小村の先兵/Hamlet Vanguard
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護法持ちの人間・戦士。他のトークンでない人間1人につき+1/+1カウンターが2つ乗った状態で戦場に出る。
人間・クリーチャーを1体でもコントロールしていれば3/3護法2として戦場に出るので、大型クリーチャーが売りの緑であることを差し引いても十分3マナ相応のパフォーマンスを示してくれる。1マナの人間・クリーチャーを1ターン目1体、2ターン目2体と計3体並べていれば、引き次第では7/7護法2が3ターン目に戦場に現れることになる。そこまでうまくいかなくとも、人間デッキなら小細工無しで召喚するだけで護法2を盾として雑に殴り続けるファッティとして盤面を制圧することも難しくない。中盤以降、護法2がテンポ・アドバンテージとしてしか機能しなくなったとしても、火力や格闘などサイズが影響するタイプの除去には相応に耐えてくれる。特にクリーチャーの並びやすいリミテッドでは強烈な制圧力を発揮してくれるだろう。ただしチャンプブロックで凌がれやすいことを考えると、フィニッシャーとして活用するにあたって巨大な力/Massive Mightあたりを一緒にピックしておきたい。
構築においても同様に、人間の部族デッキに採用できる。おおよそ全体的にやや小粒な印象が強い人間としてはいきなり抜きん出たサイズで戦場に出せるため、全体強化のための時間を稼ぐ手段としても立派に仕事をしてくれる。ただし、戦場に出た後はフレンチ・バニラ同然であることに加え、トークンを用いた横並びを活用するタイプのカードが多い人間デッキではうまくシナジーを形成できない状況も時として発生しうる。リミテッド同様、何らかの手段でトランプルや飛行など回避能力を付与させる一手間を設けて決定打に繋げたい。加えて、事前にある程度戦場にトークンではない人間・クリーチャーを展開させておきたいという目論見を見抜かれ、直前に全体火力や全体除去、あるいはコンスタントな除去を繰り返されると本領を発揮しづらいという弱点も持つ。まさに人間らしく、他のクリーチャーと互いに協力して弱点をカバーし合うようなデッキにこそ投入すべきだろう。