誓いを立てた歩哨、リヴィオ/Livio, Oathsworn Sentinel
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
(1)(白):他のクリーチャー1体を対象とする。それのコントローラーはそれを、それの上に神盾(aegis)カウンターが1個置かれた状態で追放してもよい。
(2)(白),(T):神盾カウンターが置かれた状態で追放されているカードをすべて、オーナーのコントロール下で戦場に戻す。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
共闘を持つ伝説のクリーチャー版隠れ家/Safe Haven。
この系統のカードの中では珍しく、戦場に戻す際に使い捨てにならずに繰り返し戻し続けられるのがウリ。1巡で最低計5マナずつかかるのは重いが、設置がかなり軽い上に追放部分だけなら連続起動が可能。これ自身を追放で守る事はできないものの、例え戻す前にこれが除去されても、これを統率者に指定しているなら再度唱え直してから取り戻せる。除去を撃つ側としてはどのみち最終的にアドバンテージを取り返される事になるので、マナを構えられている限りはなかなかに厄介な保護性能と言える。
戦場に戻す手間のテンポの悪さはあるものの、マナさえ潤沢なら変位エルドラージ/Eldrazi Displacerの様な明滅エンジンに近い運用ができる。リミテッドでもケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Rangerやダスキネルの工作員、ネイディア/Nadier, Agent of the Duskenelなどの、クリーチャーの出し入れのたびにアドバンテージを稼げるクリーチャーを共闘相手に選びたい所。
一応、他プレイヤーのクリーチャーを対象にするのも可能ではあるのだが、追放の選択権は対象のコントローラーにある為、基本的には拒否されるだけなので除去としては機能しないし、コントロールを奪われた自軍クリーチャーの奪還にも使えない。多人数戦で他プレイヤーとの協力を申し入れて助け舟を出すのに使える程度である。
[編集] ルール
- クリーチャー化している非クリーチャー・カードを追放した場合でも、それがパーマネント・カードであるなら2つ目の能力で戦場に戻すことができる。
- 1つ目の能力と2つ目の能力は関連している能力ではない。神盾カウンターをどの効果で置いたかは関係ないため、リヴィオが一旦統率領域へ行き再び唱えたときでも、前のリヴィオによって追放されたカードを戦場に戻すことができる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
統率者レジェンズのレアの単色の伝説のクリーチャーサイクル。いずれも共闘を持つ。
- 誓いを立てた歩哨、リヴィオ/Livio, Oathsworn Sentinel
- 岐路の占い師、エリゲス/Eligeth, Crossroads Augur
- 闇の男爵、センギア/Sengir, the Dark Baron
- 親指なしのクラーク/Krark, the Thumbless
- 東の樹の木霊/Kodama of the East Tree
[編集] ストーリー
リヴィオ/Livioは、フィオーラ/Fioraに住む人間の騎士。男性(イラスト)。
フィオーラは政治的駆け引き、騙し合い、裏切りの次元/Planeだ。貴族が互いを食い物にしている間、平民は苦しまねばならない。リヴィオは、そんなものはもう見たくなかった。ある貴族の家系の唯一の跡取りであった彼は、父がある小村を滅ぼせと命じたとき、無力に見ていることしかできなかった。父は、その土地を所有する他の貴族を困らせるためだけにそう命じたのだ。彼は上着から家紋を引きちぎって父の足元に投げつけ、家名と将来の権利を放棄した。
その瞬間から、リヴィオは平民を守ることに身を捧げてきた。彼は金で買える最高の講師から戦いの訓練を受けており、高層都市パリアノ/Palianoの街路を脅かす殺し屋を打ち負かすだけにとどまらない、充分な技能を持っていた。女王マルチェッサ/Marchesaは権力を握る前の活動的な数年間、彼のことを政治的駆け引きをほんの少しだけ面白くするワイルドカードと見なしていた。だがそれももちろん、地元の商人を脅していた女王の部下の何人かに彼が手をかけるまでのことだった。今のマルチェッサは、リヴィオと少し話をした方がよいと考えている。
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legendary Characters of Commander Legends, Part 1/『統率者レジェンズ』の伝説たち その1(Card Preview 2020年10月30日 Ari Zirulnik and Ethan Fleischer著)