書庫の罠/Archive Trap
提供:MTG Wiki
インスタント — 罠(Trap)
このターン、対戦相手1人が自分のライブラリーを探していたなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく(0)を支払ってもよい。
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを13枚切削する。
この罠を代替コストで唱える場合、結果としてはライブラリーを探された後にカードを切削することになる。悪魔の教示者/Demonic Tutorに代表される手札に加える系のサーチ呪文にはあまり意味がないが、神秘の教示者/Mystical Tutor等のライブラリーの一番上に置く類のサーチ呪文に撃てば、そのサーチを実質無効にできる。
生撃ちでのライブラリー破壊と見ても、不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkableと比べると重く感じるものの、インスタントなので隙が少なく、そう悪くはない。
スタンダード環境には同セットで登場したフェッチランドに加え、Caw-Bladeの石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(後に禁止)と戦隊の鷹/Squadron Hawk、赤緑ヴァラクートの原始のタイタン/Primeval Titanと各種土地サーチ呪文など、仮想敵が多い。墓地利用デッキに対しては逆効果になる点と、引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどにより簡単に対策されてしまう点には注意。
リミテッドでは通常40枚のデッキが多いので、13枚も切削できるのはかなり強力。ゲームが長引いているなら、これ1枚で勝ててしまうこともあるだろう。代替コストには青マナは不要なため、敵がサーチカードを利用している事が判明したら、色が合わなくてもお守りに入れる事も検討できる。
モダンではフェッチランドがほとんどのデッキで採用されるため、ライブラリー破壊デッキに4枚採用される。
- 初期手札に書庫の罠が4枚あり、対戦相手が先攻1ターン目にフェッチランドを起動したりすると、「書庫の罠13枚×4」+「初期手札7枚」+「土地のサーチ1枚」で60枚。次のドローができずにライブラリーアウトとなる。
- 流刑への道/Path to Exile、幽霊街/Ghost Quarterなどの対戦相手にライブラリーを探させるようなカードを使ってから連発するという戦略も考えられる。
- 廃墟の地/Field of Ruinや対称な対応/Scheming Symmetryのようにサーチが強制であるものならなお良い。
- これを唱えた後、さらに同セット内の貪欲な罠/Ravenous Trapもタダで唱えることができる。
- エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensorによって、「ライブラリーの上4枚を探した」場合でも、「ライブラリーを探した」内に入る。