誘拐/Abduction
提供:MTG Wiki
青のコントロール奪取エンチャントの1種。強すぎといわれていた支配魔法/Control Magicの改善版と言われていた。
支配魔法と同様に相手クリーチャー1体のコントロールは奪えるが、それは墓地送りになると、オーナーの元に戻ってしまう。そのため、この手の「奪う」効果の常套手段の1つである「奪ったパーマネントを生け贄にすることで除去として使う」ことができなくなっている。相手から見ても、エンチャント破壊以外の方法、ありていに言って普通の除去でも奪われたクリーチャーを取り返せるので、支配魔法よりは対処しやすい。
支配魔法より対処しやすいとはいえ、それでも十分に強力なカード。コントロール奪取カード自体がそれほど多くないため、ミラージュ・ブロック時代は青単イリュージョニストなどで使われた実績がある。
第6版再録後は不実/Treacheryや威圧/Dominateのような強力なライバルの存在から、コントロール奪取カードとしての活躍は少なかった。しかし、自分のクリーチャーにつけても戻ってくるという特性に注目され、玉虫アルターが作られた。
- まやかしの死/False Demiseと比較してみるのも面白いだろう。どちらも自分のクリーチャーを救ったり、相手のクリーチャーを奪ったりといった使い方ができる。
- イラストはウェザーライトの最初にシッセイ/Sisayが誘拐された場面。つまりここからウェザーライト号の物語が始まるのである。