グレーター・ゴイフ
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グレーター・ゴイフ(Greater-goyf)は、大いなるガルガドン/Greater Gargadonとタルモゴイフ/Tarmogoyfのシナジーをメインとした赤緑のビートダウンデッキ。 デッキ名もこの2枚に由来する。
第10版でモグの狂信者/Mogg Fanatic、包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander、火葬/Incinerateなどの高性能な赤のカードが多数再録されたため、第9版以前の瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Mauler、炎樹族のシャーマン/Burning-Tree Shamanなどのマルチカラークリーチャーを多用するグルール・ビートに代わりこちらが赤緑ビートダウンの主流となった。
クリーチャー — ビースト(Beast)
待機10 ― (赤)
アーティファクト1つか、クリーチャー1体か、土地1つを生け贄に捧げる:大いなるガルガドンから時間(time)カウンターを1個取り除く。大いなるガルガドンが待機状態であるときにのみ起動できる。
クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*大いなるガルガドン/Greater Gargadonの待機時の能力により各種パーマネントを生け贄に捧げ、タルモゴイフ/Tarmogoyfのサイズを増強する。
その他の部分は純正のスライと同じであり、ウィニークリーチャーと赤の火力で構成される。 もともと上記2枚のカードは単体で十分強力であり、別に2枚が揃わなくとも相手を圧倒することができる。
その他のクリーチャーとしてはモグの戦争司令官/Mogg War Marshalや包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderなど大いなるガルガドン/Greater Gargadonと相性のよいクリーチャーが採用されるが、この2枚のカードもシナジーを形成し、さらに単体でも水準以上である。 火力も火葬/Incinerate、裂け目の稲妻/Rift Boltなど近年まれに見る高水準のカードが投入されており、ラヴニカ・ブロックが使用可能であればさらに黒焦げ/Charやタルモゴイフ/Tarmogoyfと相性のよい炎の印章/Seal of Fireは大体採用される。
高性能の赤のクリーチャーと火力により緑に頼らなくても十分なデッキが組めるので安定性のため赤がメインでタッチ緑という構成をとることが多いが、赤単に比べて緑のタッチによりサイドボード後のデッキの幅に格段の差が出ることになる。 樹上の村/Treetop Village、ペンデルヘイヴン/Pendelhaven、怒りの穴蔵、スカルグ/Skarrg, the Rage Pitsなどの強力な特殊地形を使用可能になる意義も大きい。