氷結地獄/Cryoclasm
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赤の対抗色である白と青を狙い打つ土地破壊呪文。対戦相手が平地または島をコントロールしていれば3点本体火力のついた石の雨/Stone Rainとなる。
平地または島がないと役に立たないため、これは主に白や青デッキに対するサイドボード候補といえる。一方、デュアルランドやショックランドなど複数の土地タイプを持つ土地が良く採用される環境では、対象にできる土地が増えるので使い勝手は相対的に上がり、メインから採用されることも。
- 発音は「クライ-オゥ-クラズム」が近い。「Cyroclasm」ではない。
利用
ラヴニカ・ブロック当時のスタンダードにはショックランドがあった上に、ボロスウィニーやウルザトロンなど白や青の絡むデッキが非常に多かった。そのため赤を含んだビートダウンではよくサイドに積まれ、土地破壊デッキではメインでもよく採用された。3マナの土地破壊呪文がこれと石の雨だけしかなく、これを使わざるを得なかった面もある。
関連カード
サイクル
コールドスナップの2色同時対策カードのサイクル。いずれも第10版の色対策カードとして再録される。
- 発光/Luminesce
- 瞬間凍結/Flashfreeze
- 死の印/Deathmark
- 氷結地獄/Cryoclasm
- カープルーザンの徘徊者/Karplusan Strider
その他の関連カード
- 平地破壊か島破壊を選択できる赤のソーサリーには、混沌の支配/Reign of Chaosがある。
- 土地破壊とダメージを同時に行う赤のカードには溶鉄の雨/Molten Rainがある。そちらは対象に制限は無いが、基本でない土地の場合にだけダメージを与えられる。
- カード名は紅蓮地獄/Pyroclasmと対になっている。こちらが「氷を破壊すること」に対して、そちらは「炎による破壊」。
ストーリー
氷の大地の上で何世紀も暮らしてきたテリシア/Terisiareの住民。しかし”雪解けの時”/The Thawへと時代は移り、人々は生活の場を失い、時に氷の裂け目に飲み込まれる(イラスト)。
- 「cryo」は「低温」「冷凍」を、「clasm」は「破壊」を意味し、この「Cryoclasm」というカードは「凍った地面が破壊されてできた断層」を表現している。「Pyroclasm」を「紅蓮地獄」と和訳した先例に倣ってか「氷結地獄」とされたが、「凍りつく地獄」では反対の意味合い。