スライ/スタンダード/時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期
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時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のスタンダードにも存在する。
モーニングタイド以降、青黒フェアリーに対抗するために赤単デッキはバーンタイプのものが主流となっていたが、シャドウムーアで復讐の亜神/Demigod of Revengeが登場したことにより、ビートダウンデッキが増加する。
クリーチャー — キスキン(Kithkin)
(赤/白):運命の大立者は基本のパワーとタフネスが2/2であるキスキン(Kithkin)・スピリット(Spirit)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者がスピリットである場合、それは基本のパワーとタフネスが4/4であるキスキン・スピリット・戦士(Warrior)になる。
(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白)(赤/白):運命の大立者が戦士である場合、それは基本のパワーとタフネスが8/8であり飛行と先制攻撃を持つキスキン・スピリット・戦士・アバター(Avatar)になる。
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 戦士(Warrior)
アッシェンムーアの抉り出しではブロックできない。
4/4クリーチャー — スピリット(Spirit) アバター(Avatar)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたの墓地にある名前が《復讐の亜神/Demigod of Revenge》であるすべてのカードを戦場に戻す。
飛行、速攻
その勢いは運命の大立者/Figure of Destinyの登場によって絶対的なものになり、環境のビートダウンデッキ最右翼としてメタゲームの頂点に君臨することになる。
ビートダウン型の赤としては珍しいマナカーブを描いているのが特徴で、前半戦の打点を稼ぎつつパワー、タフネスや能力によって中~後半においても無駄にならないカードが多数選択されている。主力となる運命の大立者や血騎士/Blood Knight、アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gougerは同マナ域の緑のクリーチャーにも劣らないサイズであり、ビートダウンの天敵である台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finksを踏み越えていくパワフルなアタッカーとして対戦相手のライフを速やかに削り取る。そして最終的には復讐の亜神のカードパワーで一気にフィニッシュする。
特にこの環境のスタンダードはカードプールの広さから異様なまでのカードパワーの高まりを見せ、後期型では最強の1マナ・クリーチャーとも謳われたモグの狂信者/Mogg Fanaticすらデッキに入らない場合がある。
また火力にも特色が出ており、環境に多数存在するカメレオンの巨像/Chameleon Colossusや霧縛りの徒党/Mistbind Clique、また同系の「タフネス4」に対応するために、プレイヤーにはダメージが入らない雪崩し/Skredを採用している。
ボードコントロールに弱いのはビートダウンの宿命だが、そのようなデッキは多色土地を多用するため、隙を突いて月の大魔術師/Magus of the Moonを通すとあっという間に手詰まりになることが多い。しかし、このカードは同系に対して非常に弱いため、メタゲームが赤単に寄り過ぎている場合はサイドボードに回すこともある。
非常に色拘束が強いデッキであるため、神の怒り/Wrath of Godに強いアタッカーこと変わり谷/Mutavaultは不採用。しかし、1枚1枚のカードパワーがかつてないほどに高く、全体除去後も脅威を連発するためそこまで大きなデメリットではないとされる。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリコペンハーゲン08 準優勝 (参考)
- 使用者:斎藤友晴
- フォーマット
スライ(TSP+LRW) [1] | |||||||||||||||||||||||
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- 1マナ域8枚、2マナ域4枚、3マナ域8枚、5マナ域4枚というマナカーブだが、これでも最もスタンダードなレシピである。
- ちなみに月の大魔術師/Magus of the Moonをサイドに回す形だと、その枠にはボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gangが入っている。マナ域変わらず。
- 土地が24枚であるが、これだと復讐の亜神/Demigod of Revengeが5ターン目に出せることは少ない。それでも惜しげもなく4枚採用という辺りにこのカードのパワーが窺える。