日 (火) 07:45時点における220.221.105.201 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索
レジェンド/Legends
シンボル ドーリア式円柱
略号 LE, LEG
発売日 1994年6月
セット枚数 全310種類

レジェンド/Legendsは、3番目のエキスパンション。1994年6月に発売された。意味は「伝説」。

目次

概要

当初、マジック初の「独立型」エキスパンションを目指して作られたセットである。枚数も基本セット並に多く、基本的なクリーチャー同型再版や従来のカードの修正版・違い版が多数収録された。

その反面、解呪/Disenchantに相当するカードが収録されず、同セット内のカードのみで遊ぶ場合のエンチャントを壊す手段はワールド・エンチャントに対してワールド・エンチャントを後出ししたり、対戦相手のオーラRemove Enchantments破壊するなど限定的であった。

レジェンド(現在では伝説のクリーチャー)というクリーチャー・タイプ多色カードが初めて登場した。このセットではレジェンド・クリーチャーはすべて多色カードであり、多色カードはすべてレジェンドである。これら伝説のクリーチャー55種は規則的な系図(Family Tree)を成している。まず友好色3色のエルダードラゴン5種のサイクルがあり、その下にその他の友好色3色のレア3種のサイクル5パターン、更に友好色2色のレア3種5パターン、同アンコモン4種5パターンと続いている。

その他にもランページ伝説の土地、エンチャント(ワールド)毒カウンター関連のカード、マナ・シンボルをもたない有色のカードもはじめて収録される。


カードデザインに関与しない、既存のルールに対する追加ルールも2点あり、クリーチャーのパワーとタフネスに関する記述と、パーマネントのコントローラーとオーナーの違いについての詳細な明文化が追加された。後者は例えば支配魔法/Control Magicをエンチャントされたクリーチャーは、ゲーム中・ゲーム終了後を問わず支配魔法/Control Magicのコントローラーの所有物となってしまうと認識される問題解決のために作られている。


基本セット以外では初めて1パック15枚のカードで構成されたエキスパンションで、トーナメントパック構築済みデッキのないパックのみ販売されていた(すべてのパックに16枚目としてルール解説のカードが入っている)。


有名なカードはMirror UniverseEurekaMana DrainMoatThe AbyssNether Void地獄界の夢/Underworld DreamsChains of Mephistophelesなど。

  • アンコモンにはA・Bと2つのグループがあり、最初期ロットは1つのボックスにはどちらかのグループのカードしか収録されていないという、致命的な商品管理上のミスがあった。
  • 日本では一般的に「レジェンド」と表記されているが、英語の読みに近づけるためや、かつてクリーチャー・タイプであったレジェンドと区別する意味で「レジェンズ」と表記する人もいる。
  • レジェンドに登場する伝説のクリーチャーは、ほとんどが開発者が遊んでいた『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のキャラクターが元ネタになっている。
  • 映画の題名からつけられたカードが多いことでも有名。WotC資料によれば30枚以上ある映画マニアのマジックファンによる調査によれば45枚)も映画のタイトルと同名のカードがあるという。

デザイン

デザイン・チーム Steve Conard (lead)
Robin Herbert
開発チーム Skaff Elias
Jim Lin
Chris Page
Dave Petty
アート・ディレクター Jesper Myrfors
Sandra Everingham

関連リンク

参考

MOBILE