フブルスプ/Fblthp

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(4人の利用者による、間の6版が非表示)
2行: 2行:
  
 
==解説==
 
==解説==
[[ラヴニカ/Ravnica]]に住む[[ホムンクルス#ストーリー|ホムンクルス]]。小さな身体に大きな一つ眼を持つ({{Gatherer|id=447217}})。
+
[[ラヴニカ/Ravnica]]に住む[[ホムンクルス#ストーリー|ホムンクルス]]。小さな身体に大きな一つ眼を持つ({{Gatherer|id=366433|イラスト1}}、{{Gatherer|id=460977|イラスト2}})。
  
 
[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate]]に奉仕し、対価として食事や住まいなどを支給されている。職務内容は行政官の庭園/The Magisters' Gardenにて、歩道のごみを掃除すること、像に飾られた銘板を磨くこと、何か揉め事があれば警備担当者に知らせること。雇い主からはほとんど無視されていると言ってよいが、彼はその扱われ方に慣れており、草花のアレルギーで時々大きな瞳が痒くなる以外は、安全で素晴らしい日々を送っていた。
 
[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate]]に奉仕し、対価として食事や住まいなどを支給されている。職務内容は行政官の庭園/The Magisters' Gardenにて、歩道のごみを掃除すること、像に飾られた銘板を磨くこと、何か揉め事があれば警備担当者に知らせること。雇い主からはほとんど無視されていると言ってよいが、彼はその扱われ方に慣れており、草花のアレルギーで時々大きな瞳が痒くなる以外は、安全で素晴らしい日々を送っていた。
  
性格は非常に憶病。[[人間]]たちの言語を理解することはできるが、発話することはできず、唇から漏れ出す音は「むずかる(whimper)」と表現される。
+
性格は非常に憶病。[[人間/Human#ラヴニカ|人間/Human]]たちの言語を理解することはできるが、発話することはできず、唇から漏れ出す音は「むずかる(whimper)」と表現される。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
13行: 13行:
  
 
パリーシャはゴーには指一本触れさせはしないと請け合ったが、実際には拘引者たちが他の悪人との戦闘に巻き込まれているうちに、フブルスプはゴーに攫われてしまった。追いついたパリーシャたちによってゴーは逮捕され、事件は無事に解決した――だがパリーシャがまだまだフブルスプを協力させようとしているのを聞き、彼はむずかった。
 
パリーシャはゴーには指一本触れさせはしないと請け合ったが、実際には拘引者たちが他の悪人との戦闘に巻き込まれているうちに、フブルスプはゴーに攫われてしまった。追いついたパリーシャたちによってゴーは逮捕され、事件は無事に解決した――だがパリーシャがまだまだフブルスプを協力させようとしているのを聞き、彼はむずかった。
 +
 +
===腹音鳴らしとフブルスプ/Borborygmos and Fblthp===
 +
[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]による[[ラヴニカへの侵攻/Invasion of Ravnica|ラヴニカへの侵攻]]が始まると、彼はまず真っ先に逃げ出した……そしてなぜか侵攻の最前線で、ファイレクシア化した[[ゴルガリ団/The Golgari]]の大群と対峙することになった。
 +
 +
幸運なことに、近くで[[ファイレクシアン#ストーリー|ファイレクシア人]]を粉砕していた[[腹音鳴らし/Borborygmos]]によって彼は助けられた。サイクロプスの好戦的な性質に触発された彼は、その場に残って支援を行うことにした。フブルスプは脅威が近づくと怯えて鳴き、腹音鳴らしは耳に届く小さな声が叫んでいる者が何であれ、すぐに向き直って叩き潰すことで報いた。こうして、あらゆる角度からの攻撃をカバーできる2人組が誕生した。
 +
 +
===[[カルロフ邸殺人事件]]===
 +
ストーリー中には登場しないが、各種[[イラスト]]に登場しており[https://magic.wizards.com/ja/products/murders-at-karlov-manor/mystery-files ラヴニカ魔法探偵社]での謎解きの1つになっている。
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===
*[[迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lost]]
+
{{テンプレート:同一の存在を表すカード/フブルスプ}}
  
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
23行: 31行:
 
;[[ラヴニカの献身]]
 
;[[ラヴニカの献身]]
 
:[[大ムンクルス/Humongulus]]
 
:[[大ムンクルス/Humongulus]]
 +
;[[Secret Lair Drop Series/2020年#Prime Slime|Secret Lair Drop Series: Prime Slime]]
 +
:[[虚空粘/Voidslime]](うめき声の一部にfblthpの文字列が含まれるだけなので、登場と言ってよいかは微妙)
 +
;[[Unfinity]]
 +
:[[行方超不明/Super-Duper Lost]]
  
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
36行: 48行:
 
:[[囚われの聴衆/Captive Audience]]
 
:[[囚われの聴衆/Captive Audience]]
 
;灯争大戦
 
;灯争大戦
:道迷い/Totally Lost
+
:道迷い/Totally Lost(新規)
 +
;Unfinity
 +
:[[持ち物検査/Bag Check]](ぬいぐるみ)、行方超不明/Super-Duper Lost、[[Familiar Beeble Mascot]]([[アート・ステッカー]])
 +
;[[ホリデーギフトカード]]
 +
:[[Seasonal Sequels]]
 +
;[[カルロフ邸殺人事件]]
 +
:[[カルロフの番犬/Karlov Watchdog]]、[[犯罪小説家/Crime Novelist]]、[[大犯罪者/Offender at Large]]、[[こっちに行ったぞ/They Went This Way]]、[[排撃の変異/Repulsive Mutation]]
 +
 
 
===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/fblthp-2013-12-25 Fblthp]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0004390/ フブルスプ](Uncharted Realms [[2013年]]2月27日 [[Matt Tabak]]著)
+
;[[ラヴニカへの回帰ブロック]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/fblthp-2013-12-25 Fblthp]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0004390/ フブルスプ](Uncharted Realms [[2013年]]2月27日 [[Matt Tabak]]著)
 +
;[[機械兵団の進軍]]
 +
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legendary-team-ups-of-march-of-the-machine The Legendary Team-Ups of March of the Machine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036859/ 『機械兵団の進軍』の伝説のチームたち]([[Daily MTG]] - Feature [[2023年]]4月13日 [[Emily Teng]]著)
  
 
==その他==
 
==その他==
*[[開発部]]は特に重要視していなかったにも関わらず、ユーザー間で爆発的な人気を得た異例のキャラクターである。後にぬいぐるみなど様々なグッズも発売されるに至った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/absence-2013-05-13 Absence]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004229/ 存在しないということ](Making Magic 2013年5月13日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/tell-me-what-you-want-2016-03-07 Tell Me What You Want]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016593/ おしえてあなたの望むこと](Making Magic [[2016年]]3月7日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/twenty-years-twenty-lessons-part-2-2016-06-06 Twenty Years, Twenty Lessons—Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017023/ 20の年、20の教訓 その2](Making Magic 2016年6月6日 Mark Rosewater著)</ref>。
+
*[[開発部]]は特に重要視していなかったにもかかわらず、ユーザー間で爆発的な人気を得た異例のキャラクターである。後にぬいぐるみなど様々なグッズも発売されるに至った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/absence-2013-05-13 Absence]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004229/ 存在しないということ]([[Making Magic]] 2013年5月13日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/tell-me-what-you-want-2016-03-07 Tell Me What You Want]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0016593/ おしえてあなたの望むこと](Making Magic [[2016年]]3月7日 Mark Rosewater著)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/twenty-years-twenty-lessons-part-2-2016-06-06 Twenty Years, Twenty Lessons—Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0017023/ 20の年、20の教訓 その2](Making Magic 2016年6月6日 Mark Rosewater著)</ref>。
 
*日本語訳では分かりにくいが、英名は子音だけで構成されており、非常に発音しづらい。[[Mark Rosewater]]は「Fibblethip」と、母音を補って発音しているとのこと<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/157891458058/how-do-you-pronounce-fblthp-as-in-fblthp-from How do you pronounce Fblthp, as in Fblthp from...]([[Blogatog]] [[2017年]]3月2日)</ref>。
 
*日本語訳では分かりにくいが、英名は子音だけで構成されており、非常に発音しづらい。[[Mark Rosewater]]は「Fibblethip」と、母音を補って発音しているとのこと<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/157891458058/how-do-you-pronounce-fblthp-as-in-fblthp-from How do you pronounce Fblthp, as in Fblthp from...]([[Blogatog]] [[2017年]]3月2日)</ref>。
 
**フブルスプの人気からか、後に登場したホムンクルスのキャラクターの名前も子音のみとなっている([[フィオーラのその他のキャラクター#ミクルスド/Mklthd|ミクルスド/Mklthd]]、[[知恵の目、ゼンドスプルト/Zndrsplt, Eye of Wisdom#ストーリー|ゼンドスプルト/Zndrsplt]]など)。
 
**フブルスプの人気からか、後に登場したホムンクルスのキャラクターの名前も子音のみとなっている([[フィオーラのその他のキャラクター#ミクルスド/Mklthd|ミクルスド/Mklthd]]、[[知恵の目、ゼンドスプルト/Zndrsplt, Eye of Wisdom#ストーリー|ゼンドスプルト/Zndrsplt]]など)。
 +
*[[Unstable]]でカード化することも検討されたが、[[クリエイティブ・チーム]]には[[黒枠]]で作る計画があったため、そちらが優先された。最終的に[[灯争大戦]]が選ばれたのは、[[ギルド/Guild]]に焦点が当たる[[カード・セット|セット]]ではなく、[[サイクル]]を形成しない[[伝説のクリーチャー]]を作るのに相応しい場所であったため<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/war-games-2019-04-22 War Games]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032410/ 大戦のゲーム](Making Magic [[2019年]]4月22日 Mark Rosewater著)</ref>。
 
*[https://magic.wizards.com/en マジック公式サイト]では、存在しないURLにアクセスしたときに表示される404エラーページの背景に道迷いのイラストが採用されている。[https://mtg-jp.com/ 日本語版公式サイト]でも、同じくフブルスプが使われている。
 
*[https://magic.wizards.com/en マジック公式サイト]では、存在しないURLにアクセスしたときに表示される404エラーページの背景に道迷いのイラストが採用されている。[https://mtg-jp.com/ 日本語版公式サイト]でも、同じくフブルスプが使われている。
 +
*彼をテーマとした[[Secret Lair]]として[[Secret Lair Drop Series/2021年#Fblthp: Completely, Utterly, Totally Lost|Fblthp: Completely, Utterly, Totally Lost]]が作られた。各カードのイラストにはフブルスプが隠れている<ref>[https://secretlair.wizards.com/us/product/696659/fblthp-completely-utterly-totally-lost Fblthp: Completely, Utterly, Totally Lost]([[Secret Lair]]公式サイト)</ref><ref>[https://media.magic.wizards.com/images/wallpaper/where_is_fbithp_2560x1600_0.jpg 壁紙](マジック米国公式サイト [[2021年]]12月8日) - 3枚分を繋げたイラスト</ref>。
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2024年3月2日 (土) 10:14時点における最新版

フブルスプ/Fblthpは、ラヴニカへの回帰ブロックのキャラクター。カードとしては灯争大戦迷い子、フブルスプ/Fblthp, the Lostが初出。

目次

[編集] 解説

ラヴニカ/Ravnicaに住むホムンクルス。小さな身体に大きな一つ眼を持つ(イラスト1イラスト2)。

アゾリウス評議会/The Azorius Senateに奉仕し、対価として食事や住まいなどを支給されている。職務内容は行政官の庭園/The Magisters' Gardenにて、歩道のごみを掃除すること、像に飾られた銘板を磨くこと、何か揉め事があれば警備担当者に知らせること。雇い主からはほとんど無視されていると言ってよいが、彼はその扱われ方に慣れており、草花のアレルギーで時々大きな瞳が痒くなる以外は、安全で素晴らしい日々を送っていた。

性格は非常に憶病。人間/Humanたちの言語を理解することはできるが、発話することはできず、唇から漏れ出す音は「むずかる(whimper)」と表現される。

[編集] 経歴

[編集] フブルスプ/Fblthp

フブルスプの平和な人生はある日、庭園を訪れた拘引者/Arresterのパリーシャ/Parishaによって一転する。誘拐事件の犯人と思わしきラクドス教団/The Cult of Rakdosヴァダクス・ゴー/Vadax Gorを現行犯逮捕するため、囮捜査に協力してほしいと言うのだ。

パリーシャはゴーには指一本触れさせはしないと請け合ったが、実際には拘引者たちが他の悪人との戦闘に巻き込まれているうちに、フブルスプはゴーに攫われてしまった。追いついたパリーシャたちによってゴーは逮捕され、事件は無事に解決した――だがパリーシャがまだまだフブルスプを協力させようとしているのを聞き、彼はむずかった。

[編集] 腹音鳴らしとフブルスプ/Borborygmos and Fblthp

新ファイレクシア/New Phyrexiaによるラヴニカへの侵攻が始まると、彼はまず真っ先に逃げ出した……そしてなぜか侵攻の最前線で、ファイレクシア化したゴルガリ団/The Golgariの大群と対峙することになった。

幸運なことに、近くでファイレクシア人を粉砕していた腹音鳴らし/Borborygmosによって彼は助けられた。サイクロプスの好戦的な性質に触発された彼は、その場に残って支援を行うことにした。フブルスプは脅威が近づくと怯えて鳴き、腹音鳴らしは耳に届く小さな声が叫んでいる者が何であれ、すぐに向き直って叩き潰すことで報いた。こうして、あらゆる角度からの攻撃をカバーできる2人組が誕生した。

[編集] カルロフ邸殺人事件

ストーリー中には登場しないが、各種イラストに登場しておりラヴニカ魔法探偵社での謎解きの1つになっている。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

ギルド門侵犯
道迷い/Totally Lost
ラヴニカの献身
大ムンクルス/Humongulus
Secret Lair Drop Series: Prime Slime
虚空粘/Voidslime(うめき声の一部にfblthpの文字列が含まれるだけなので、登場と言ってよいかは微妙)
Unfinity
行方超不明/Super-Duper Lost

[編集] イラストに登場

ギルド門侵犯
道迷い/Totally Lost
コンスピラシー
疑いなき権威/Unquestioned Authority
基本セット2015
否定の法典/Statute of Denial
ラヴニカのギルド
大集団の行進/March of the Multitudes
ラヴニカの献身
囚われの聴衆/Captive Audience
灯争大戦
道迷い/Totally Lost(新規)
Unfinity
持ち物検査/Bag Check(ぬいぐるみ)、行方超不明/Super-Duper Lost、Familiar Beeble Mascotアート・ステッカー
ホリデーギフトカード
Seasonal Sequels
カルロフ邸殺人事件
カルロフの番犬/Karlov Watchdog犯罪小説家/Crime Novelist大犯罪者/Offender at Largeこっちに行ったぞ/They Went This Way排撃の変異/Repulsive Mutation

[編集] 登場作品・登場記事

ラヴニカへの回帰ブロック
機械兵団の進軍

[編集] その他

[編集] 脚注

  1. Absence/存在しないということMaking Magic 2013年5月13日 Mark Rosewater著)
  2. Tell Me What You Want/おしえてあなたの望むこと(Making Magic 2016年3月7日 Mark Rosewater著)
  3. Twenty Years, Twenty Lessons—Part 2/20の年、20の教訓 その2(Making Magic 2016年6月6日 Mark Rosewater著)
  4. How do you pronounce Fblthp, as in Fblthp from...Blogatog 2017年3月2日)
  5. War Games/大戦のゲーム(Making Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)
  6. Fblthp: Completely, Utterly, Totally Lost(Secret Lair公式サイト)
  7. 壁紙(マジック米国公式サイト 2021年12月8日) - 3枚分を繋げたイラスト

[編集] 参考

MOBILE