サンドルー/Sandruu

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'''サンドルー'''/''Sandruu''は[[ホームランド]]のアメコミとPCゲームBattlemageに登場したキャラクター。コミック版ホームランド以前には、コミックのWayfarerシリーズでサンドルーの名前が度々登場している。
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==解説==
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[[ウルグローサ/Ulgrotha]]の[[アナーバ/Anaba]]族の[[ミノタウルス]]男性で[[プレインズウォーカー]]。ホームランドの守護者[[フェロッズ/Feroz]]の弟子。
  
[[ウルグローサ/Ulgrotha]]の[[アナーバ/Anaba]]族の[[ミノタウルス]]男性で[[プレインズウォーカー]]。[[ホームランド]]の守護者[[フェロッズ/Feroz]]の弟子。
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筋骨隆々とした体躯を誇り、青い外套を羽織っている。友情に厚く、部族の伝統を重んじる気高き精神の持ち主で、[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard#ストーリー|新しさを求めて部族を捨てて、ピットファイターやボディガードに身をやつす若者]]の存在を憂いている。
ホームランドのアメコミとPCゲームBattlemageに登場した。コミック版ホームランド以前には、コミックのWayfarerシリーズでサンドルーの名前が度々登場している。
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筋骨隆々とした体躯を誇り、青い外套を羽織っている。
 
友情に厚く、部族の伝統を重んじる気高き精神の持ち主で、[[アナーバのボディガード/Anaba Bodyguard#story|新しさを求めて部族を捨てて、ピットファイターやボディガードに身をやつす若者]]の存在を憂いている。
 
 
おじに[[ホームランドのその他のキャラクター#Borthon|Borthon(ボーソン)]]がいる。
 
おじに[[ホームランドのその他のキャラクター#Borthon|Borthon(ボーソン)]]がいる。
  
サンドルーは、[[ホームランドの歴史|第19世代期]]にウルグローサにやって来たフェロッズの最初の友人になった人物である。
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===エピソード===
フェロッズにプレインズウォーカーの素質([[プレインズウォーカーの火花|”火花”]])を見出されたサンドルーは彼の弟子となり、数ヵ月の学習を経てプレインズウォーカーに覚醒する。フェロッズを尊敬し父とも呼んだサンドルーは、師匠と部族民に見送られ、意気揚々とウルグローサを旅立った。
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サンドルーは、[[ホームランドの歴史|第19世代期]]にウルグローサにやって来たフェロッズの最初の友人になった人物である。フェロッズにプレインズウォーカーの素質([[プレインズウォーカーの火花|”火花”]])を見出されたサンドルーは彼の弟子となり、数ヵ月の学習を経てプレインズウォーカーに覚醒する。フェロッズを尊敬し父とも呼んだサンドルーは、師匠と部族民に見送られ、意気揚々とウルグローサを旅立った。
  
別の次元を冒険するサンドルーは同じプレインズウォーカーの[[クリスティナ/Kristina]]と出会い恋に落ちる。
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別の次元を冒険するサンドルーは同じプレインズウォーカーの[[クリスティナ/Kristina]]と出会い恋に落ちる。しかし、恋人たちの甘い時間は、クリスティナの元相棒で、かつて彼女に愛を拒絶された男、[[テイザー/Taysir]]によって終わりを告げられる。クリスティナに未練の残るテイザーは、弟子の[[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]]からクリスティナの新しい恋人の情報を入手し、嫉妬に狂ってサンドルーに攻撃を仕掛けたのだ。
しかし、恋人たちの甘い時間は、クリスティナの元相棒で、かつて彼女に愛を拒絶された男、[[Ravidel|テイザー/Taysir]]によって終わりを告げられる。クリスティナに未練の残るテイザーは、弟子の[[Ravidel(ラヴィデル)]]からクリスティナの新しい恋人の情報を入手し、嫉妬に狂ってサンドルーに攻撃を仕掛けたのだ。
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サンドルーは、経験を積んだ強力な敵の能力に圧倒され傷を負う。追い詰められたサンドルーは故郷の[[Koskun Mountains|Koskun Mountains(コスカン山脈)]]まで逃げ着いたが、師匠の到着まで持ち堪えられず、テイザーの魔力で遥か彼方の次元まで飛ばされてしまう。
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テイザーの計算ではサンドルーの帰還には一千年もの時間がかかるはずだった。
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*恋人と離れ離れになったクリスティナはサンドルーとの思い出を大切にしている。
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サンドルーは、経験を積んだ強力な敵の能力に圧倒され傷を負う。追い詰められたサンドルーは故郷の[[Koskun Mountains|Koskun Mountains(コスカン山脈)]]まで逃げ着いたが、師匠の到着まで持ち堪えられず、テイザーの魔力で遥か彼方の次元まで飛ばされてしまう。テイザーの計算ではサンドルーの帰還には一千年もの時間がかかるはずだった。
クリスティナは弟子Jaredに助言する際、「できない(can't)や不可能(impossible)なんて間違っている」というサンドルーの言葉を引用している。
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*恋人と離れ離れになったクリスティナはサンドルーとの思い出を大切にしている。クリスティナは弟子Jaredに助言する際、「できない(can't)や不可能(impossible)なんて間違っている」というサンドルーの言葉を引用している。あるいは、クリスティナの森にはサンドルーと名付けられたライオンがいて、そのライオンに向かってクリスティナが心情を吐露する場面もある。
あるいは、クリスティナの森にはサンドルーと名付けられたライオンがいて、そのライオンに向かってクリスティナが心情を吐露する場面もある。
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だが、わずか数世紀の後、[[アーティファクト]]Mox Beaconの力に導かれるようにしてサンドルーは愛する女性の故郷[[ドミナリア/Dominaria]]の[[コロンドール/Corondor]]に戻ってくる。
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だが、わずか数世紀の後、[[アーティファクト]]Mox Beaconの力に導かれるようにしてサンドルーは愛する女性の故郷[[ドミナリア/Dominaria]]の[[コロンドール/Corondor]]に戻ってくる。そこでサンドルーはMox Beaconの所有者ラヴィデルから告げられる、かつてのあなたの恋人は若造のJaredに奪い取られ、彼女の住むこの次元は外界からの征服者([[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]、[[レシュラック/Leshrac]]、[[ガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada]])に狙われていると。
そこでサンドルーはMox Beaconの所有者ラヴィデルから告げられる、かつてのあなたの恋人は若造のJaredに奪い取られ、彼女の住むこの次元は外界からの征服者([[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]、[[レシュラック/Leshrac]]、[[ガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada]])に狙われていると。
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実は征服者たちもサンドルーと同じく、ラヴィデルのMox Beaconに引き寄せられて集められたのだが、真相を知らないサンドルーはクリスティナに助太刀するのは良いとして、恋敵Jaredかドミナリアの侵略者たちか、どちらと先に戦うか決めかねているのだった。
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ラヴィデルに仕組まれたプレインズウォーカー戦争の幕開けである。
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*公式にはプレインズウォーカー戦争の顛末は語られていないため、サンドルーのその後は不明である(予定されていたアメコミ版プレインズウォーカー戦争は出版されていない)。
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ただし、クリスティナとテヴェシュ・ザット、レシュラックは戦争を生き残っているため、サンドルー生存の可能性も否定できない。
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<!-- [[ホームランド]]のストーリーに登場する[[ミノタウルス]]。
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戦いに疲れた[[フェロッズ/Feroz]]が発見した[[ウルグローサ/Ulgrotha]]で、少数部族の彼は強大な力を秘めており、フェロッズはそれに惹かれて弟子にする。
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彼はフェロッズの下でめきめきと才覚を発揮し、なんと[[プレインズウォーカー]]になった。しかし、若気の至りか調子に乗ってフェロッズの諌めを無視してウルグローサを飛び出したところ、次元飛行中だった[[テイザー/Taysir]]は新参のプレインズウォーカーであるサンドルーに対して攻撃を仕掛ける。
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テイザーはわざとトドメをささず、命からがら逃げさせたサンドルーは、ウルグローサの在りかをテイザーに知らしめることとなる。テイザーはこの豊かな地を支配しようとたくらみ、フェロッズと戦った。両者とも深手を負うのだが、(テイザーは魂の核だけをミノタウルスの祖先に保管されることとなったのだが)フェロッズはこの世界の守護を行うために[[フェロッズの封印/Feroz's Ban]]を作る事となる。
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つまるところ、外界の侵入者から護る必要があるということを自覚させるにいたるキャラクターであったようだ。 -->
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実は征服者たちもサンドルーと同じく、ラヴィデルのMox Beaconに引き寄せられて集められたのだが、真相を知らないサンドルーはクリスティナに助太刀するのは良いとして、恋敵Jaredかドミナリアの侵略者たちか、どちらと先に戦うか決めかねているのだった。ラヴィデルに仕組まれたプレインズウォーカー戦争の幕開けである。
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*公式にはプレインズウォーカー戦争の顛末は語られていないため、サンドルーのその後は不明である(予定されていたアメコミ版プレインズウォーカー戦争は出版されていない)。ただし、クリスティナとテヴェシュ・ザット、レシュラックは戦争を生き残っているため、サンドルー生存の可能性も否定できない。
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==登場==
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*[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]](アメコミ版ホームランド)
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*Battlemage(PCゲーム)
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*[[The Story of the Battlemage Ravidel]]
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[ホームランド]]
 
*[[ホームランド]]
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*[[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]]
 
*[[Ravidel|Ravidel(ラヴィデル)]]
 
*[[ホームランドのその他のキャラクター#Borthon|Borthon(ボーソン)]]
 
*[[ホームランドのその他のキャラクター#Borthon|Borthon(ボーソン)]]
*[[Homelands on the World of MAGIC:the Gathering]](アメコミ版ホームランド)
 
*[[The Story of the Battlemage Ravidel]]
 
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2008年3月17日 (月) 08:19時点における版

サンドルー/SandruuホームランドのアメコミとPCゲームBattlemageに登場したキャラクター。コミック版ホームランド以前には、コミックのWayfarerシリーズでサンドルーの名前が度々登場している。

目次

解説

ウルグローサ/Ulgrothaアナーバ/Anaba族のミノタウルス男性でプレインズウォーカー。ホームランドの守護者フェロッズ/Ferozの弟子。

筋骨隆々とした体躯を誇り、青い外套を羽織っている。友情に厚く、部族の伝統を重んじる気高き精神の持ち主で、新しさを求めて部族を捨てて、ピットファイターやボディガードに身をやつす若者の存在を憂いている。

おじにBorthon(ボーソン)がいる。

エピソード

サンドルーは、第19世代期にウルグローサにやって来たフェロッズの最初の友人になった人物である。フェロッズにプレインズウォーカーの素質(”火花”)を見出されたサンドルーは彼の弟子となり、数ヵ月の学習を経てプレインズウォーカーに覚醒する。フェロッズを尊敬し父とも呼んだサンドルーは、師匠と部族民に見送られ、意気揚々とウルグローサを旅立った。

別の次元を冒険するサンドルーは同じプレインズウォーカーのクリスティナ/Kristinaと出会い恋に落ちる。しかし、恋人たちの甘い時間は、クリスティナの元相棒で、かつて彼女に愛を拒絶された男、テイザー/Taysirによって終わりを告げられる。クリスティナに未練の残るテイザーは、弟子のRavidel(ラヴィデル)からクリスティナの新しい恋人の情報を入手し、嫉妬に狂ってサンドルーに攻撃を仕掛けたのだ。

サンドルーは、経験を積んだ強力な敵の能力に圧倒され傷を負う。追い詰められたサンドルーは故郷のKoskun Mountains(コスカン山脈)まで逃げ着いたが、師匠の到着まで持ち堪えられず、テイザーの魔力で遥か彼方の次元まで飛ばされてしまう。テイザーの計算ではサンドルーの帰還には一千年もの時間がかかるはずだった。

  • 恋人と離れ離れになったクリスティナはサンドルーとの思い出を大切にしている。クリスティナは弟子Jaredに助言する際、「できない(can't)や不可能(impossible)なんて間違っている」というサンドルーの言葉を引用している。あるいは、クリスティナの森にはサンドルーと名付けられたライオンがいて、そのライオンに向かってクリスティナが心情を吐露する場面もある。

だが、わずか数世紀の後、アーティファクトMox Beaconの力に導かれるようにしてサンドルーは愛する女性の故郷ドミナリア/Dominariaコロンドール/Corondorに戻ってくる。そこでサンドルーはMox Beaconの所有者ラヴィデルから告げられる、かつてのあなたの恋人は若造のJaredに奪い取られ、彼女の住むこの次元は外界からの征服者(テヴェシュ・ザット/Tevesh Szatレシュラック/Leshracガイヤドローン・ディーハダ/Geyadrone Dihada)に狙われていると。

実は征服者たちもサンドルーと同じく、ラヴィデルのMox Beaconに引き寄せられて集められたのだが、真相を知らないサンドルーはクリスティナに助太刀するのは良いとして、恋敵Jaredかドミナリアの侵略者たちか、どちらと先に戦うか決めかねているのだった。ラヴィデルに仕組まれたプレインズウォーカー戦争の幕開けである。

  • 公式にはプレインズウォーカー戦争の顛末は語られていないため、サンドルーのその後は不明である(予定されていたアメコミ版プレインズウォーカー戦争は出版されていない)。ただし、クリスティナとテヴェシュ・ザット、レシュラックは戦争を生き残っているため、サンドルー生存の可能性も否定できない。

登場

参考

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