ネクロの夏

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しかし、オーストラリアの英雄、[[Tom Chanpheng]]はこの事態を事前に予測し、ネクロポーテンスやネビニラルの円盤を確実に破壊できる[[解呪/Disenchant]]と[[プロテクション]](黒)を搭載した[[クリーチャー]]を中心にした[[白ウィニー]]「[[12Knights]]」を組み参戦したのである。彼の読みは見事に的中し、決勝まで勝ち進んだ。
 
しかし、オーストラリアの英雄、[[Tom Chanpheng]]はこの事態を事前に予測し、ネクロポーテンスやネビニラルの円盤を確実に破壊できる[[解呪/Disenchant]]と[[プロテクション]](黒)を搭載した[[クリーチャー]]を中心にした[[白ウィニー]]「[[12Knights]]」を組み参戦したのである。彼の読みは見事に的中し、決勝まで勝ち進んだ。
  
決勝戦・当時最強[[プレイヤー]]と名高い[[Mark Justice]]が操るネクロディスクのプロテクション([[白]])クリーチャー達に押され[[ライフ]]補充のため自らの[[土地]]を[[Zuran Orb]]に捧げるという劣勢の中、Tom Chanphengはデッキ中にたった1枚しか無い[[天秤/Balance]]([[制限カード]])を引き歴史的な大逆転を起こし、この世界選手権で優勝を飾った。
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決勝戦・当時最強[[プレイヤー]]と名高い[[Mark Justice]]が操るネクロディスクのプロテクション([[白]])クリーチャー達に押され[[ライフ]]補充のため自らの[[土地]]を[[ズアーの宝珠/Zuran Orb]]に捧げるという劣勢の中、Tom Chanphengはデッキ中にたった1枚しか無い[[天秤/Balance]][[制限カード]])を引き歴史的な大逆転を起こし、この世界選手権で優勝を飾った。
  
 
ちなみに彼は[[臨機応変/Sleight of Mind]]によるプロテクション色替え[[ギミック]]を仕込んでいたのだが、デッキ登録の際に唯一の[[青マナ]]源の[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]を[[平地/Plains]]と書き間違えて提出してしまったため使用出来なかったというエピソードがある。
 
ちなみに彼は[[臨機応変/Sleight of Mind]]によるプロテクション色替え[[ギミック]]を仕込んでいたのだが、デッキ登録の際に唯一の[[青マナ]]源の[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]を[[平地/Plains]]と書き間違えて提出してしまったため使用出来なかったというエピソードがある。
  
*このゲームにおける[[メタゲーム]]を説明する格好の材料となる事例。<br />「ネクロの夏」にネクロディスクではなく白ウィニーが優勝したのは、「白ウィニーがこの時期一番強かった」という訳ではなく、周囲に黒いデッキ(ネクロディスク)が溢れており、その対策に特化したからなのだ。言い換えれば「ネクロの夏」であったことが白ウィニーが優勝した最大の要因であるといえよう。
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*このゲームにおける[[メタゲーム]]を説明する格好の材料となる事例。「ネクロの夏」にネクロディスクではなく白ウィニーが優勝したのは、「白ウィニーがこの時期一番強かった」という訳ではなく、周囲に黒いデッキ(ネクロディスク)が溢れており、その対策に特化したからなのだ。言い換えれば「ネクロの夏」であったことが白ウィニーが優勝した最大の要因であるといえよう。
 
*この日の決勝戦・[[Mark Justice]]と[[Tom Chanpheng]]の言わば[[宿命の戦い/Righteous War]]はもう一つの伝説も生み出した。→[[デモコンデス]]
 
*この日の決勝戦・[[Mark Justice]]と[[Tom Chanpheng]]の言わば[[宿命の戦い/Righteous War]]はもう一つの伝説も生み出した。→[[デモコンデス]]
 
<!-- [[宿命の戦い/Righteous War]]は[[ネクロの夏]]をイメージして作られたのですが、幾分昔すぎてURL等の裏付けソースが発見できませんでした。もし情報をお知りの方は記入願えますか? -->
 
<!-- [[宿命の戦い/Righteous War]]は[[ネクロの夏]]をイメージして作られたのですが、幾分昔すぎてURL等の裏付けソースが発見できませんでした。もし情報をお知りの方は記入願えますか? -->

2021年6月3日 (木) 15:52時点における最新版

ネクロの夏(Necro Summer)とは、ネクロディスクが上位を占めた1996年世界選手権の通称である。黒い夏(Black Summer)とも。


Necropotence / ネクロポーテンス (黒)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのドロー・ステップを飛ばす。
あなたがカードを捨てるたび、あなたの墓地にあるそのカードを追放する。
1点のライフを支払う:あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きのまま追放する。あなたの次の終了ステップの開始時に、そのカードをあなたの手札に加える。


1996年世界選手権。選手権前のプロツアーの結果から、青白コントロールアーニーゲドン、そしてネクロポーテンス/Necropotenceをエンジンに据えたネクロなどがメタの中心とされていた。

大会が始まるとネクロ(特にネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskを加えたネクロディスクと呼ばれるもの)の凶悪さが次第に姿を見せ始めた。調整されたネクロディスクは短い間に大成長を遂げ、他のデッキを圧倒したのである。上位はネクロディスク勢が大半を占め、大会は一色に染まった。

しかし、オーストラリアの英雄、Tom Chanphengはこの事態を事前に予測し、ネクロポーテンスやネビニラルの円盤を確実に破壊できる解呪/Disenchantプロテクション(黒)を搭載したクリーチャーを中心にした白ウィニー12Knights」を組み参戦したのである。彼の読みは見事に的中し、決勝まで勝ち進んだ。

決勝戦・当時最強プレイヤーと名高いMark Justiceが操るネクロディスクのプロテクション()クリーチャー達に押されライフ補充のため自らの土地ズアーの宝珠/Zuran Orbに捧げるという劣勢の中、Tom Chanphengはデッキ中にたった1枚しか無い天秤/Balance制限カード)を引き歴史的な大逆転を起こし、この世界選手権で優勝を飾った。

ちなみに彼は臨機応変/Sleight of Mindによるプロテクション色替えギミックを仕込んでいたのだが、デッキ登録の際に唯一の青マナ源のアダーカー荒原/Adarkar Wastes平地/Plainsと書き間違えて提出してしまったため使用出来なかったというエピソードがある。

[編集] 参考

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