ブロックされない

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'''ブロックされない'''''Unblockable'')とは、迎撃することができないの意。
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'''ブロックされない'''とは、
*英語から「アンブロッカブル」とも呼ばれる。
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#(''can't be blocked'') 主語が示すクリーチャーの[[攻撃]]を、クリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で阻止できないことを意味する文章。厳密には「[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]でそのような[[攻撃クリーチャー]]をブロックする指定ができない」ことを意味する。
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#1の[[効果]]を含む能力や、そのような能力を持つクリーチャーの総称。基本的にどのクリーチャーにもブロックされないものを指し、特定のクリーチャーにはブロックされるものは含まないことが多い。
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#(''Unblockable'') [[基本セット2014]]より前に存在していた、1のルール文章内での言い回し。「~はブロックされない(is unblockable)」と表現された。[[基本セット2014]]発売に伴う2013年7月の[[オラクル]]更新で1の表記に変更され、現在は[[銀枠]]でしか使われていない表現となった。
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#*この英単語から、ブロックされない[[能力]]やクリーチャーは「'''アンブロッカブル'''」とも呼ばれる。
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本項では主に2について解説する。
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{{#card:Phantom Warrior}}
 
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{{#card:Cloak of Mists}}
 
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そのまま、[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]されない[[クリーチャー]]やその[[能力]]の総称。これは無条件のものを指す。単体では最もシンプルかつ最強の[[回避能力]]と言える。基本的に[[]]の能力であり、[[小型クリーチャー]]に多い。
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==解説==
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「ブロックされない」能力は単体では最もシンプルかつ最強の[[回避能力]]と言える。基本的に[[]]の能力であり、[[小型クリーチャー]]に多い。
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[[除去]]の少ない[[リミテッド]]では非常に強力な能力として認識される。[[構築]]や[[エターナル]]でもこの能力そのものは強力であるが、[[コスト・パフォーマンス]]の良いクリーチャーが少ないため、この能力を持つクリーチャーが使用されることはあまり多くない。
  
 
*回避能力のうち、[[威嚇]]、[[畏怖]]、[[土地渡り]]の[[上位互換]]。
 
*回避能力のうち、[[威嚇]]、[[畏怖]]、[[土地渡り]]の[[上位互換]]。
 
*[[飛行]]、[[シャドー]]、[[馬術]]については相手のそれらを持つクリーチャーをブロックできないので、上位互換とはならない。[[プロテクション]](クリーチャー)と比べた場合、戦闘だけ考えれば[[下位互換]]だが、こちらはプロテクションと違い味方クリーチャーからの[[起動型能力]]などによる支援を受けられる。
 
*[[飛行]]、[[シャドー]]、[[馬術]]については相手のそれらを持つクリーチャーをブロックできないので、上位互換とはならない。[[プロテクション]](クリーチャー)と比べた場合、戦闘だけ考えれば[[下位互換]]だが、こちらはプロテクションと違い味方クリーチャーからの[[起動型能力]]などによる支援を受けられる。
*「ブロックされない」といっても、[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]でこのクリーチャーをブロックするような指定ができないだけであり、[[まばゆい美貌/Dazzling Beauty]]や[[光の幕/Curtain of Light]]で「ブロックされた」状態にしたり、[[瞬間群葉/Flash Foliage]]でこれを「ブロックしている」状態のクリーチャー・[[トークン]]を出したりすることはできる。
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*ブロックされないクリーチャーであっても、[[まばゆい美貌/Dazzling Beauty]]や[[光の幕/Curtain of Light]]で「[[ブロックされているクリーチャー|ブロックされている]]」状態にしたり、[[瞬間群葉/Flash Foliage]]でそれを「ブロックしている」状態のクリーチャー・[[トークン]]を出したりすることはできる。
 
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[[除去]]の少ない[[リミテッド]]では非常に強力な能力として認識される。[[構築]]や[[エターナル]]でもこの能力そのものは強力であるが、[[コスト・パフォーマンス]]の良いクリーチャーが少ないため、この能力を持つクリーチャーが使用されることはあまり多くない。
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==参考==
 
==参考==
*{{WHISPER検索/英語オラクル|Unblockable|ブロックされない(Unblockable)}} (システム上、一部の渡りや畏怖等の能力によってブロックされないクリーチャーも該当する)
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*{{WHISPER検索/英語オラクル|"can't be blocked"|ブロックされない(can't be blocked)}} (WHISPERの仕様上、土地渡りや畏怖などの注釈文もヒットする)
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*{{WHISPER検索/英語オラクル|Unblockable}}
 
*[[回避能力]]
 
*[[回避能力]]
 
*[[ブロック制限]]
 
*[[ブロック制限]]
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2013年7月16日 (火) 01:02時点における版

ブロックされないとは、

  1. (can't be blocked) 主語が示すクリーチャーの攻撃を、クリーチャーはブロックで阻止できないことを意味する文章。厳密には「ブロック・クリーチャー指定ステップでそのような攻撃クリーチャーをブロックする指定ができない」ことを意味する。
  2. 1の効果を含む能力や、そのような能力を持つクリーチャーの総称。基本的にどのクリーチャーにもブロックされないものを指し、特定のクリーチャーにはブロックされるものは含まないことが多い。
  3. (Unblockable) 基本セット2014より前に存在していた、1のルール文章内での言い回し。「~はブロックされない(is unblockable)」と表現された。基本セット2014発売に伴う2013年7月のオラクル更新で1の表記に変更され、現在は銀枠でしか使われていない表現となった。
    • この英単語から、ブロックされない能力やクリーチャーは「アンブロッカブル」とも呼ばれる。

本項では主に2について解説する。


Phantom Warrior / 幻影の戦士 (1)(青)(青)
クリーチャー — イリュージョン(Illusion) 戦士(Warrior)

幻影の戦士はブロックされない。

2/2


Cloak of Mists / 霞の外套 (1)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーはブロックされない。


解説

「ブロックされない」能力は単体では最もシンプルかつ最強の回避能力と言える。基本的にの能力であり、小型クリーチャーに多い。

除去の少ないリミテッドでは非常に強力な能力として認識される。構築エターナルでもこの能力そのものは強力であるが、コスト・パフォーマンスの良いクリーチャーが少ないため、この能力を持つクリーチャーが使用されることはあまり多くない。

参考

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