久遠の歌の咆哮/Roar of Endless Song
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エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― 緑の5/5の象(Elephant)クリーチャー・トークン1体を生成する。
III ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしている各クリーチャーのパワーとタフネスをそれぞれ2倍にする。
ティムール/The Temurの信仰するエネルギー、久遠の歌/The Endless Songにまつわる英雄譚。
- III-
- 自分の全クリーチャーのパワー/タフネスを倍にする。
- I,II章で生成した象だけでも合計パワーは20となり、2人対戦ならば致死量の打点となる。
- もちろん、他にクリーチャーを並べていればさらに効果は上昇する。
パンプアップしかできないカードと比べトークン生成がある分腐りにくく、単独でゲームエンド級の打点を供給できるのが持ち味。しかし英雄譚特有のタイムラグと、回避能力を与えられない点が合わさり評価を落とす。具体的にはIII章に向けて準備している間に対戦相手にブロッカーを展開されると、チャンプブロックによりIII章の持ち味を活かしづらくなる。もちろん、III章までの間にクリーチャーを除去される恐れもある。
クリーチャー軸のデッキにおけるエンドカードとしての役割に期待するならば、踏み荒らし/Overrun系カードの方が奇襲性・速効性の面でも、回避能力を付与できるという面でも優れている。このカードを活かすならば、サイズ倍化と相性が良いトランプル持ち大型クリーチャーと併用したい。そのほか、ガラクの蜂起/Garruk's Uprisingはトランプル付与で弱点を補えるうえ、I,II章で計2枚ドローできるので相性が良い。
構築ではピーキーさからあまり振るわない一方、リミテッドではボムレア。戦闘が主体になるフォーマットの性質上III章が機能しやすく、強力なエンドカードとなれる。タルキール:龍嵐録において、タフネスに依存しない全体除去は神話レアの生を産む死/Death Begets Lifeとスペシャルゲストの破滅の根本原理/Ruinous Ultimatumのみであり、III章を目前に更地にされるということもまずない。仮にIII章でトドメを刺せなくても、5マナで5/5を2体並べたというだけでマンモスの咆哮/Mammoth Bellowよりもマナ効率で優れている。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
タルキール:龍嵐録の英雄譚のサイクル。各氏族/Clanを象徴し楔3色に各1枚存在する。稀少度はレアで英雄譚としては初めてボーダーレス版のブースター・ファンが存在する。
- 祖先たちの蘇生/Revival of the Ancestors
- 道の再発見/Rediscover the Way
- 誉れある死者の目覚め/Awaken the Honored Dead
- 統一の雷鳴/Thunder of Unity
- 久遠の歌の咆哮/Roar of Endless Song
[編集] 参考
- トークン・カード(公式カードイメージギャラリー)
- 久遠の歌/The Endless Song(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:タルキール:龍嵐録 - レア