知識槽/Knowledge Pool
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どのプレイヤーも唱えた呪文が知識槽の中にある呪文と入れ替わってしまう、混乱系アーティファクト。
軽い呪文を唱えて知識槽の中にある重い呪文を奪ってしまうとお得。しかしお互いが同じように利用できるため調整が難しく、かなり癖の強いカード。使えない呪文が溜まり始めると場を固定、停滞させることが出来るので、基本的にはコントロールで他のフィニッシャーをサポートするカードである。
構築ならこちらのデッキで使わないと機能しない呪文、墓地に行くことに意味のある呪文、X呪文や特定の色マナを要求するパーマネント呪文、追加コストを要求する呪文などを使って、少しでも一方的に利用できる状況にしたい。特に出したターンの返しに大きな呪文を使われても困るので、軽い呪文は必須と言える。軽いインスタントなら対戦相手の呪文に割り込む事ができる上、インスタントでない呪文を瞬速を持っているかのように使うことができるため便利。
- ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirと組み合わせると、相手は(知識槽によって)呪文を一切唱えられなくなる。ただ、フラッシュバックなど手札以外からなら誘発しないため問題なく唱えられる。
- もちろん自分がフラッシュバックで呪文を唱える際にも誘発しないので、デッキの構築の時点で注意したい。
[編集] ルール
- 唱えるカードは、知識槽が戦場に出たときに追放されたものだけでなく、2つ目の誘発型能力で追放された他のカードから選んでもよい。また、他のプレイヤーがオーナーであるカードでもよい。
- 追放されたカードを唱えたならば、それは通常通り解決される。解決後に再び追放されるようなことはない。
- 2つ目の誘発型能力が解決される前に、手札から唱えた呪文が打ち消されるなどしてスタックを離れてしまった場合、能力の残りの部分は何もしない。そのプレイヤーは追放されているカードを唱えることはない。
- 知識槽によって追放されているカードに土地でないカードが残っていなかったとしても、プレイヤーが手札から呪文を唱えればそれは追放される。
- 追放されているカードを唱える際、それがキッカーのような選択式の追加コストを持つならば、それを支払うことができる。カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirthのような強制的な追加コストを持つならば、それを支払わなければ唱えることができない。
- 能力の解決中に呪文を唱えるため、カード・タイプによるタイミング制限は無視される。しかし、それ以外の制限(血の饗宴/Feast of Bloodの条件など)は無視できない。
- 複数の知識槽が戦場にある場合、どのカードがどの知識槽によって追放されているかを区別しなければならない。
- ある知識槽の能力によってカードを唱える場合、その知識槽によって追放されているカードから選ばなくてはならない。他の知識槽によって追放されているカードは選べない。
- スタックに最後に置かれた、最初に解決される能力の発生源である知識槽だけが呪文を追放することができる。他の知識槽の能力は何もしない。
[編集] 参考
- The Ultimate Think Tank / 究極のシンクタンク (WotC、From the Lab、2011年1月20日、文:Noel deCordova)
- Knowledge Pool: The Mailbag (WotC、From the Lab、2011年1月26日、文:Noel deCordova、英語)
- 塚本樹詩のデッキ構築劇場・《知識槽》 (WotC日本公式、週刊デッキ構築劇場、2011年2月10日、文:塚本樹詩)
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ミラディン陣営 - レア