翠玉トンボ/Emerald Dragonfly
提供:MTG Wiki
後の世から見ると、緑としてはかなり特殊なクリーチャー。飛行と(起動型能力とはいえ)先制攻撃を持ち、かつこのコストというのは、かなり破格。
ただ、パワーが低いクリーチャーの先制攻撃はあまり有効ではないこともあり、それほど注目されたカードではなかった。
- トンボと名の付くクリーチャーはこれを含め3匹いるが、クリーチャー・タイプもトンボなのはこれだけだった。2007年9月サブタイプ変更で昆虫に変更され、トンボは廃止された。
- フレイバー・テキストに俳句が書かれた初のカード。のちに基本セット2021の祭殿が登場するまでは唯一だった。
- 英語版は「各行5-7-5音節の3行詩」という英語俳句のルールに忠実である(スラッシュは、詩などの引用の際に「原文ではここで改行されている」ことを意味する記号)。一方日本とアメリカでは自然物と季節感の対応が異なるため、季語は入っていないと考えられる。トンボは日本では秋の季語だが、アメリカでは春から秋まで見られる昆虫でありイラストでも初夏の花であるバラに止まっている。
- 英語版を直訳すると「ちらつき、ひるがえり/矢のように襲いかかり、その後/瞬きしている間に行ってしまった」となる。日本語版では5-7-5に収めるため省略されている。
"Flittering, wheeling,/ darting in to strike, and then/ gone just as you blink."― "Dragonfly Haiku," poet unkown
ひるがえり 矢となり襲う 虫の影― 作者不詳「トンボの俳句」
[編集] 参考
- カード個別評価:レジェンド - コモン2
- カード個別評価:クロニクル - コモン3