ブロック・クリーチャー指定ステップ

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'''ブロック・クリーチャー指定ステップ/Declare Blockers Step'''は、[[戦闘フェイズ]]の第3の[[ステップ]]。
 
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==ステップの流れ==
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ブロック・クリーチャー指定ステップの開始時に、[[防御プレイヤー]]はどの[[クリーチャー]]をどの[[攻撃クリーチャー]]の[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]に参加させるかを選ぶ。ここで指定されたクリーチャーは[[ブロック・クリーチャー]]となる。
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ブロック・クリーチャーの宣言後、複数のクリーチャーによってブロックされている攻撃クリーチャーが存在した場合、[[アクティブ・プレイヤー]]はそのブロック・クリーチャー群に対して[[ダメージ割り振り順]]を宣言する。
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次に、複数のクリーチャーをブロックしているブロック・クリーチャーが存在した場合、[[防御プレイヤー]]はその攻撃クリーチャー群に対してダメージ割り振り順を宣言する。
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以上の行動は[[スタック]]を使用しない[[ゲームの行動]]である。その後、ブロック・クリーチャーが指定されることで[[誘発]]する[[誘発型能力]]がスタックに積まれ、アクティブ・プレイヤーが[[優先権]]を得る。
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*[[基本セット2010]]発売に伴うルール変更により、ブロック・クリーチャーの指定後にダメージ割り振り順を宣言することになった。[[戦闘ダメージ]]の[[割り振る|割り振り]]が[[スタック]]に置かれなくなったこととセットで大きな変更である。
  
 
==解説==
 
==解説==
このステップの開始時に、[[防御プレイヤー]]はどの[[クリーチャー]]をどの[[攻撃クリーチャー]][[ブロック]]に参加させるかを選ぶ。ここで指定されたクリーチャーは[[ブロック・クリーチャー]]となる。
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[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]に参加する[[クリーチャー]]は、[[生真面目な君、昌子/Masako the Humorless]]等の例外を除き[[アンタップ]]状態のクリーチャーでなければならない。ブロックに参加するクリーチャーは、[[攻撃]]の場合と異なり[[タップ]]されない。
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ブロック・クリーチャーの指定に際しては、すべての[[ブロック制限]]を満たした上で、できる限り多くの[[ブロック強制]]を満たさなければならない。
  
ブロックに参加するクリーチャーは、[[生真面目な君、昌子/Masako the Humorless]]等の例外を除き[[アンタップ]]状態のクリーチャーでなければならない。ブロックに参加するクリーチャーは、攻撃の場合と異なり[[タップ]]されない。これらの行動は[[スタック]]を使用しない[[ゲームの行動]]である。
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ブロックに参加することに[[コスト]]を要求される場合、それらすべてのコストが[[支払う|支払え]]ないなら、ブロック・クリーチャーの指定を完了することはできない。
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*ブロック・クリーチャーとして指定したクリーチャーが、コスト支払いの結果、指定の完了時に[[戦場]]からいなくなることもある。これによりブロックしているクリーチャーがいなくなった攻撃クリーチャーは、ブロックされなかったことになる(→{{CR|509.1g}})。
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**:例:ある[[攻撃クリーチャー]]に対して、[[知恵への怯え/Cowed by Wisdom]][[エンチャント]]されている[[野生の朗詠者/Wild Cantor]]1体だけをブロック・クリーチャーに指定し、要求されたコストを野生の朗詠者を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]]出した[[マナ]]も使って支払った。コストは支払えたのでブロック・クリーチャーの指定は問題なく完了するが、完了した時点でその攻撃クリーチャーをブロックしているクリーチャーが存在していないため、それはブロックされていないことになる。
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**これはブロック・クリーチャー指定完了後にブロック・クリーチャーがいなくなった([[除去]]された)場合とは違うので注意。
  
その後、[[アクティブ・プレイヤー]][[優先権]]を得る。
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この次の[[戦闘ダメージ・ステップ]]の開始時に[[戦闘ダメージ]]が[[割り振る|割り振られる]]とともに与えられるため、[[サイズ]]の[[修整]]などをする[[呪文]]や[[能力]]は、ブロック・クリーチャー指定ステップの間に[[プレイ]]しておく必要がある。
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*[[パワー]]に修整を与えて戦闘ダメージを大きくすることは以前からブロック・クリーチャー指定ステップ中に行う必要があった。しかし、[[基本セット2010]]におけるルール変更により、[[タフネス]]の修整や[[再生]]などもブロック・クリーチャー指定ステップ中に行わなければいけなくなった。
  
*ブロック・クリーチャーの指定に際し、すべての[[ブロック制限]]を満たした上で、できる限り多くの[[ブロック強制]]を満たさなければならない。
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==参考==
*ブロックに参加することに[[コスト]]を要求される場合、それらすべてのコストが[[支払う|支払え]]ないなら、ブロック・クリーチャーの指定を完了することはできない。
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*[[ダメージ割り振り順]]
**ブロック・クリーチャーとして指定したクリーチャーが、コスト支払いの結果、指定の完了時に[[場]]からいなくなることもある。これによりブロックしているクリーチャーがいなくなった攻撃クリーチャーは、ブロックされなかったことになる。
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*[[ルーリング]]
**:例:ある[[攻撃クリーチャー]]に対して、[[知恵への怯え/Cowed by Wisdom]]がエンチャントされている[[野生の朗詠者/Wild Cantor]]1体だけをブロック・クリーチャーに指定し、要求されたコストを野生の朗詠者を生け贄にして出したマナも使って支払った。コストは支払えたのでブロック・クリーチャーの指定は問題なく完了するが、完了した時点でその攻撃クリーチャーをブロックしているクリーチャーが存在していないため、それはブロックされていないことになる。
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***これはブロック・クリーチャー指定完了後にブロック・クリーチャーがいなくなった([[除去]]された)場合とは違うので注意。
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*この次の[[戦闘ダメージ・ステップ]]の開始時にダメージが割り振られるため、[[パワー]]に[[修整]]を与えるような[[呪文]]や[[能力]]は、このステップ終了時までに[[プレイ]]しなければ意味がない。また、ブロックされなかったクリーチャーに修整を与えて、防御プレイヤーへ[[割り振る]]ことのできる[[ダメージ]]を大きくするのもこのタイミングである。
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2009年7月30日 (木) 13:26時点における版

ブロック・クリーチャー指定ステップ/Declare Blockers Stepは、戦闘フェイズの第3のステップ

目次

ステップの流れ

ブロック・クリーチャー指定ステップの開始時に、防御プレイヤーはどのクリーチャーをどの攻撃クリーチャーブロックに参加させるかを選ぶ。ここで指定されたクリーチャーはブロック・クリーチャーとなる。

ブロック・クリーチャーの宣言後、複数のクリーチャーによってブロックされている攻撃クリーチャーが存在した場合、アクティブ・プレイヤーはそのブロック・クリーチャー群に対してダメージ割り振り順を宣言する。

次に、複数のクリーチャーをブロックしているブロック・クリーチャーが存在した場合、防御プレイヤーはその攻撃クリーチャー群に対してダメージ割り振り順を宣言する。

以上の行動はスタックを使用しないゲームの行動である。その後、ブロック・クリーチャーが指定されることで誘発する誘発型能力がスタックに積まれ、アクティブ・プレイヤーが優先権を得る。

解説

ブロックに参加するクリーチャーは、生真面目な君、昌子/Masako the Humorless等の例外を除きアンタップ状態のクリーチャーでなければならない。ブロックに参加するクリーチャーは、攻撃の場合と異なりタップされない。

ブロック・クリーチャーの指定に際しては、すべてのブロック制限を満たした上で、できる限り多くのブロック強制を満たさなければならない。

ブロックに参加することにコストを要求される場合、それらすべてのコストが支払えないなら、ブロック・クリーチャーの指定を完了することはできない。

  • ブロック・クリーチャーとして指定したクリーチャーが、コスト支払いの結果、指定の完了時に戦場からいなくなることもある。これによりブロックしているクリーチャーがいなくなった攻撃クリーチャーは、ブロックされなかったことになる(→CR:509.1g)。
    • 例:ある攻撃クリーチャーに対して、知恵への怯え/Cowed by Wisdomエンチャントされている野生の朗詠者/Wild Cantor1体だけをブロック・クリーチャーに指定し、要求されたコストを野生の朗詠者を生け贄に捧げて出したマナも使って支払った。コストは支払えたのでブロック・クリーチャーの指定は問題なく完了するが、完了した時点でその攻撃クリーチャーをブロックしているクリーチャーが存在していないため、それはブロックされていないことになる。
    • これはブロック・クリーチャー指定完了後にブロック・クリーチャーがいなくなった(除去された)場合とは違うので注意。

この次の戦闘ダメージ・ステップの開始時に戦闘ダメージ割り振られるとともに与えられるため、サイズ修整などをする呪文能力は、ブロック・クリーチャー指定ステップの間にプレイしておく必要がある。

  • パワーに修整を与えて戦闘ダメージを大きくすることは以前からブロック・クリーチャー指定ステップ中に行う必要があった。しかし、基本セット2010におけるルール変更により、タフネスの修整や再生などもブロック・クリーチャー指定ステップ中に行わなければいけなくなった。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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