フェリダーの君主/Felidar Sovereign
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ゼンディカーで登場した新しい勝利条件つきカード。クリーチャーでの勝利条件カードは史上初である。
勝利条件そのものは忍耐の試練/Test of Enduranceに近い。必要なライフが10点低くなっているが、2マナ重くなっていることとクリーチャーとエンチャントの破壊されやすさの違いによるものだろう。
絆魂がついているため忍耐の試練と違いこれ自身がライフを稼ぐことができるのも利点。クリーチャーとしても4/6警戒絆魂と、6マナのクリーチャーとしての風格は備えていると言えよう。警戒と高いタフネスのおかげで状況次第ではブロッカーがいても攻撃してライフを稼いでくれるだろう。総じて、フレイバー・テキストの通り(プレイヤーが)「生き残る」ことに関しては相当強力なクリーチャーであるといえる。
ただ、ゼンディカー時点の環境で絆魂つきクリーチャーには悪斬の天使/Baneslayer Angelという強力なライバルが存在しており、単純に絆魂がついたクリーチャーが欲しいだけならば天使のほうに軍配が上がるため、こちらが用いられることはなかった。
- 変種ルールではライフ40点が緩い条件なことも多々ある。ヴァンガード戦や双頭巨人戦など。
- ゼンディカーの事前情報として与えられた、「ルール文章においてあなたはこのゲームに勝利すると書かれているクリーチャー」である(参考)。
- クリーチャーでの勝利条件カードが史上初であったこともあってか、初出のゼンディカーでは神話レアであったが、その後は勝利条件を持つクリーチャーが多く登場しており、戦乱のゼンディカー再録時にはレアに格下げされた。また、フレイバー・テキストも新規のものに変更されている。
- 20 Ways to Win Commander Deck版ではタヌキ(イヌ科)にされている。